関門隧道(トンネル)を潜り抜け、初めて九州へ・・

土曜日の朝、旅行の出発となった。




佳代子親子は、朝5時過ぎに起床、あらかじめ準備していた荷物に、折り畳みの傘も詰め込み、家を出ることに。しかし、・・・





「新大阪までどうやって行こうかしら?」




母親の質問に、佳代子は・・・・




「UVER、タクシーを呼んだわ・・・」





「ウーバー???タクシー???・・・」




母親は、疑問に思ったのだが、佳代子は、スマートフォンの、ウーバータクシーのアプリを使い、目的地等も入力して、タクシーの予約をしていた、・・・・約10分後に到着するようだ。




それまでに、戸締りをして、玄関の前でタクシーを待った、すぐにタクシーは家の前にやって来た。




「おはよう御座います・・・御待たせしました。2名様で、新大阪駅までですね?」





タクシーの運転手は、二人に声をかけた。





「あっ!おはよう御座います、宜しくお願いします・・・」




二人も運転手に挨拶をした。・・・その後、運転手はタクシーの後ろのトランクを開け、降りた後、二人の荷物を、トランクに入れた、そして、二人を乗せた後家の前を出発した。




タクシー内で、二人は、この後すぐに乗る予定の新幹線の切符を取り出し、その他のはすぐにしまった。6:50発のさくら543号で小倉に向かう・・・。





さらに車内は、運転手との会話もかなり有ったのだろう。・・・これからの旅行の話などで・・・そうこうしている内に、6時過ぎに新大阪駅前に着いた。




「ありがとうございます。お気を付けて、旅行を楽しんで下さい・・・」




運転手は二人を見送った、二人は軽く会釈して、駅構内に入っていった。





出発まで、まだ30分以上有ったのだが!・・二人は改札を通り、中に入った。・・・駅構内は、やや混雑していた、やはり土曜日は混みやすいようだ。




二人は、車内で軽く朝食を摂るつもりで、サンドウィッチを購入。さらに母親は・・・




「私は、(お~い、お茶)でいいわ!佳代子は・・・」




そう言われ佳代子は・・・



「私は、これを・・・みっくちゅじゅーちゅ!」




それを聞いた母親は・・・




「えっ!・・みっくちゅ・・・それ、ミックスジュースなのね、朝からそれ甘くない?それにしても、変わった名前ね!」





「これ!・・・漫才のトミーズの雅さんが付けた名前みたいよ!・・・この字、赤井英和さんの直筆なんだって!」



「へぇ!関西人って!いろいろ考えるわね!・・・」




そう言っている内に、出発の時間が迫ってきた、二人は、ホームに向かった。




そこには、もう乗る予定の車両が、やや青みがかった8両編成の、山陽・九州新幹線専用の700系の車両だった。



二人は、早速乗り込み、指定された座席に座り込んだ・・・・初めて九州に向けて、いよいよ出発となった。




6:50に、新大阪駅を出発して、小倉へ向かった。




二人は、車内でサンドウィッチを軽く食べるなど、車内の旅を漫筆した・・・。




そして、新神戸・岡山・広島等を出た後、9時過ぎ、新下関駅を通過した後すぐにトンネルに入った、関門トンネルだった。・・・このトンネルを出ると、二人にとって初めての九州へ来たことになる。




トンネルに入って3分程、・・まだトンネルから出ない内に車内アナウンスが流れ、間もなく小倉に到着となる。




それから少ししてから、トンネルを出て、九州に入ったことになった。・・・そして、小倉駅に到着した、二人は、この駅で下車した。







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