怖いだけがホラーじゃないでしょ?
そう、やっぱりそこに行き着くまで過去があり、これから続く未来がある。
そんな読後感を味わえるお話。
シリーズもののようですが、このお話だけでもしっかりとした、深い闇を感じます!
お話は、とある山奥、鬱蒼とした木々が生い茂る獣道に、記憶をなくした着流しの男が迷い込むところから…。
恐怖とあやかしを上手に交差し、どちらが嘲る者となるのかは、読んだ者しかわからない。
恐怖を煽りながらも、何がそこまでさせるのかを知りたい。
そう、確かにここには人間ドラマがある。
ぜひともお手にとってみて下さい。
もしかしたら、あなたのホラー概念が変わるかもしれません!