第三章

 ハーヴェスからセーヌ村、そして遺跡へと戻ってきて、三回目の調査開始。

 行間の移動で一日かかって、信仰ポイントが4増えました(67→71)。

 【イベントマーカー】あらため[コントロールルーム]が置かれたのはA1、入口はB4。だいぶ遠い所に置かれてしまった……がんばろう。


 まずは突入と同時の移動イベントで、[ルーンフォークの一団]を引く。遺跡内の住人が魔物に襲われており、それを助けると仮想ガメルを2000G貰えるという内容。

 ようやく仮想ガメルが手に入るのか……とはいえ、まだエリアを開放していない状態なので、鉄道駅を再発見したとて、移動できる訳ではないのですが。

 ひとまず、これを助けることに。相手は(コロコロ)蛮族の4レベル1体と、3レベル1体。『モンストラスロア』を開いて一番最初に目が合ったボルグとボルグハイランダーの二匹に決定し、戦闘開始。


 ◆  ◆  ◆


 魔物知識判定、ルフィナの出目がよく両方の弱点を突破。どちらも物理ダメージ+2であるため、とても有り難い。

 先制判定は失敗し、第二戦闘準備でエルレウムが【ガゼルフット】を使って開戦。


 敵の攻撃、いずれも回避成功。痛恨撃があるので、出目次第では1ターンで一気に気絶させられかねない。この調子で耐えていただきたいところ。

 こちらの反撃、エルレウムはボルグに7点与える。ルフィナは……特にやることがないな。【バニッシュ】は凶暴化を引いた時が怖いし、おとなしく厳つき氷でボルグを削っておこう。


 敵の2ラウンド目、またも全回避成功。こちらの反撃、エルレウムは攻撃を外し、ルフィナはまた厳つき氷をボルグへ使用。

 3ラウンド目も同じような感じで、4ラウンド目にはボルグが倒れ、しかしハイランダーにはなかなか攻撃が当たらず、どころかたまに痛恨撃を貰ったりして……


 ……と、以降かなりぐだつきつつ、最終的に14ラウンド目でようやく勝利となった。エルレウムもルフィナもMPが2しか残っていないため、即撤退の判断に。

 ちょっと強い敵を引いただけでこれだと、レベルを上げる前に【キャッツアイ】を取るのと武器を+1にするのが先決……かなぁ。1Hと2Hを切り替えることを考えると、『アーケインレリック』収録の〈バリアブルソード〉シリーズが欲しいところだけど、なかなかお高いのが辛い。


 とりあえず、戦利品は合計130G。黒白カードは現状使う予定がないので、これはセーヌ村で買い取ってもらっておくことに。

 部屋イベントは[水路]を引き、水泳成功。そのままルーンフォーク達と共に外へ脱出し、2000仮想Gを獲得。

 しかし、入口に向かっていたという(解釈でよさそう)ことは、外へ行きたがってるというわけで。この人達原住民じゃないのか?なら、一体何者……

 …………いや、ルーンフォークに"された"、という線があったか。


 その後、6時間睡眠を取って、その間に信仰ポイントが10増えて(71 → 81)、微妙に回復しきらなかったエルレウムのHPを【キュア・ウーンズ】で戻して(コロコロ)(1回ピンゾロ)……戻した後、ふたたび遺跡へ突入。

 イベントマーカーと出入り口の配置をし直した結果、入口がA1、マーカーがA2という結果に。隣合わせなので、今回はすんなり先へ進むことができそうです。


 最初の移動イベントは[清掃用魔動機]。非戦闘型の魔動機を捕まえて、アイテムを獲得できるもの。

 〔罠設置判定:目標値9〕にエルレウムが成功し、仮想ガメルを800G獲得しました。連絡通路の次のエリアである『居住区(中)』または『実験研究区(中)』に鉄道で移動するには3000G必要らしいので、もうちょっと稼がないといけないか。

 イベント以外に、アイテムの売却や交換とかでも稼げたら楽なんだけど……そういうのあるかな?


