24話 再びアルメルの街

 それから数時間ほどで目的地のアルメルの街に到着。


「君の捜索で一ヶ月以上、基地以外は行かなかったから、久しぶりの感覚だね。それに……ふむふむ、子供が多いかな?」

「恋乃花の言う通り、確かに増えているわ」

「……その口調で行くんだね?」

「……外だから」


 この外見で、通常の話し方はさすがにね……。

 一応、基地内とか、俺の素を知ってる面子だけしかいないのなら、ロールプレイをガン無視してもいいんだけどさ、ここは外だしね。

 バイクに乗ってる時は、周りにあまり俺たちの声が聴こえなかったのと、単純に人通りがなかったから、と言うのが大きい。


「あ、アリス君、駄菓子屋に寄ってもいいかい?」

「構わないわ。ココア〇ガレットよね?」

「そうそう。ダース単位で買っておきたい」

「ん、了解よ。行きましょ」

「……君のそのロールプレイ、本当に自然過ぎて違和感が無いよね」

「……五年もすれば、ね?」


 五年間、俺はこの喋り方と付き合ってきたからなぁ……。

 通常身に付けることのない喋り方だとは思うけどね、男だと。


「お、あれが駄菓子屋かな?」

「そうよ。あそこにあるはずだけれど…………あら? あの子たちは……」


 駄菓子屋がある場所を指さすと、その先に見覚えのある子供たちがお金を握りしめて、楽しそうにあーでもない、こーでもないと駄菓子を選んでいた。


「こんにちは、坊やたち」

「あ、アリスねーちゃん!」

「エル兄ちゃんから聞いたよ! ぼくたちを助けてくれたって!」

「ありがとう! おねーちゃん!」


 あの日攫われ、俺たちで助け出した子供たちを見つけて話しかけると、三人は会うなりパッ! と表情を明るくさせ、真っ先にお礼を言って来た。

 元気そうで何よりだ。


「ふふ、気にしないで。わたしはしたいことをしただけ。エルゼルドが治める街に不埒を働く者たちは許せないし、何より大切な住民を攫ったから。あなたたちは気にしなくてもいいの」

「でもでも、俺すっごいうれしかった! だって、もうだめだと思ったもん」

「ぼくも……」

「おれもー」


 当時を思い出してか、三人は少しだけ陰りを見せるも、俺に助けられたという理由で、すぐに笑顔になる。

 なんつーか、ここまで真っすぐに慕われると、照れるものがある。


「アリスねーちゃんは正義の味方みたいだよな!」

「うんうん! ぼくは見てないけど、おねーちゃん、すっごく強いって!」

「エル兄ちゃんも勝てないって言ってた!」

「そうね。わたしは強いわ。けれど……それは、わたしが悪の組織の総帥だからよ? わたしは、悪者なの」

「えー、うっそだー?」

「おねーちゃんが悪い人なんて思えないよー」

「おれたちを助けてくれたもんな!」


 冗談っぽく言ってはいるが、事実なんだけどな。

 だが、子供たち的には俺は正義の味方に映っていたらしい。

 うーん、ちょい複雑かなぁ。


「……ふふ、冗談よ。けれど、わたしは決して、正義の味方ではないわ」

「じゃあじゃあ、アリスねーちゃんは何なの?」


 なんなの、か。

 ふぅむ、義賊、と言うのも変だし……そうだなぁ……。


「……わたしは、本当に困っている人たちの味方よ」

「うーん?」

「それは正義の味方じゃないの?」

「違うわ。似ているようで、違う物。正義の味方――ヒーローはどんな人でも助けてしまうけれど、わたしは助けないことだってある。それは、それが当たり前だと思ってほしくないから」


