一章 星域
ミラと出会った日の翌日。魔力が回復したあたしは予定通りミラの用に付き合おうとしていた。当初とは真逆のやる気を見せながら。
「それじゃ、さっさと行ってちゃっちゃと終わらせるわよ」
「朝から妙に元気だな。そんなに俺の用意した朝食が気に入ったか?」
「うるさいわね。ベルのおかげで体調いいのよ。あんたの料理を気に入ったとかはないから」
嘘です朝から本当に美味しかったです。
直接伝えたらうざい反応しそうだから言わないだけで、正直ミラの料理には感激した。それでいて強いのだから彼と結婚する女は幸せだろうなと感じる。
「そうか、あいつのテク凄かったろ?」
「ええ、舐めてた。というかマッサージって存在を舐めてたわ。それにあの子いい子だし紹介してくれてありがと」
あたしは合計三回もベルからのマッサージを受けていた。これが本当に凄まじい効果で、普段とは比較できないほど身体が軽い。
少し彼女の性格に問題があるような気はするが、身体のコンディション優先だ。それに基本はいい子で気が利く。
「俺への態度以外は完璧だからなあいつ。まっ、これから色々な経験をするといい。これまでの貴様は何も知らない田舎娘だからな」
「気に入らない言いぐさね。余計な事を知る時間なんてなかったの」
「余計な事、か。真面目すぎるな貴様は。今後は一人の女の子として好きに過ごせばいい」
そう言われ確かにあたしは実感する。
そっか。あたしはもう一人の女として生きてもいいのか。あたしを嫌悪する連中とは関わらずにこの国で。
そう考えると心も軽くなった。
「……そうね、そうしてみようかな」
「やけに素直になったじゃないか。やはり美味いものを食って心地よい時間を過ごす。それだけで気が楽になるだろ?」
ミラの言葉をあたしは心の中では受け入れた。だが彼の表情が素直に認める事を許さない。
「うるさいそのドヤ顔やめろ」
「いいだろ、それくらい。嬉しいんだよこっちは。エリカがベルと上手くやれそうでな」
「あたしはむしろあんたと上手くやっていけるか不安だわ。それにそういうのはいいから早く行きましょ」
そう言いあたしは手を差し出してミラの転移魔法を待つ。するとそこにベルも現れあたしの手に触れる。
「これと二人っきりは危険ですから私もお供致します」
「頼りにしてるわ」
「なるほど、これはこれで少しつまらんな」
ボヤいたミラは少し不機嫌そうな態度を見せながらもあたし達の手を掴み、転移魔法を唱えた。
転移した先であたしを待っていたのは辺り一面の真っ白な雪景色だった。激しい吹雪のなかに突然放り出されたあたしは当たり前の言葉を吐く。
「さっぶっ!!」
「言ってなかったか? 目的地は雪山に隠されたダンジョンだ」
「聞いてないわよそんなのっ! ったく、こんなとこにダンジョンなんてあるわけ?」
あたしは急いで炎魔法で暖を取るが、自らの濁った炎が嫌になる。雷や氷を纏う黒い炎で身体を暖めるというのもおかしな話だ。
そんな事を思いながら周囲を見渡すものの、ダンジョンの入口になりそうなものは視覚では確認出来ない。
「ここにある」
そう言い彼は炎弾を雪の壁に放つ。すると周囲の雪が溶け鉄の扉が現れた。
「うわ、本当にあった」
「おそらく俺以外誰も知らないダンジョンだ。中の魔物の素材は高く売れる。他人に教えたりはするなよ?」
「教えてもここまで来れる奴少ないでしょ。それにどうせ魔物だって強いとかそういうオチじゃないの」
「正解だ。人間の基準ならA級ダンジョンと言ったところか」
「なら尚更他人に教えないわ。無駄死にさせるだけだもの」
一部の国を除いて人間の国では冒険者ギルドがある。そこでは実力に応じて冒険者をランク付けしているが、A級の冒険者は一握りだ。
そしてA級ダンジョンはそんなA級冒険者が三人以上で入る事を推奨されるレベルだ。はっきり言って常人は関わるべきでない。
ましてやダンジョン最深部に存在するボスは複数のパーティで戦う事が推奨されるレベルであり、自制出来ないパーティならそのままお陀仏だ。
B級以上に認定されるダンジョンの大半には、転移妨害結界が張り巡らされているのも生還率を下げ難易度を上げている要因だ。
まっ、ほんの一部の存在には冒険者ランクなんて関係ないけど。そう考えているとミラの余計な言葉が胸に突き刺さる。
「そもそも教える相手がいなかったな」
「うるさい。それで魔力はいつ必要なの?」
「このダンジョンの最下層で必要になる。それまではベルに魔物の処理を任せればいい。最下層に着いたらボスの相手は俺とエリカでやる。その後に魔力が必要になるから今は節約しておけ」