 部屋イベントは[菜園]、ランダムなイベントを解決することで、薬草の採取ができる模様。今回は〔登攀判定:目標値9〕が選ばれました。

 エルレウムが挑戦して成功、〈救命草〉を4本獲得。せっかくなので1本使って、微妙に回復しきれていなかったエルレウムを治療。

 意外と薬草を貰えるイベントが多いので、基本的には買い足さなくても大丈夫なのかな。回復系の終律も、優先度を低く考えることにしましょうか。


 ◇  ◇  ◇


 A1からA2への移動で、イベントは[属性干渉]。あらゆる消費MPが1点増加するという恐ろしい効果ですが、[コントロールルーム]で戦闘は起こらないので一安心。


 〔見識判定:目標値9〕にルフィナが成功し、〈コントロールスフィア〉を使って次のエリアへのゲートを開放。場所は(コロコロ)B2……また隣だ。今回は随分と豪運ですね。

 ……でも、踏破マスが少ないと、経験点と報酬も少なくなるんだよな……もう少し探索してから行ったほうがいいか。


 ◆  ◆  ◆


 ということで、本編中ではさっさと向かったことにしておきつつ、実際にはちょっと寄り道してから進むことに。

 まずはA3を目指し、移動イベントは[自動運転魔動機]。仮想ガメルを支払うことで移動の手伝いをしてくれるようですが、今回はスルー。

 部屋イベントは[遺跡内アイテム製造装置]。〔見識判定:目標値9〕と〔探索判定:目標値9〕に成功することで、アイテムを獲得できるもの。

 見識には成功したものの、探索の方が失敗したため、今回は特に成果なし。踏破さえできれば良いので、大目に見ておくことにしよう。


 B3を目指した移動イベントは、初突入時ぶりの[歌声]。呪歌に【レジスタンス】が選ばれたので、抵抗せずに受けておくことに。

 部屋イベントは[遺跡街]。特に用事は……いや、ちょっとアイテムを見ておくか。

 ……あ、仮想ガメルとガメルの変換を行なえるみたいですね。しかし今は現金も欲しいっちゃ欲しいので、変換できるということを覚えておくだけに。


 C3を目指しての移動イベントは[シャワー]。ランダムな液体が天井から降り注いでくるというもの。

 ……液体次第では薄い本紛いの展開になるけどどう収拾つけようかな、という懸念が生まれたものの、今回はただのHP回復効果であったため問題なし。

 凝固液だの腐食液だの、色んな意味でいやらしい名称がランダム表に書かれているので、それの対策はなにか考えておいた方がいいか……と言っても、〈雫のブレスレット〉くらいしか思いつかないですが。


 部屋イベントは[闘技場]。娯楽に飢えた蛮族や野蛮人に連行され、強力な魔物との戦闘を強要されるそうな。

 ひとつ隣の遺跡街で安全に睡眠を取れる(しかも【リミット】が減少しない)ので、またMPを全部吐き出すつもりで戦うか……と覚悟を決めることに。


 相手は魔神で、4レベル2体と2レベル1体……いや流石に無理だな。先制判定で12が出たので、誰が来ようと先行確定、よって即退散。

 逃走判定はエルレウムだけ失敗し、13点のダメージを受けたものの、寝れば解決するので死な安。

 しかし、レベルが低いうちは『パーティレベル+2の敵』というのがえらくしんどいな……ボス部屋ガチャをせざるを得ないかもしれない。

 あるいは、テンポ重視で少し控えめな相手にするか。リプレイである以上、ちゃんと完結させることを優先したいので、あまりにも大変な事態になる場合は、その辺の簡易化も検討しましょう。


 遺跡街へ戻る際の移動イベントは[無音]。魔法と呪歌の射程が上がるものですが特に意味はなく。

 宿屋へ向かう前に【キュア・ウーンズ】で回復して、就寝。HPMP共に全快となった状態で、[ゲート]へと出発。


 ◇  ◇  ◇


 移動イベントは特に意味のないもので、部屋イベントは[ゲート]。

 次のエリアへ進むためのテレポーターを守る強敵……3レベルの魔動機4体と戦闘することに。

 ザーレィとルドルンの定番コンビに、カーグナーを2体添えるか。少なくとも、さっきの4レベ魔神×2よりかはまともな勝負になるはず。

 弱点、は突けないものしかないので割愛。先制は久しぶりにこちらが取って、いざ戦闘開始。

 

 敵の配置は、ルドルンが前線、ザーレィが後方。それぞれがカーグナーに乗っている状態。ついでに〈剣のかけら〉がザーレィに3個。

 まずはルフィナが【フィールド・プロテクション】を貼りつつ、エルレウムがルドルンを乗せたカーグナー(以降A)に攻撃、失敗。【ガゼルフット】と【バークメイルB】を使って防御力を上げて手番終了。