 そう言ってみるも、三人はうーん? と難しそうな顔で首を傾げる。

 まぁ、推定小学校低学年くらいの歳だもんなぁ、そりゃわかるわけないか。


「ともあれ、あなたたちも大人になればわかるわ。助けるだけが、いいこととは限らないことも、ね?」

「うーん、よくわかんないけど……わかった! 俺、正義の味方になる!」

「ぼくも!」

「おれもおれも!」

「ふふ、なれるといいわね。けれど、色々なことを知るのも大事だから、常に勉強すること」


 勉強をするようにと言うと、三人はうへぇ、と嫌そうな表情を浮かべた。

 うんうん、わかりやすいようでよろしい。


「もちろん、今は嫌いでもいい。けれど、いつかきっと役に立つ日が来るわ。必ず、ね?」

「「「はーい……」」」


 渋々と言った感じだな。

 まぁ、俺も勉強を強制する気なんてないが、それでも役に立つことは事実。

 真面目に勉強をしてこなかったが故に、もう一度学生時代に戻りたい、なんて言う奴がいるのはざらだしな。


「アリス君、この子たちは?」

「あら、ごめんなさいね。ほったらかしにしてしまったわ」

「気にしないさ。それで、質問の答えは?」

「例の事件のきっかけになった子供たち、と言えばいいかしら」

「あぁ、たしか、子供が攫われ、更には騎士たちが攻めてきたから、だったね? なるほどなるほど、この子供たちが……」


 興味深そうに、恋乃花が子供を見つめる。

 突然現れた別の子供(に見える二十二歳の合法ロリ)に、子供たちは自分たちを見つめてくる恋乃花を不思議そうに見返す。


「おっと、初対面だったね。初めまして、ボクは小鳥遊恋乃花。気軽に、恋乃花ちゃん、でいいよ?」

「じゃあ、コノカねーちゃん!」

「コノカおねーちゃんってよぶね!」

「コノカねーちゃん!」

「む、つれないねぇ。まあいいさ。おねーちゃん呼びも悪くないね」


 恋乃花的には、ちゃん付けされたいんだろうか?

 でもそれ、自分の見た目にコンプレックスを抱いてない、ってことだよな? 何気にすごい気がする。


「恋乃花ねーちゃんは、アリスねーちゃんの友達なの?」

「友達……まあ、そのようなものだね。かれこれ五年は一緒に過ごしたかな?」

「恋乃花、それだと五年間一緒に住んでいた、と言う意味になるわ」

「間違いではないだろう? 事実、ゲーム内では一緒にいることが多かったわけだから」

「……そうだけれど、あの場にはあなた以外にもいたわ」

「そうだね。けど、それはそれさ」

「……探偵なのに、妙に屁理屈っぽい所がある気がするのだけれど……まあいいわ。聞いての通り、わたしと恋乃花は友達……いえ、仲間や親友、の方がしっくりくる関係ね」

「それじゃあ、エル兄ちゃんとも知り合いなの?」

「そうだよ、少年たち。これでも、エルゼルド君よりも、ボクの方が偉いからね」

「ほんとに!?」

「あぁ、ほんとだとも。とはいえ、一番偉いのはこのアリス君で、ボクはアリス君よりも下だけどね」


 まぁ、組織の長だしね、俺。

 補足ではあるが、VEOにおける組織内の序列は、別にプレイヤーだからNPCよりも上などと言うことはなく、その辺りは組織のトップが決めることができる。

 なので、プレイヤーよりもNPCの方が上、という状況は割とよくあり、そういう組織はプレイヤー数が多い、大規模組織によくある光景だった。


 うちは……プレイヤー数が少なかったので、プレイヤーの方がNPCよりも上だ。

 以上、どうでもいい知識でした。


「やっぱ、アリスねーちゃんってすっごい偉いんだな!」

「ちょっと前に、王女様といっしょだったよね!」

「あと、エル兄ちゃんとカッコいいしつじの人と、あのエルフのメイドの人も!」

「彼女は友人みたいなものよ。あと、執事とメイドは私専属で、そうね……私の子供みたいなものね」


 にこっと、わかりやすいくらいの微笑みを浮かべてそう言うと、わなわなと子供たちが震えだし、


「「「アリスねーちゃん、けっこんしてたの!?」」」


 驚愕の声で叫んだ。

 いやどうしてそうなる。

 ……って、いや待て、普通に考えて、子供みたいなもの、なんて言えば、大人はともかくとして、子供だったら結婚してると思うか。

 あー……。


「結婚はしていないわ」

「そ、そうなのか?」

「えぇ」

「じゃ、じゃあ……な、内縁の妻とか!?」

「違うわ」


 なんでそう言うの知ってんの!?


「にんち? されてないってこと!?」


 だからなんでそうなる!

 ってか、この子らなんで生々しいことを知ってんだよ!

 まさかあれか? この世界じゃ、そう言う事情と言うのは、結構筒抜けになりやすく、同時に知る機会が多いってことですかねぇ!?


