第67話 隠れてばっかりで任せっきりでバツが悪いところに、多方面からの爆弾連続投下は鬼畜の所業に違いない。
ふぅ……俺はまだやることはないか。
何が好きで用具倉庫でくつろがないといけないのだろうか。
まぁくつろげるだけマシだけど。
よく考えたら会長って戦闘系統のスキルを持ってなかったよな。
そうか、素がチート性能タイプか。
それはそうと、通知さんがかなり控えめになってきてくれて助かる。
助かるとは言っても日常生活に支障をきたす程度にはうるさいけど。
それにしてもこのまま隠れるだけっていうのも暇だな。
それと同時に申し訳無さも感じてしまう。
[スキル『光学迷彩レベル1』、『遮蔽レベル1』、『妨害レベル1』、『隠密レベル1』、『潜伏レベル1』、『隠蔽レベル1』、『気配遮断レベル1』、『魔力遮断レベル1』、『消音行動レベル1』、『殺気抑制レベル1』、『不可視化レベル1』、を獲得しました。]
[スキル『光学迷彩レベル1』、『遮蔽レベル1』、『妨害レベル1』、『隠密レベル1』、『潜伏レベル1』、『隠蔽レベル1』、『気配遮断レベル1』、『魔力遮断レベル1』、『消音行動レベル1』、『殺気抑制レベル1』、『不可視化レベル1』、を獲得しました。]
[スキル『光学迷彩レベル1』、『遮蔽レベル1』、『妨害レベル1』、『隠密レベル1』、『潜伏レベル1』、『隠蔽レベル1』、『気配遮断レベル1』、『魔力遮断レベル1』、『消音行動レベル1』、『殺気抑制レベル1』、『不可視化レベル1』、を獲得しました。]
[スキル『光学迷彩レベル1』、『遮蔽レベル1』、『妨害レベル1』、『隠密レベル1』、『潜伏レベル1』、『隠蔽レベル1』、『気配遮断レベル1』、『魔力遮断レベル1』、『消音行動レベル1』、『殺気抑制レベル1』、『不可視化レベル1』、を獲得しました。]
[スキル『光学迷彩レベル1』、『遮蔽レベル1』、『妨害レベル1』、『隠密レベル1』、『潜伏レベル1』、『隠蔽レベル1』、『気配遮断レベル1』、『魔力遮断レベル1』、『消音行動レベル1』、『殺気抑制レベル1』、『不可視化レベル1』、を獲得しました。]
︙
︙
[スキル『光学迷彩レベル1』、『遮蔽レベル1』、『妨害レベル1』、『隠密レベル1』、『潜伏レベル1』、『隠蔽レベル1』、『気配遮断レベル1』、『魔力遮断レベル1』、『消音行動レベル1』、『殺気抑制レベル1』、『不可視化レベル1』、を獲得しました。]
[スキル『光学迷彩レベル1』、『遮蔽レベル1』、『妨害レベル1』、『隠密レベル1』、『潜伏レベル1』、『隠蔽レベル1』、『気配遮断レベル1』、『魔力遮断レベル1』、『消音行動レベル1』、『殺気抑制レベル1』、『不可視化レベル1』、を獲得しました。]
[スキル『光学迷彩レベル1』、『遮蔽レベル1』、『妨害レベル1』、『隠密レベル1』、『潜伏レベル1』、『隠蔽レベル1』、『気配遮断レベル1』、『魔力遮断レベル1』、『消音行動レベル1』、『殺気抑制レベル1』、『不可視化レベル1』、を獲得しました。]
[スキル『光学迷彩レベル1』、『遮蔽レベル1』、『妨害レベル1』、『隠密レベル1』、『潜伏レベル1』、『隠蔽レベル1』、『気配遮断レベル1』、『魔力遮断レベル1』、『消音行動レベル1』、『殺気抑制レベル1』、『不可視化レベル1』、を獲得しました。]
[スキル『光学迷彩レベル1』、『遮蔽レベル1』、『妨害レベル1』、『隠密レベル1』、『潜伏レベル1』、『隠蔽レベル1』、『気配遮断レベル1』、『魔力遮断レベル1』、『消音行動レベル1』、『殺気抑制レベル1』、『不可視化レベル1』、を獲得しました。]
[スキル『光学迷彩レベルMAX』、『遮蔽レベルMAX』、『妨害レベルMAX』、『隠密レベルMAX』、『潜伏レベルMAX』、『隠蔽レベルMAX』、『気配遮断レベルMAX』、『魔力遮断レベルMAX』、『消音行動レベルMAX)、『殺気抑制レベルMAX』、『不可視化レベルMAX』、に統合しました。]
[規定数を超える気配遮断系統スキルが最大レベルに達しました。]
[ユニークスキル『隠遁者』に統合進化しました。]
[統合元のスキル全てが最大レベルであることを確認しました。]
[ユニークスキル『隠遁者Ⅴ』に昇華しました。]
うっざ。
何を言ってるんだよ。
せっかく人が通知に対して褒めてたところなのにさ。
今ので台無しだよ!
うっかり叫びそうになったわ!