 敵の攻撃、ルドルンのハンマーが当たり、ザーレィは光弾を放って、エルレウムにトータル15点。

 ……なんかもう駄目な気がしてきた。“剣の恩寵”の使用を検討しよう。


 2ラウンド目、【キュア・ウーンズ】で11点回復、カーグナーAに3点。

 敵の攻撃、カーグナーAと、ザーレィを乗せたBまで前進して体当たりをするが、

 Aの一発が当たったのみ、ダメージも1点に抑えた。【バークメイル】と【フィールド・プロテクション】がめちゃめちゃ効いてる。


 3ラウンド目、カーグナーAに10点。ルフィナは光弾対策に【レジスタンス】をしておく。

 敵の攻撃、ルドルンのハンマーでエルレウムに3点、ザーレィの光弾はルフィナが抵抗に成功し、4点。

 ザーレィの相手がかなりしんどそうだが、なんとかなる……か?


 (以下、だいたい同じことをやっているのでダイジェスト&箇条書き)

〔ラウンド5〕

エルレウム:カーグナーAに7点(HP:9→2/28)

ルフィナ:カーグナーAに厳つき氷(HP:2→0/28)(MP:20→19/28)

敵:エルレウムが光弾に抵抗成功、7点(HP:25→18/25)


〔ラウンド9〕

エルレウム:ルドルンに6点(HP:7→1/23)

ルフィナ:ルドルンに厳つき氷(HP:1→-1/23)(MP:16→15/28)

敵:ルフィナが光弾に抵抗失敗、8点(HP:16→8/20)


〔ラウンド11〕

エルレウム:カーグナーBに攻撃、2回転して19点(HP:28→9/28)

ルフィナ:エルレウムに【キュア・ウーンズ】(HP:14→25/25)(MP:12→9/28)

敵:エルレウムが光弾に抵抗成功、8点(HP:25→17/25)


〔ラウンド14〕

ルフィナ:カーグナーに厳つき氷(HP:2→0/28)(MP:6→5/28)

エルレウム:ザーレィに攻撃、7点(HP:40→33/40)

ザーレィ:エルレウムに攻撃、失敗


〔ラウンド19〕(【フィールド・プロテクション】【バークメイル】効果終了)

エルレウム:〈カイトシールド〉を床に落とし、〈ロングソード〉を2H持ちに変更。ザーレィに攻撃、10点(HP:16→6/40)

ルフィナ:【レジスタンス】使用

ザーレィ:ルフィナが光弾に抵抗成功、3点(HP:13→10/20)


〔ラウンド20〕

ルフィナ:【モラル】使用

エルレウム:ザーレィに攻撃、8点(HP6→-2/40)

ザーレィ:爆発四散


 ……いや、長いな毎回。効果時間18ラウンドの効果が終わるの初めて見たぞ。

 でも、戦闘が長引けば長引くほど、呪歌はいい仕事をしますね。これだけ使う機会があるなら、次の成長ではバードを2に上げて、【終律:春の強風】でも習得させておくか。


 なにはともあれ、無事に戦闘終了。戦利品は180G(カード化予定の品無し)です。


 ◇  ◇  ◇


 さっそく開通したテレポーターから、〔居住区(中)〕へ移動……と行きたいですが、満身創痍だし成長処理や買い物をしたい。

 どうやら、テレポーターさえ開通させられれば、次回からは直接居住区を開始エリアとできるのと、このタイミングで遺跡の外への脱出も行なえるようなので、ここは一度撤退の判断。


 ……としましたが、本編では話の流れを自然にするため、そのまま進んだ体に。

 処理上では、一旦成長処理や買い物などを挟ませていただきます。


 ◆  ◆  ◆


 まず、名誉点は14点。報酬金はひとりあたり2200、合わせて4400G。

 ……前回、ひとりあたりじゃなくてふたりで分割した気がするな(確認)(やっぱしてた)今回の報酬に追加で足しておきます。これで合計所持金11120Gに。

 経験点は2390と、自動失敗のボーナスを加えて、エルレウムは2540、ルフィナは2490点。能力値成長はエルレウムが筋力、ルフィナが知力。今回は随分といいところが伸びたな。


 続いて技能成長。エルレウムはファイターを3、エンハンサーを2(【キャッツアイ】習得)にし、戦闘特技は《薙ぎ払いⅠ》を選択。割と敵の多い戦闘が多発しているので、盾を捨ててでも、一気に攻撃できるようにすべきかなと。

 ルフィナはセージとバードを3に。戦闘特技は《楽素転換》、新規呪歌は【終律:春の強風】と【アーリーバード】を選択。新たな攻撃手段を確保し、ジリ貧の戦いを減らすことができる……はず。そうなって欲しい。


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[エルレウムの買い物]

〈バスタードソード+1〉::-5560G

〈魔晶石(3点)〉*3::-900G

〈ウェポンホルダー〉::-1000G


[ルフィナの買い物]

〈ヒーリングポーション〉*3::-300G


 合計購入額 : 7760G

 所持金の合計: 3360G

 前章比   :+ 850G

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#2 ◆

 (遺跡から脱出・再突入したので、信仰ポイントが上昇(81 → 91))


 さて、今回からは〔居住区(中)〕エリアへ挑んでいきます。ここはマス数が4*4と一回り大きくなっているため、調査は少し大変になるかも。

 出入り口はB1、最初に目指すことになる[コントロールルーム]はC4。行こうと思えば行ける距離ですが……ボスまで行けるのか?今回。

 敵は遭遇表次第なのでそこまで極端には変わらないですが、エリアが変わったことで各種イベントも変わり(変わるらしいです)、判定は少し厳しくなるだろうし。慎重気味に歩くべきでしょうか。


 最初の移動イベントは[足跡]。現在地点の四方いずれかに[獣の巣]という部屋イベントが設置されるもの。

 〔足跡追跡判定:10〕に失敗した場合、その方角が秘匿されるうえに、そこで発生する戦闘で不意打ちを受けるというまあまあ物騒なものでしたが、ルフィナが無事成功。A1に配置したことだけ記録して放置することに。

 部屋イベントは(コロコロ)【リミット】+2して振り直し、[菜園]。今回は〔水泳判定:10〕に成功しないといけないらしいので挑戦して(コロコロ)(コロコロ)ふたりとも失敗、エルレウムに8点とルフィナに3点の確定ダメージ。幸先悪いな。

 仕方がないので〈救命草〉で回復して、ルフィナは完治、エルレウムは7点回復。次の移動イベントへ。


 B2への移動、イベントは[自動運転魔動機]。ついさっき稼いだ仮想ガメルがあるので、今回は利用できますね。

 ……が、コントロールルームに辿り着いたところで、動かすための〈コントロールスフィア〉が無いため、まずはそれを手に入れなくては。前にちらっと[遺跡街]で確認したところ、遺跡内限定で、ひとつ10000Gで購入できるみたいです。

 現在の所持金は、仮想ガメルまで含めて4800G(逃走失敗や気絶時に失う可能性があるらしいので、1360Gほどギルドに預けてます)。適当に稼ぎつつ、道中を進んでいくとしましょう。


 部屋イベントは[病院]。AL×100の仮想Gを支払うことで、HPとMPを全回復できるうえ、毒・病気属性の効果を即時に解除できるそう。安全地帯であるため、睡眠を取ることもできるみたいです。

 ほか、〔探索判定:10〕に成功すれば、薬品類を発見できるとのこと。回復の必要はないので、探索だけしていくことに。

 結果、〈アルケミードラッグ・金(2.5mg)〉という本書のオリジナルアイテムを入手。3リミットの間、器用度が+6されますが、使用時に〔生命抵抗:12〕に失敗した場合は効果が得られず、逆に生命抵抗-1のペナルティを受けることになるという……要するに、危ないお薬ですね。

 それなりに強力なアイテムではありますが、生命抵抗の成功率も考えると、まだ使わなくてもいいでしょう。というか多分、ルフィナがラベルとか読んで止めると思います。本編書く時の私がきっとそういう流れにする。


 ◇  ◇  ◇


 B3への移動、イベントは[迷い人]。初探索ぶりですね。

 今回は誰と出会えるのかな……(コロコロ)(蛮族)おう帰れ。

 真偽判定に無事成功し、適当に追い払った後、気を取り直して部屋イベント。こちらは初出の[プラネタリウム]。

 天体観測をしていくことで、1d6でランダムな効果が発生する……みたいですが、【リミット】を-1しないといけないそうなので、今回は見送り。

 しかしこんなお誂え向けのスポットをスルーしていくのも勿体ないので、本編ではフレーバー的に楽しんでいったことにしておきます。


 ◆  ◆  ◆


 B4への移動、イベントは[散乱した機械の部品]。移動先の部屋が特殊施設(説明省略していますが、利用するのに見識判定が必要となる要素のある部屋)である場合、施設やら何やらが壊れていて、修理をしないといけなくなるというもの。