そう言いミラはダンジョンへと入っていく。A級の魔物を一人に任せていいのかと感じたが、道中でベルの技量を見て疑問が安心感や好奇心へと変わる。
彼女の武器は特別でメイド服の至る所に隠されたナイフだった。だがそのナイフを彼女が握る事はない。
「物騒な武器ね。前にパラヴィアへ来た時にもこんなのあったわけ?」
小型で切れ味抜群のナイフは、空中を自由に動き回り魔物の急所を貫く。おそらく魔力で動いているのだろうが、あたしが勇者だった頃はこんな物を見た事がない。
そもそも魔力で強化する武器は開発中でどれも実戦レベルのものではなかったように思う。
「いいや、貴様が死んでから四年後に完成した。それから一年でベルはこの武器を極めた」
「……ん?」
そっか、流石にあの時にはなかったんだ。そう感じた瞬間あたしには別の疑問が浮かぶ。
「あの時にこのリーテン・デューダがあれば勇者の旅も楽になっていたんじゃないか? 嫌いじゃないだろ、こういう暗器」
「好きだけどちょっと待って。あたし死んでからすぐ生き返ったんじゃないの?」
てっきりあたしとしては一度命を失ってからすぐに蘇ったのだと思っていた。だが聞いている感じだとそれは間違いのようだ。
「いや、貴様の死体はあそこにずっと残っていたぞ。邪魔だったから埋めておいたら昨日勝手に蘇った」
「理解はしたけど扱い雑じゃない?」
邪魔だったから埋めたって、いや、文句ないけどさ。どこか不満が残る言い方に感じる。
「そのまま起きた事とした事を話したまでだ。貴様の死体を見た時に例の魔道具を感じ取ったからな。放っておけば勝手に蘇ると判断したまでだ。五年もかかったのは予想外だったがな」
「知らない事ばかりね。まぁそうすぐに蘇ったりは出来ないか」
「案外貴様が蘇る事を拒むせいで魔道具が苦労していただけかもしれんぞ?」
「否定はしない」
別にありえなくはない話だ。そう感じたあたしは強く言い返す事もなくミラについていく。
周囲の魔物は相変わらずリーテン・デューダと呼ばれていたナイフで蹴散らされ、こちらの出番は全くない。
これはこれでつまらない。そう感じながらベルの技術を観察し続けていると彼女は口を開いた。
「ミラ様、もうそろそろ無駄な行為はやめて転移魔法を使ってはどうですか。私飽きてきたんですけど」
「その無駄がいいんだろ。A級ダンジョンをゆっくり見て回るのもたまにはいい。それに素材は回収しているんだから完全に無駄というわけでもない」
「ちっ、これだから老害は」
二人の会話を聞いているとどうやらミラは、その気になれば転移魔法で目的地にたどり着けるようだ。確かに彼の特別な転移魔法なら出来るだろう。転移妨害結界が張り巡らされているダンジョンだろうと。
先入観から忘れていた事実を理解したあたしの行動は早かった。
「使え」
「あ?」
「いいから転移を使え」
「そうです使え」
あたしは魔法剣をミラの首に突き立て、ドスのきいた低い声で彼を脅した。ベルもおまけのようにリーテン・デューダをミラの周囲に展開し便乗する。
「これは参った。だがそこまで急ぐ理由もあるか?」
「あたしにはあんたのような観光趣味ないのよ」
「同じく私もです。家でダラダラしてる方が好きなので」
息の合ったあたし達は互いを横目で見ると微笑み合う。その雰囲気を感じ取ったミラもうっすらと笑うのだった。
「全くロマンのない女共だ。掴まれ」
ミラがそう口にするとあたし達は刃を向けたまま彼の肩に触れる。
「……剣は収めないのか?」
「その必要ある?」
「我々に不意打ちされても困りますし」
「そこまで俺は信用がないか」
ボヤく彼が転移魔法を唱えると、あたし達は一瞬でダンジョン最下層へと移動した。
「ここのボスは俺から見ても弱くない。大半の傷なら治してやれるが気を緩めるなよ、エリカ」
残念な事に彼の言葉は届かない。何故ならあたしは目の前にあるボス部屋の扉を見て軽い興奮状態にあったからだ。
「では行くぞ」
ミラに敗北してからあたしのプライドは傷ついたまま。強さ以外に価値のないあたしがこのまま終わっていいわけがない。
だから少しでも強くなるためにこのボスはあたし一人で瞬殺してやる。この男に「お前に出来ない事があたしには出来る。あたしの方が火力高いのよ」と見せつけてやる。そう思い扉が開いた瞬間、あたしは中に入り魔導砲を放った。
「っ……!」