絶対に俺のことからかってるよな。
……はあ。
____________
どうやら羽澄さんが説得を始めたらしい。
まるっきり羽澄さんに任せっきりなのはなんか忍びないな。
まあ、ここまで酷い苦労をしてきたんだ。
その休憩って考えればそこまででもないか。
実際に今の俺はこうやってくつろいでる訳だし。
でも俺が当事者なわけだから一応は話を聞いておいた方がいいよな。
[スキル『地獄耳レベル1』を獲得しました。]
今使いたいスキルではあるけど、一番欲しくないスキルだった……
正直音に関わるスキルは耐性以外にほしくない。
使いたくない。
「お姉ちゃん……どうして鈴村君をそんな敵視してるの? あの人私を放っていくような人だよ? 彼にとって私は興味の対象ですらないと思うんだけど……」
「……そんな風を装ってるだけでしょ。だってひかりのステータスを勝手に見てたのよ? 絶対にあなたのことを狙っているはずに違いないわ。」
「お姉ちゃん……ステータスとかなにふざけたこと言ってるの? 今はそういうこと言ってる状況じゃないと思うけど」
「本当の話よ。言わば、ひかりは個人情報を盗み見られたのよ!? 大切な妹の個人情報を盗み見られてそんなの許せるわけないでしょ!」
「うーん……まあでもそのぐらいだったら別に許容範囲じゃないかな? 私は別に嫌じゃないけど……」
「危機感をもっと持ちなさい。あの不届き者はあなたに対して興味のないふりをしてるだけで絶対にあなたのこと狙ってるよ。これだから男子は信用できない……とにかく鈴村って同級生からは距離を置きなさい。分かった?」
うわぁ……こんなの最早ただの説教だろ。
本当にごめんっ、俺のせいで辛い目にあってしまって。
あと、会長……俺たち今離れすぎると両方とも死ぬんだわ。
それ妹を見殺しにする行動だぞ!
って会長はそのこと知らないから言ってるんだったな。
にしても、滅茶苦茶だ。……沙耶よりはクソほどマシだけど。
「それはお姉ちゃんの勝手でしょ? 私は自由に過ごしたいの。分かった? お願いだから私のクラスメイトに酷いことしないであげて」
……今の言葉ってなんか変じゃね?
脈絡がないっていうか、なんか根拠が根拠になってない。
ってダメだ。羽澄さんは一生懸命俺をかばってくれてるんだから、そんなことどうでもいいじゃないか。いややっぱり気になる。気になっちゃうものは仕方ない。
気になるだけで止めておけばいっか。言葉に出さなければいいもんな。
沙耶は声に出しちゃうけど。
[スキル『庇護レベル1』を獲得しました。]
えっと……いつまで待てばいいんだろう。
やっぱり、この口論が終わるまではダメかも。
かと言ってこのまま待ち続けていてもどうにもならない。
やっぱり俺が弁明しにいった方がいいんじゃ……だって本当に申し訳ないし。
[それは逆効果になる可能性が高いのでやめたほうがいいと思われます。現在の羽澄みおりの精神状態は興奮状態にあります。よって、現在接近するのは非常に危険です。それでもどうしても進みたいというなら止めませんが助言を受け入れることを推奨します]
やっぱりそうだよな……危ない、せっかくの羽澄さんの厚意をうっかり無駄にしてしまうところだった。……あれ?こんな状況こそ沙耶に任せたら何とかなるのでは?
だってあいつ人の話とか聞かないし。
一人で突っ走るタイプだし。
それでいて本人的には毎回良いようにいってるっていうのがまた気に食わない。
前まではこんな事思わなかったのに……
「どうして聞いてくれないの? お姉ちゃん本当にひかりが心配で言ってるのに……私の忠告は要らなかった?」
「うん。正直面倒くさかった。今まで我慢してたけど相当面倒くさかったよ。ようやく言えてスッキリしたくらいだよ」
「そう……ごめんなさい……」
もうそろそろ出ていっても良い頃合いか?
[今もその頃合いではないかと。現在も羽澄みおりは強い興奮状態にあります。マスターが目の前に現れた場合、高確率で戦闘になるでしょう。]
え? まだ根に持ってるの?
ってそうか……羽澄さんに聞いてたけど相当面倒なタイプだったな。
疲れる。
[スキル『根付きレベル1』を獲得しました。]
どうしよう……
マジでやることない。
こんな微妙な時間だと寝ることもできないし、それに今寝たら万が一にも見つかったらボコボコにされて連鎖的にゲームオーバーって展開にも繋がり兼ねない。
[スキル『連鎖レベル1』を獲得しました。]
[スキル『連鎖レベル2』に統合しました。]
そうなるのは俺の望むところではない。
よって久しぶりの安寧なのにくつろいではいても、気は全然楽にできない。
どうにも俺はついてない。
人にやってもらってる立場でこんな不安たらたらなのも申し訳ないがこればかりは不可抗力ってやつだろう。
_______
――長い。
もう2時間経ったぞ。
もしかしてまだ俺が出てくること狙ってるとか?
[その可能性は十分考えられます。]
うわぁ……面倒くさい。
これで沙耶には及ばないって事実。
沙耶はやっぱり規格外だってことを実感する。
十分あのシスコン会長もヤバいとは思うけど。
あの人は妹が絡むときに限るからまだマシ。
それ以外では常識人だし。
でも妹が絡んだ瞬間に目の前が見えなくなるのはやめて欲しいが。絶賛今困らせられてる訳だし。
「あ、いた。そんなところに隠れてたんですか。やはり信用できませんね」
あ、ヤバい。
誰か助け……
「おーい! ちょっと待ってよ! この蜂本当にしぶとすぎだよ……こうなったら……『
ヤバい!
紗耶だ。沙耶がやらかした。
どうにかしないと……どうにか……
こんな大魔法放たれたら学校どころか街が吹き飛ぶって。
もう嫌だ。本当に嫌だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます