第53話 あっさりと運で勝ったからって文句言われる筋合いはないと思う。
相手の結界を何もかもを貫通して攻撃が通る。
でも大して効いている様子はない。
もうすぐ斬撃の雨は止まる。
もう一度放つか……?
「『風操作:砂塵嵐』、『剣聖技:空裂斬』……合技——塵碧空穿刃」
[称号『超重溜息迫撃砲』の効果が発動します。]
[溜息の回数を測定……2259回。]
[威力の計算を算出……倍率、4618倍。]
[称号『超重溜息迫撃砲』の効果が発動しました。]
[称号『
[称号『殺戮マシーン』が発動しました。]
[幻獣種:『
[称号『殺戮マシーン』が発動しました。]
[幻獣種:『
[幻獣種:『
[称号『殺戮マシーン』が発動しました。]
[幻獣種:『
[幻獣種:『
[称号『殺戮マシーン』が発動しました。]
[幻獣種:『
[幻獣種:『
[称号『殺戮マシーン』が発動しました。]
[幻獣種:『
巨体が揺れた。
でも確実に殺せたはず。
通知でもそう言ってるし。
[幻獣種:『
[称号『殺戮マシーン』が発動しました。]
[幻獣種:『
……復活?
ズルくない?
何回復活してきてんだよ。
こんなのチート以外の何物でもなくないか?
この調子でも多分……
[幻獣種:『
[称号『殺戮マシーン』が発動しました。]
[幻獣種:『
巨体がドサッと落ちる。
既視感のある光景が目の前に広がる。
ただその時と違うのは、表面的には傷一つ負ってない事だけだろう。
それでも追加の斬撃は止まらない。
[称号『
[スキル『鑑定』を発動します。]
______________
【称号】
また、味方にもこの効果は発動する。
______________
【称号】
幻獣の一体を討伐した者に与えられる称号。
対幻獣戦のとき、全ステータスに補正がかかる。
また、味方にもこの効果は発動する。
______________
【称号】
同一個体を文字通りリスキルした者に与えられる称号。
戦闘中に敵対対象が復活する際、自分のレベル/相手のレベルの確率で無条件に相手を即死させる。
ただし称号の効果は任意でしか発動できない。
______________
……いきなりぶっ込んで来たなおい!
ストレスにストレスを重ね合わせるとか鬼ですか?
それとも悪魔ですか?
[『
いや、どっちも普通にいるんだろうけどさ……
そういうことじゃなくて……
もういいや。
こんなポンコツに何か求めるだけ無駄だ。
[条件を満たしました。]
[スキル『炎熱無効』を獲得しました。]
[ユニークスキル『炎熱操作』、『永劫の燈』、『神炎』を獲得しました。]
[エクストラスキル『幻獣召喚』を獲得しました。]
……あい変わらずうっさ。
まあ、めちゃくちゃムカついてたし、スカッとしたからプラマイゼロかな。
……全然そんなことなかったわ。
まあ取り合えず一段落済んだしもう帰ろう……
[幻獣種:『
……だろうな。
さっきからアホほど復活してたし。
若干少しずつ遅くなってたけど。
もう面倒な気がしてならないんだけど……
あと一撃入れよっかな……
[忠告です。『合技――塵碧空穿刃』は週に3度までしか使用できません。よって緊急時に備えて使用は控えるべきです。]
そんなの知ってるよ!
でもあそこまで言われて、それで結局何回も復活されたらやりきれないだろ!
[忠告です。『合技――塵碧空穿刃』は週に3度までしか使用できません。よって緊急時に備えて使用は控えるべきです。]
……ハイハイ分かったよ。
もう全く嫌な話だ。
それで……
まだ地面に伏し倒れている。
……薄っすら睨まれた気がした。
いや、確実に睨まれている。
あんなに殺したんだから恨まれただろうな……はあ。
嫌な予感しかしないんだけど……
これは確かに残しておいて正解だったな。
珍しく叡智のファインプレーだ。
こんなに疲れていても休憩はできないらしい。
それにしてもこの後どうするべきか……
身に余るほどの大きな問題に俺は頭を抱えるのだった。
______________
補足:『合技——塵碧空穿刃』について。
一つの斬撃のダメージ量は3とかなり低く、一見効果がないように見えるが、これは固定ダメージであるため、あらゆる対象に確実にダメージを与えることができる。
加えて一度の斬撃によって攻撃判定が三千から三万というあらゆる剣技の中でも最多クラスの斬撃が発生するため、総ダメージ量は最低でも九千は担保される。
但し、幻獣以上の相手だとかなり心許ない。
また、この固定ダメージはあらゆる強化補正の影響を受ける。
よって一つの斬撃にあらゆる特殊効果を付与することができるが、それ故に非常に強力な技となってしまうため、一週間に3度までしか発動できない。
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