複数の尾を持つ大きな蠍の魔物は、動き出した瞬間あたしの魔導砲に呑み込まれる。圧縮された赤黒い魔力の照射を浴びて魔物は数秒耐える事すら出来ずにただ消え去った。
「フッ……」
あたしは塵一つ残らなかった戦場で振り向き口を開く。
「これのどこが弱くないって? ただの雑魚じゃない。年寄りの基準は若者には理解不能ね」
「……流石だな貴様は」
言ってやった。そう顔に書いてありそうなくらいのドヤ顔を止められる気がしない。
現にあのミラが表情を少し崩して驚愕しているのは本当に気分がいい。もっとも目を見開いていたのは一瞬だったが。
「なによ、もっと驚いていればいいものを。まぁいいわ。それで魔力はどうすればいい?」
「こっちだ。俺と同時に大量の魔力を壁に流し込め」
ミラの案内で触れさせられたのは何もない壁だった。隠し扉や特別な仕掛けがあるようには感じられない。
探知能力に自信のあるあたしでも見つけられないのならここには何があるのだろう。そう考えていると離れたミラの準備も終わったようだ。
「やれ、エリカ」
ミラの指示通りにあたしは魔力を壁へ流し始める。
「気に入らない上からな言い方だこと」
「そういうのは俺に勝てるようになってから言うんだな」
「チッ……」
軽口を叩き合いながらもあたし達は大量の魔力をダンジョンの壁へ与えた。
すると壁から光り輝く紋章が現れ、それは巨大な扉の形へと変化する。魔族が魔力を注いだ片側は紫色の光を放ち、人間が魔力を注いだ片側は白い光を放つ。そんな左右で色の違う扉があたし達の前に現れたのだ。
「なに……これ……」
「力ある人間と魔族が協力しなければ進めない遺跡への扉。星域と呼ばれる遺跡への扉だ」
勇者としてダンジョンをある程度見てきたあたしだが、流石にこのような光景は見た事がなかった。
争うばかりの両種族の猛者が手を取り合うなど、まず起こりえない。
「驚くのはまだ早い。進むぞ。ベルは誰もこの奥に入らないよう見張っていてくれ」
「かしこまりました」
目を逸らせずにいたあたしの手を掴み彼は扉の先へと歩んでいく。どういうわけか彼の足取りは軽かったが、その理由はすぐに伝わった。
扉の先には見た事のない光景が広がり、あたしは再び目を奪われる。
「っ……きれい……」
暗い目の前の世界には氷の大地がどこまでも広がっており、それをいくつもの星が照らす。星の輝きに照らされた氷は、外では見られない不思議な光り方をして美しい水色の大地を演出する。
「美しいだろ。俺はこの神秘をもう一度見たかった。もう一度この目でこの遺跡を体験したかったんだ」
子供のように目を輝かせるミラを見てあたしは理解した。彼が足早にここまで進んだ理由を。
「……ほんとロマンチスト」
「嫌いか?」
戦う事しか能がないあたしでも流石にこの景色は感動した。
「嫌いじゃない。見せてくれてありがと」
「フッ、少しは観光の良さを理解したか? 縛られずに世界を見るのは案外楽しいものだぞ」
「まぁね。でもだからと言ってダンジョンで老後の散歩をしたいとは思わないわ。戦わないのはつまらないもの」
「減らず口の減らない女だ」
皮肉まじりに返したあたしの手を引きミラは再び歩み始める。
それからしばらくこの世界を歩き眺めていた。些細な雑談をし景色を楽しむ。その繰り返しだ。
だが思いのほかあたしも楽しんでいた。その理由を尋ねられても説明は出来ないだろうが、この二人の時間を有意義に感じていたのは違いない。
「さて、そろそろ戻るか。これ以上はベルに文句を言われそうだからな」
「あら意外。もっと時間かけるものかと思ってた」
「それは次にするさ。今後も付き合ってくれるだろ?」
「まぁ負けたからね。勝つまでは付き合うつもり」
もし次勝てたとして、その時もミラの趣味に付き合うかは分からない。けど次に戦う時があればあたしは彼に勝つつもりだ。
もう二度と負けはしない。そう思っているからこそ彼の軽口に反応した。
「ほう、なるほど。では永久に付き合ってもらおうか。星域は一つではないからな」
「は? ならこの場で分からせてあげよっか?」
赤黒い炎の魔法剣を生み出しあたしは彼を睨む。
何か重要な事を聞いた気もしたが、今のあたしにはそんな事どうでもよかった。流石にここまで舐められていると頭にくる。
だが勝つつもりでいても勝つ自信があるかと言われれば別だ。正直ミラの分身と転移に一撃必殺の吸血が加わると、どう対応すれば勝てるのかが分からない。
結局あたしの言葉と態度は上辺だけの脅しだった。
「やめろ。この場で暴れて遺跡を壊したくはない」