「違うわ。養子、みたいなものよ」

「アリス君、さすがに養子なんて、この子たちは――」

「あ、そうなのか!」

「びっくりしたぁ。そうならそうって言ってよー」

「しんぞうがとびでそうだった」

「おやー?」


 普通に、養子って言葉は知ってるのね……。

 なんか、この世界の教育方法が気になってきたわー。

 などと、そんなことを考えていると、


「あ、いたいた! 大将ー!」


 どこからか、エルゼルドの俺を呼ぶ声が聞こえてきた。

 声の主を探そうと、辺りを見回すと、丁度子供たちの後ろの方から、エルゼルドが走って来るのが見えた。

 なんか、妙に急いでる気が……。


「はぁ、はぁ……聞いたっすよ、大将! なんでも、あの探☆偵様が帰ってきたとか……って、うわ、本当にいる!?」

「おや、エルゼルド君はこんな感じなんだね。ふむふむ、ちょっと不良っぽい?」

「いえ、不良というより、運動部の後輩っぽい気がするけれど」

「言い得て妙だね」

「なーなー、エル兄ちゃん! コノカねーちゃんがエル兄ちゃんより偉いってほんと!?」

「ん? あぁ、本当だぜ小僧共! この人は超すごいんだぜ? 魔道具作りの名人だからな!」

「ふふ、名人はよしてほしい。ボクは、しがない探偵さ」


 いや、探偵は普通魔道具を作ったりしないと思う。

 どっちかと言うと、それは某小さい探偵に協力する博士のポジションではないだろうか。


「えー、コノカねーちゃん、魔道具が作れるの!?」

「見せて見せて!」

「おれも見たい!」

「おや、随分と興味を持たれてしまったらしい。だが……すまないね、生憎と、今は持ち合わせがない」

「「「えー」」」

「悪いね。けど、ボクは魔道具関係でこちらに来たのさ。だから、その内見られると思うよ?」

「ほんと!?」

「本当さ。探偵は嘘を吐かないものだよ、少年たち」


 いや、この人捜査のためなら嘘の方便とか言って、普通に嘘を吐くんだが。


「アリス君? 今、変なことを考えなかったかい?」

「気のせいよ」


 にっこりと、だがどこか気迫すら感じる笑顔で問われたが、俺はロールプレイ中ということもあり、一切内面を出すことなく、気のせいだと言いきれた。

 女の勘は鋭いということか。

 気を付けよう。


「さて、エルゼルド君が来たと言う事は、迎えに、かな?」

「そうっすよ。エヌルから連絡があったんすよ。『アリス様とコノカ様――探☆偵様がそちらへ行くから、出迎えの準備をしておいて~』って」

「似てないわね」

「似てないね」

「そこどうでもよくないっすか!?」


 まあ、どうでもよくはあるが、普通に男がエヌルの声真似をすると、きもいんだなぁ、と。


「まいいっすけど……んじゃ、悪いけど小僧共、二人を連れてかなきゃなんで、ここでな」

「エル兄ちゃんのしごとならしかたないや」

「うんうん、エル兄ちゃんぼくたちをたすけてくれたもんね!」

「じゃましないよ!」

「はっはっは! 言い心掛けだ小僧共。まあ、俺も助けられて安心したぜ、ほんとに」


 そう言うエルゼルドの表情は、とても穏やかで優しそうな表情だった。

 普段はどっちかと言うと、割と強面なんだけどな、エルゼルドって。


「んじゃ、行きますか、お二人とも」

「えぇ」

「そうだね」


 話はそこそこに、俺たちは仕事の話をしなきゃだからな、これから。


「というわけだから、私たちはそろそろ行くわ。それじゃあね、坊やたち」

「ちゃーんと勉強するんだよ? あ、そうそう、勉強には糖分がいいからね。お姉さん、これをあげよう。魔道具の代わりに貰ってほしい」


 そう言いながら、恋乃花がどこからともなく、月白色の玉が入った小瓶を三つ取り出した……というかそれ、IBMから出したよな?

 そんでもって、それは……って、うわー、マジかよ……。


「コノカねーちゃん、これ何?」

「それは、涙花の甘露樹という、木に咲く花の蜜で作った、飴だよ。名前は……『涙花の蜜飴』と言ってね、これはもう、すんごい飴さ」

「どの辺がすごいの?」

「そうだね。まず、この飴は無くならない」

「「「無くならないの!?」」」

「あぁそうさ。この飴は、特殊な物でね。作るのはそう大した手間じゃない。けど、とても甘くてとろけるような美味しい物さ。子供ならだれもが好む味、とも言えるかもしれないね」

「恋乃花、大丈夫なの?」

「もちろん。この子たちなら、大丈夫さ。根拠はないけど、直感ならある」


 探偵がそれでいいのか、と思わないでもないが……まぁ、恋乃花が大丈夫って言うんなら大丈夫なんだろう。

 うん、そう思うことにしよう。


「い、いいのか?」

「もちろんだとも。魔道具を見せることはできなかったが、この飴なら問題ないよ。持っていきたまえ」

「ありがとう! コノカねーちゃん!」

「「ありがとう!」」

「ふふ、いいよ。さ、行こうか」

「えぇ」

「そうっすね。小僧共、それは大事にするんだぞ。あと、絶対に誰かに上げたりしちゃだめだからな?」

「「「はーい!」」」


 子供たちの元気な返事を聞いてから、俺たちは子供たちと別れた。

 子供から少し離れたところで、俺はこそっと恋乃花に耳打ちをする。


「……んで? あの飴を上げた理由は?」

「んー……あの飴は舐めれば舐めるほど、ステータスが向上していく。とは言っても、微々たるものだけどね。それに……今後も、何かに巻き込まれない保証はない。それなら、予め手を打っておこうと、ね?」

