太宰府天満宮へ・・・その前に、大牟田に
翌朝7時前、2人は朝食後、軽装でフロントに、添乗員は既に2人を待っていた。
「おはようございます、今日は、太宰府天満宮に行きますが、その前に大牟田もどうですか?」
「お・・・大牟田・・・ですか?」
「ええ!大牟田にも、炭鉱の街がありましてね!世界遺産に登録されているんですよ!・・・そのうちの一ヶ所、三池炭鉱万田坑址ですね!・・・ほら、るろうに剣心のロケ地となったとお話しした場所ですが・・・。そこに立ち寄ってからでも、太宰府には向かえますよ!」
添乗員は、さらに付け加えるかのように・・・。
「あっ!昨夜行かれた屋台の、清水さんからご連絡戴きまして、今夜もまた、来てくださいとのことで・・・。お二人に是非見て貰いたいものがあると言うので・・・!」
「ええ!その清水さん、昨日話した・・・私がタイムスリップしたときの、銭湯の番頭さんのお孫さんだそうで・・・とても信じられないんですが・・・!」
「ええ!凄い偶然ですよね!・・・これからいく予定の炭鉱も、三池炭鉱なんですけどね、結構、大牟田には炭鉱が在りましてね。世界遺産にも登録されてるんですよ!・・・それでは、行きましょうか!」
そう言って、ホテルを出て、博多駅に向かった。
そこから、鹿児島本線で大牟田駅に向かった。
9時前に大牟田駅に到着、そこからタクシーを利用して、三池炭鉱万田坑に到着した。
「あっ!ここが、映画『るろうに剣心』の撮影をやったと言う・・・。ここは、熊本に・・・!」
「ええ!ちょうど、福岡と熊本の県境にあります。・・・少しいくと、グリーンランドと言う遊園地もありますよ!」
「グリーンランド???」
「ご存知ですかね!あそこの幽霊屋敷、本物の幽霊が出るみたいですよ。」
「ええ???!、怖いですよ!」
「あっ!スミマセン!あまり気になさらないでくださいね!・・・あくまでも噂ですから。・・・どうですか?昨日行かれた、田川炭鉱と同じでしょう!・・・ここだけでなく、海沿いにも、炭鉱がありますよ、・・・三川坑址に、宮原坑もすぐ近くにありますね。」
「へえ!」
「ただ!この炭鉱も、大きな爆発事故がありましてね。」
「あっ!そうなんですか?」
「三川坑址に、炭塵爆発慰霊碑がありましてね、昭和39年の11月9日、午後3時過ぎに、爆発がありましてね、450人の死者、800人以上の一酸化炭素中毒の後遺症になった人が出ましてね、かなりの大惨事でしたね!」
「450人の死者も!私が巻き込まれた爆発は、数人だったんですが!」
「あっ!それでも、66人の死者が出てましたね!・・・佳代子さん、その爆発で現代に戻ってこれたんでしたね!不思議な話ですがね!」
「でも!かなり多い犠牲者ですよ!・・・炭鉱の仕事も怖いですね、・・・北海道の夕張炭鉱の事故の事はついこの前、テレビで放送していたのを観たことあるんですけど!」
「あっ!夕張炭鉱の事故はかなり悲惨でしたね!・・・この後は、もう太宰府天満宮に向かわれますか?大牟田名物は、洋風カツ丼が有名ですがね、お昼までまだ早いですよね!」
「か・・・カツ丼ですか?ちょっと油物ばかり続いているので、やめておきます!もう、太宰府天満宮に・・・!」
「あっ!はい!わかりました!では、今度は西鉄に乗車します!」
再びタクシーで、大牟田駅に向かい、西鉄に乗り込み、西鉄二日市駅で太宰府線に乗り換え、太宰府天満宮に着いた。
太宰府駅から、表参道(馬場参道線)をひたすら歩き、三の鳥居、四の鳥居を潜り抜け、さらに太鼓橋を渡り、天満宮の中へ・・・。
参拝者がチラホラみれた。
「ここは、ご存知のように、菅原道真公を祀られたところですよね、学問の神様で知られる、京都の北野天満宮と共に総本社として祀られてますね、正月の初詣には約200万人もの参拝者が訪れて、かなり混雑しますね!」
「ああ!そうでしたね!大阪にも、大阪天満宮があるけど!」
「あっ!大阪天満宮は、菅原道真が藤原時平によって太宰府に配点されたとき当時の大将軍社に立ち寄って、旅の安全を祈願された所ですよね!」
「大将軍社??」
「ええ!その時は、大将軍社として創建されたんですよね・・・。大阪天満宮では、京都の祇園祭、東京の神田祭とならんで、日本三大祭である天神祭が開催されますよね!」
「ええ!7月24日、25日に、開催されて、凄い人手ですよ、最後の奉納花火は、もっと凄いですけどね!」
2人は添乗員と、話を交わしながら、初めて訪れた太宰府天満宮を参拝した。
その後、軽く昼食を摂って、西鉄で博多に戻った。・・・その後、サザエさん通りへ・・・
「へえ!サザエさん通り?」
「ええ!長谷川町子さんが、この先にある海岸でサザエさんを生み出したんですよ!長谷川町子さんは元々佐賀県でお産まれになったのですが、小学生の頃に、ここ福岡に移り住んだんですよ!」
「へえ!ここがサザエさんの生まれ故郷なんですね!」
その後、シーサイドももちに向かい、福岡タワーに登頂した。
「うわぁ!凄いわね、さすがに韓国は見えないわね!」
「ええ!さすがに無理ですよ、手前に見えるのが志賀島です。邪馬台国時代の金印が発見された場所なんですよ、そこに金印公園もありますね!」
「へえ!あの『漢の和の・・・・』!」
「あっ!『漢の和の那の国王』ですね!」
2人は福岡の旅を満筆したようだ、そして、5時半過ぎ、再び前日の屋台に向かった。
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