「言うと思った」
上辺だけでも最低限の効果はあったのかミラは拒む。
「それに理由はもう一つある。以前話した死人を蘇らせる魔道具の事だが、実はここのボスが所持している。正確には星域のボス全員が所持しているようだが」
「ふぅん、ならこの際回収していこうじゃない。どんなレベルか気になるしね」
暴れ足りないあたしは気軽に口にしたが、その瞬間ミラの雰囲気が変わる。
「やめろ」
「っ……!」
これまでのミラからは感じた事がないほどの殺気であたしは萎縮してしまった。歴代最強と言われ魔王を打ち倒した勇者であるあたしがだ。
「星域のボスは魔王や勇者級、もしくはそれ以上だと聞いている。俺も直接見た事はないが、魔王や聖剣に似た魔法無効化能力を持っているとも聞く。魔法剣を主体とする今の貴様が迂闊に挑む相手ではない」
魔王に覚醒した存在や聖剣には他者の魔法を制限する能力があった。あたしもその力を使い、使われてきたから危険性は嫌というほど理解している。
だが負けず嫌いなあたしは簡単に引き下がれない。
「で、でもあたしもあんたもこの世界トップレベルの猛者よ? あたしが蘇るって事はボスだって過去に負けてるわけだし勝てない相手じゃないわ」
「なら聞くが貴様は聖剣を持っていた過去の自分に勝てるのか? 魔王ならともかく聖剣のない勇者は戦闘力が落ちる。この事実は貴様の方が理解しているはずだ」
「…………」
あたしはミラの正論に押し黙ってしまう。彼の言う通りだ。
聖剣はありとあらゆる力を勇者に与え未来へと導く。今のあたしが全盛期より更に成長していようと、聖剣を持っていた頃の方が明らかに強い。
「そもそも俺達魔族も人間もダンジョンの仕組みそのものを理解しきれていない。先史文明が残した遺産を好きに利用しているだけだ。その俺達がダンジョンの先に用意された遺跡のボスに準備もなく挑むのはリスクが高すぎる」
ダンジョンという存在は人間にも魔族にも都合よく使われているが、実態はどちらも掴めていない。
強力な魔物を操り人にけしかけるか、素材や経験を得て今後の足しにするか。その違いしかないが、何故魔物や道具が一定時間ごとに復活するのかなどは一切不明のままだ。
そんなダンジョンの奥にある遺跡には更に注意しろ、なんていうのは当たり前の忠告だった。それを理解したからこそあたしも素直に受け入れられた。
「……その通りね」
「だから諦めろ。挑みたければせめて俺を超えてからにしろ。それまでは俺が止める」
「そこまで本気のあんたを見せられたら流石に諦めるわよ。聖剣を持つ自分に勝てる気しないし」
「ならいい。それにここには先史文明の遺産が大量に残っているからな。リスクを背負わずにそれらを回収するだけで十分だ」
ミラがそう言うと周囲から彼の分身体が現れ遺跡の何かを運んでいた。
どうやら気づかないうちに遺産巡りをしていたようだ。
「いつの間に出てたんだか」
「貴様の後ろにもいるぞ」
「っ……!!」
彼のその言葉にあたしはゾッとして反射で振り向くが、そこには誰もいなかった。
「ふはは、冗談だよ。そんなに吸血が怖かったか?」
振り向いた事で本体に背を向けてしまったあたしは耳元で囁かれる。
まるでいつでも吸血出来ると言いたげな近さにあたしのイラつきが増していく。
「っ……タチ悪すぎよあんた」
もう一度振り向き睨みつけるが、あたしを待っていたのは差し出されるミラの手だった。
「そう言うな。これからもよろしく頼むぞ」
「……あたしが勝つまでだからね。勝ったら従うのはあんた」
そう言いミラの手を掴んだあたしは、これまでの仕返しと言わんばかりに彼の手を握り潰そうとする。
「ああ、それでいい」
だがミラは動じず、むしろ表情を歪めていったのはあたしの方だった。
「っ……いったあぁぁっ! 力強すぎよあんたっ!」
ミラが手を放すと同時にあたしは手を引き抜き押さえる。あまりにも痛くて回復魔法を唱えるほどだ。
「女に力負けするほどやわな鍛え方はしていない」
「あたし一応勇者だったんですけど!」
あたしの悔しさが滲んだ叫びは星域中に広がりこだました。
そんなあたしを見ていたミラは、いやらしい微笑みを浮かべていたに違いない。もっとも自分の感情にしか目を向けられないこの時のあたしは、そんな事に気づけずただただ悔しがる事しか出来なかった。
「クソっ……絶対いつか泣かして屈服させてやるっ……!」
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