「そりゃいいけどさ……あれ、普通だったらほいほい上げるもんじゃないからな?」

「ふふ、気にしない」


 などと、にこにこと笑っている恋乃花だが、さっき恋乃花が子供たちに上げたアイテムとは……VEO内でも屈指のぶっ壊れアイテムの一種だ。


 涙花の甘露樹という樹木がVEOにはあったんだが、そこの花から採取できる蜜がそれはもうとんでもない効能を持っている。

 その効能は三つ。


 一つはHPの全回復。

 二つ目は一定時間のリジェネ。

 そして三つ目、身体能力の向上、それも永続で。


 一つ目と二つ目も十分すぎるが、問題なのは三つ目の効能。

 涙花の甘露樹の蜜を舐めると、レベルアップしなくても、全ステータスが20上がるのだ。


 これがどえらい効能で、VEO時代じゃ、かなり高額で取引されるアイテムだった。

 たった20程度、と思うかもしれないが、レベルアップをする必要がなく、手軽にステータスを伸ばすことができるアイテム。普通にぶっ壊れもいいところだし、何よりこのアイテムが一番イカレていた点と言えば……レベルのカンストによる頭打ちを受けないところだろう。


 つまり、理論上あの涙花の甘露樹の蜜を使用し続ければ無限にステータスが上がると言うことだ。

 ……とはいえ、そんなぶっ壊れアイテムがそう簡単に手に入るか、と言われると……世の中そんなに単純じゃない。


 そもそも、涙花の甘露樹自体、地獄のように見つからない。

 目撃例自体も少なく、一度採取したら樹は消滅してしまうのだ。

 つまり、手に入れようと思ってもそう簡単に手に入らず、持っている奴は幸運、と言うことになる。


 まあ結局、エリクサー症候群を発症して、使わず仕舞い! なんてよくあることだったんだがな。


 ……と、ある程度涙花の甘露樹について語ったが、一番ヤバいのはこの先からだ。

 先ほど、恋乃花が渡した『涙花の蜜飴』は、ハッキリ言って、どんなぶっ壊れアイテムをも凌駕する、とんでもない性能のアイテムだ。

 あれはそうほいほいと上げていいものではなく、それこそ、トップレベルのプレイヤーが大事に持つほどだ。


 その効果は……舐めている間、無限にステータスが上がり続けていく、という物だ。

 時間にすると、大体二時間で全ステータスが2ずつ向上する。

 極端な話、二十四時間ずっと舐め続ければ、全ステータスが24ずつ上がると言うことだ。


 しかも……使用回数制限がない。

 だから、本来ならほいほいと上げるもんじゃないんだけど……まぁ、恋乃花だからなぁ。

 どうせ、奪われないように対策でもしてるんだろ。


 それに、『涙花の蜜飴』自体、存在があまり知られていなかったし。

 知ってるのは……うちの組織のメンバーと、ごく一部の大規模組織のトップと幹部くらいか?


 そもそも、『涙花の蜜飴』自体、作るのが非常に困難だからな。

 何せ、『創造士』のプレイヤーと『錬成師』のプレイヤーが必要だし、しかも地獄のように見つからないアイテムを複数集めなきゃいけないし、そこに追い打ちをかけるかのように、一つ作るのに莫大な金額のエニーと、成功確率が1%未満という、確率の壁を越えなきゃいけないからなぁ……。

 そういった理由もあり、世に出回らず、知る人ぞ知るアイテム! となっている。


 ……実際、知っている人や、持っている人が世に出さなかった理由は、単純にこれが元で組織が分裂したり、騙し騙されの醜い争いに発展するのを恐れたから、という理由がある。

 俺もそうだったしな……。


 ちなみにだが、恋乃花は運が良いのか、はたまた執念深く探したのか……何気に十個持っていたりする。

 いやほんと、なんで子供に上げたんだろうね、マジで。

 さっき、大した手間がかかっていない、とは言っていたが、普通に嘘だからな? 恋乃花がおかしいだけだから。


「それに、あの飴は既にあの三人の物。だから、誰かが盗んでも、帰ってくるようにはしてあるさ」

「なんというか、アフターケアも万端だなぁ」

「探偵、だからね」


 そこ探偵関係ある?

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