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2024年9月24日 00:42
投稿お疲れさまでした。今回も興味深く読ませていただきました!きっかけは忘れましたが、バトル・ロワイアルは小説から入りました。本作がもともとはホラー小説枠だったというのは初耳ですが、まだデスゲームが一般的でなかった時代はそこに振り分けるしかなかったのかもしれませんね。読んだのはかなり昔ですが、印象的だったのは群像劇としての完成度でした。42人がバラバラに動いているにもかかわらず、主人公周りだけに焦点を絞らず、一人一人の死に様とドラマを描き、矛盾のない構成になっていたことが凄いなと思いながら読んでいた記憶があります。デスゲームという概念が浸透した現代においても、これだけの大人数を出したうえで全員のドラマを描ききった作品は少ないと思うので、評価されるべくして評価された作品だったと思います。
作者からの返信
いつも応援ありがとうございます! とっても励みになります!『BR』の完成度の高さは見事ですよね……仰る通り、これほどの人数を一度に描きながらまとめたデスゲームものを、私は他には知りません。本作の力量あっての今日のデスゲームなのでしょう。なお、『BR』がホラー小説枠だったのは意外だったとのことですので、少し補足をいたします。本編では省きましたが、高見さんは『BR』で二つの新人賞に応募しています。一つが角川の日本ホラー小説大賞で、もう一つが新潮社の新潮ミステリー倶楽部賞でした。この二社にした理由は、既に原稿用紙の枚数が1000枚を突破していた中、受け入れてくれる新人賞がこの二つしかなかったからだといいます。締切が先だった新潮ミステリー倶楽部賞にまず応募したところあえなく落とされてしまったことから、続いて日本ホラー小説大賞にも応募したとのことです。逆説的ではありますが、もし新潮ミステリー倶楽部賞で受賞していたら、本作はこれほど注目されていたでしょうか……。その場合、デスゲーム史の潮目はまた少し変わったものになっていたかもしれませんね。
投稿お疲れさまでした。
今回も興味深く読ませていただきました!
きっかけは忘れましたが、バトル・ロワイアルは小説から入りました。
本作がもともとはホラー小説枠だったというのは初耳ですが、まだデスゲームが一般的でなかった時代はそこに振り分けるしかなかったのかもしれませんね。
読んだのはかなり昔ですが、印象的だったのは群像劇としての完成度でした。
42人がバラバラに動いているにもかかわらず、主人公周りだけに焦点を絞らず、一人一人の死に様とドラマを描き、矛盾のない構成になっていたことが凄いなと思いながら読んでいた記憶があります。
デスゲームという概念が浸透した現代においても、これだけの大人数を出したうえで全員のドラマを描ききった作品は少ないと思うので、評価されるべくして評価された作品だったと思います。
作者からの返信
いつも応援ありがとうございます! とっても励みになります!
『BR』の完成度の高さは見事ですよね……仰る通り、これほどの人数を一度に描きながらまとめたデスゲームものを、私は他には知りません。本作の力量あっての今日のデスゲームなのでしょう。
なお、『BR』がホラー小説枠だったのは意外だったとのことですので、少し補足をいたします。本編では省きましたが、高見さんは『BR』で二つの新人賞に応募しています。一つが角川の日本ホラー小説大賞で、もう一つが新潮社の新潮ミステリー倶楽部賞でした。
この二社にした理由は、既に原稿用紙の枚数が1000枚を突破していた中、受け入れてくれる新人賞がこの二つしかなかったからだといいます。
締切が先だった新潮ミステリー倶楽部賞にまず応募したところあえなく落とされてしまったことから、続いて日本ホラー小説大賞にも応募したとのことです。
逆説的ではありますが、もし新潮ミステリー倶楽部賞で受賞していたら、本作はこれほど注目されていたでしょうか……。その場合、デスゲーム史の潮目はまた少し変わったものになっていたかもしれませんね。