第4話 協定

 最上「と、いうことだ」

 全てを語り終えた最上はイザに請う


 最上「協力してほしいんだわ、おれたちの異世界征服をよ」


 カチャと、イザの背後に組員が銃口を向ける


 最上「ハハハ!無論、断れば殺す」


 イザ「...葉巻あるかい?」


 最上「勿論」

 最上は裾から葉巻を一本取り出す


 ジュッとジッポライターで火を付け、イザに渡した

 イザ「おれを誰が殺せるって?」


 牧本の顔色が変わり


 牧本「最上さん、今すぐこの部屋から逃げ...」


 ドゴォ!


 とんでもない速度で牧本の顔を殴った


 組員「き、貴様ぁ!」


 バンバン!イザに銃弾を放つが、イザは机の下へと避けた


 イザは組員へ椅子を投げつけた


 組員「ぐはぁ!」


 その場に倒れた組員


 イザ「あーあー、やっぱいつの時代になっても人間の戦闘は変わらないんだな」


 イザは拳銃を拾い上げ、にやにやする最上に向けた


 イザ「これでもお前には感謝してる、瀕死から生き返らせてくれてよ」


 最上「期待通りだわぁ!イザ!やっぱり俺らは同類だ!」


 最上「殺したければ殺せよ!おらぁもう満足だ!」

 最上は笑みを浮かべ、イザを見つめる


 イザ「...」

 イザは無言のまま銃をポケットへしまった


 イザ「久々だよ、同じ悪党に会えたのは」


 イザ「いいよ、協力する」


 最上「おれぁわかってくれて嬉しい!」

 最上はイザに抱き着いた


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