初めての九州
小倉駅に着いた二人、在来線乗り換えの改札を出たところで・・・・
「おはよう御座います、・・・様でいらっしゃいますか?・・・」
「えっ!・・は・・・はい!・・あっ!・・おはよう御座います!」
「あっ!はい!お待ちしておりました!・・私、JTBの長谷川と言います、今回は2泊3日の日程での初めて九州に来られたと、お聞きしまして、・・・」
「あっ!ああ!・・宜しくお願いします!」
「あっ!はい!こちらこそ!この後、田川の石炭記念公園に行かれると言うことで、この後すぐに、日田彦山線の田川後藤寺行きで向かうことになります、・・・9:22発ですので。・・・すぐ行きましょう」
そう言われると、やや小走りで、2番線ホームへ。
そこには、2両編成の、白っぽい車両が・・・
「あらっ!ややレトロ・・!」
ディーゼルカ-だった。
9:22に小倉駅を出発、・・・車内で、佳代子達は、これまでの経緯、なぜここに来たくなったのかを、話した。更に、あの古いお札も添乗員に見せた。
添乗員も、最初は信じられなかったのだが、古いお札を見て、更に、佳代子が100年前の田川炭鉱へタイムスリップしたことも添乗員に全て打ち明けた事を聞いて、かなり驚いたようだ。
その後、佳代子は・・・
「あ・・・あの~!・・・九州は炭鉱の街が多いと聞いたんですが・・」
「ええ!そうですね!、これから向かわれる、田川炭鉱と飯塚、それに直方は、筑豊3都と言われてましたよ。・・・後ですね!熊本の荒尾市に万田抗と言う炭鉱もあります、そこは、田川炭鉱と同じですがね!平成27年7月に(明治日本産業革命遺産)の一部として、世界遺産に登録されてますね!・・・・後、映画のロケ地にもなってますよ!」
「えっ?熊本の万田抗で、映画も撮っていたんですか?」
「ええ!・・・(るろうに剣心)、と言う映画ご存じてすか?」
「ああ!はい!・・・聞いたこと有ります・・・観たこと無いですが!」
「ああ!はい!・・・その(るろうに剣心・京都大火編)と言う映画の撮影が、この万田抗で、行われてましたね!」
「へぇ~!」
添乗員の話に、二人は感心していた。・・・さらに・・・
「後ですね!鹿児島県の、伊佐市に菱刈鉱山がありますが、そこでは、金が採掘されたんですよ!」
「あらっ!金も採れる所も有ったんですね?」
二人は、かなり驚いた。
「ええ!まあ!・・・でも今は、年間6トンの金を採掘してますけどね!・・・当時は250t採れてましたからね。・・やはり、大部採れる量は減ってますね。・・・今はもう金は稀少価値がすごいですよね!・・1g、ン万円ですからね!かなり価格が上がってますよ!・・・後、金が採掘できる所は、新潟の佐渡島の佐渡金山が有名ですね!」
「ああ!はい!佐渡島の金山は聞いたこと有ったような!」
「ええ!佐渡金山はかなり有名ですよ、ただ、まだ世界遺産登録はされてないんですがね!」
「あっ!そうなんですか?」
「ええ!世界遺産の推薦はあったんですがね、韓国政府がもう反対してましてね!」
「えっ!韓国が??」
「ええ!韓国の人にとって、佐渡金山は、強制労働の被害現場となっていましたからね、韓国人がかなり申請に反対しているんですよ!」
「へえ!そうなんですか?」
・・・・・・
そう、いろんな話を聞いているうちに、田川伊田駅に到着した、二人と添乗員はそこで下車、改札口から反対側にあるため、地下道をくぐって。蒸気機関車の写真が有る出口へ、さらに、石炭記念公園の入り口まで歩いていった。
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