魔法について

「さっきも軽く説明したけど、もう一度魔法について教えるわ。」


ピナ先生の魔法教室がいま始まった。


この世界には魔法属性が【火、水、草、岩、風】の5種類と変化魔法の合計6種類が存在するわ。それぞれ属性には適性があってね。


1〜30下位魔法

31〜60中位魔法

61〜99上位魔法

100 最上位魔法


と言ったように適正数が上がれば上がる程に各属性の強力な魔法が使えるわ。

でもね、適性があるから絶対に上位魔法を使えるとは限らないの、上位魔法を使うには血の滲むような努力が必要で一生涯で一つでも上位魔法が使えれば凄いわ。

最上位魔法に至っては扱える人間はまだ見たことないわね。


まぁ、私は生まれながらにして全属性の最上位魔法を使いこなせるけどね。・・・ちょっとナツ、自慢はいいからさっさと授業を続けろって顔しないでよね。


ごほっ、で次に説明するのは変化形魔法についてよ。


変化形魔法とはさっき説明した5大魔法とは違い、日常で使う魔法や精神系魔法、強化系魔法と色々あるわ。


私がさっき使った鑑定魔法も変化形魔法ね。


他には【剛力魔法、治癒魔法、修復魔法、増植魔法、浮遊魔法、点灯魔法、保存魔法、洗浄魔法、通話魔法、透視魔法、洗脳魔法、睡眠魔法、猛毒魔法、、迅速魔法、腐食魔法...etr】この他にも数多く存在するわ全部で1000種類以上はあって挙げたらキリがないわ。


でもね変化魔法の適性があるからって全部の魔法が使えるわけでは無いのね。

平均で1〜2個ほど使えるのが普通ね。多い人で3〜5個程ね。


ちなみに私は1000種類ある変化魔法の約7割は使え・・・はいはい、自慢はいいから授業を進めろって言うんでしょ、せっかちな生徒ね。

以上が魔法の適性についてね。


次は魔力について教えるわ。

魔力とは魔法を使用するうえで必要となるものね。


燃料がないと火が燃えないでしょ、それと一緒で魔法を使用するにも魔力が必要なのね。


え?エムピー?、マジックポイント?・・・・ナツ、あなた本当に何言ってるの?

変な事を言って私の授業を妨害しないで欲しいわ。


え~と、例えばさっきスライムを撃退する時に使った、炎魔法の下位魔法炎の球ファイヤーボール威力や適性数値によって多少の変動はあるけど大体5~10程魔力を消費するわ、ナツの魔力なら多くて10回ぐらいは使えるわね。


ちなみにナツの為に分かりやすく数値化して説明してるけど、実際の人たちは自分の魔力の多さや強さは感覚でしか分からないのね。

まぁ、教会に行って神父様の水晶を使えばおおよそは数値化して見る事はできるわ。


まぁ私の鑑定魔法ステータス程の精密性はないけどね。


だからナツも感覚で魔力残量を把握できるようにならないと今後は戦闘時に魔力切れを起こして、魔法が使えなくなるわよ。

戦闘中に毎回ステータスを確認はできないからね。

以上が魔力についてね。


次に魔法攻撃力と魔法防御についてだけどこれは言葉のままね。

魔法攻撃は攻撃魔法を使った時の威力ね。

例えば同じ魔法を同じ魔力を使ったとしたら、魔法攻撃数が高い方が強力の魔法が使えるって事。


そして魔法防御・・・これについては特に説明はないは。ただ単に相手の攻撃魔法や精神魔法、状態異常魔法などの魔法を効きずらくするのよ。

ナツの場合は魔法防御の数値が他の人より高いから大抵の魔法攻撃は無傷で済むと思うわ。


ふぅ~。以上が魔法についてよ。

おおよそは分かったかしら?



なんとなくだが魔法については理解できた気がする。


すなわち俺の魔法ステータスなら魔法を扱えるようになっても魔王はもちろん、普通の雑魚モンスターにすら勝つ事が難しいのだろう。


まぁでも、丁寧に説明してくれたピナには感謝をしよう。

いちいち自慢がムカついたけど。


「まぁ、なんとなく分かった、けど俺のステータスではスライムすら倒せそうにないんだけど。」

「大丈夫よ、ナツの雑魚ステータスでも魔法さえ当てればスライムは倒せるわ。だって最弱だもん」

「・・・俺はそんなスライムにまけたのかよ。」

「まぁ、ナツに魔法の使い方を教えてなかったから仕方ない。今度こそリベンジ出来るように魔法の出し方を覚えましょう。・・・そしたら実際に魔法を使って見よう!!」


こうしてピナ先生の魔法教室実践編がスタートした、

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