 肝心の移動先は[魔動機修理工場]。修理する場が壊れているとはこれいかに。

 しかし部屋の効果としては、魔動機系の騎獣を修理できるだけの場であるようなので、ふたりには特に関係なし。見識判定だけ成功させて、この場を後に。


 さて、コントロールルームは隣のC4……というところまで来てしまいましたが。先述の通り、スフィアが無いので行ったところであまり意味がないんですよね。

 【リミット】切れによる強制脱出で進捗をリセットされるのも癪ですし、今回はボス討伐をきっぱり諦めて、歩き回るだけにしようかな……ということで、A4へと進路を変更。移動イベントは[トラップ]。

 その名の通り、〔異常感知:10〕と〔解除:10〕で罠を解除するだけというシンプルなもの。ふたりとも異常感知に失敗したので、今回は罠が作動して(コロコロ)警報が鳴り響いたことに。【リミット】が-1されるのと、移動先の部屋で休息不可になるそうですが、あまり影響は無さそう。


 移動先は[レストラン]。シイタケというルーンフォークの料理人が、一人で切り盛りする怪しげな店だそうです。

 (メニューという名のランダム表を見る)……いや本当に怪しい料理しかねえな。『テラービーストの熟成ステーキ』だの『シハルスのテールスープ』だの、ゲテモノどころでは済まされない料理ばっかりだぞ。

 そのうえ、生命抵抗に失敗した場合は、バフではなく生命・精神抵抗-1のデバフを受けることになるそうだし、これもまたルフィナが絶対に拒否するだろうということで、スルーしていくことに。

 ……エルレウムは食べたそうな目で見つめるかもな。ソレイユの里、ワイルドな食生活してそうだし。


 A3への移動、イベントはふたたび[迷い人]。遭遇したのはルーンフォークの原住民。[遺跡街]か[上位者の隠家]まで連れていけば、2000仮想ガメルをくれる。

 遺跡街はともかく、隠家というのは初耳ですね。居住区で出てくる部屋なのかな……(部屋表を確認する)(あった)とりあえず、連れていきましょうか。同行中は『足手まとい』として扱われるみたいです。

 部屋イベントは……あ、丁度[上位者の隠家]が出た。楽な仕事だったな。


 ◇  ◇  ◇


 いくら居住区とはいえ、機械まみれの空間のなかに木製の扉という違和感のある光景。その扉を開くと、現れたのは『スペリオル・スタイル”Mミュー"』と名乗る特異なルーンフォークの男性。「やあ、君たちを待っていたんだ」と親しげに話しかけてきますが、一体何者なんだろう。とりあえず人物詳細と、彼が教えてくれるこの遺跡の情報についてを読んでみましょう。


─────────────────────

#3 ◇


 さて、話を要約すると以下の通り。


・魔動機文明時代当時、「死」「神の力」「人族全体の幸福」という三つの壁を超えるために人々はその技術で以て「不死」「神聖魔法の一般化」「永遠の幸福」を手にすることを目指した。

 そしてこの遺跡は、その研究の成れの果てである。

・「神聖魔法の一般化」のために、架空の神として祀られたのが"創造と庇護の太母"イドラ。即ちこの神は、実在しない神格であり、その神聖魔法はすべて、信仰を力に変換する魔法装置(上記の研究の過程で生み出されたものだと思われる)によって発現しているもの。

・これらの装置は〈大破局〉の際に大きな損傷を受けたが、長い時間を掛けて、中核の魔動機械の自己修復が終わり、復旧したことで、活動を再開したのが現状。

・残念ながらというかもちろんというか、際限なく拡張、もとい侵蝕を行なっている現状は正常ではなく、暴走状態に他ならない。


 ……といった感じ。

 遺跡については、ラシェルから話を聞いた時点で、まあそんな感じなんだろうなとは思っていましたが。イドラは思った以上に異質な存在であるみたいですね。

 架空の存在であるが故に、ルーンフォークやタビットであっても、信仰心さえあれば声を聴くことができるし、魔法も行使できると。

 あいにく今回のPCはどちらの種族でもありませんが、どちらかがパーティに存在している場合、RPへの反映しがいがありそうな設定です。

 ……でもプリースト(イドラ)が生えてる状態って、あんまり喜ばしい状態ではないんだよな。ラシェルさんのとこでできる蘇生(?)も『プリースト(イドラ)技能を消去する』って補足書いてあったし。

 実際に習得してしまったら、むしろさっさと消去したくてたまらなくなるのかもしれません。


 ともあれ、ここでは話を聞けるのと、【リミット】を気にせず寝泊まりできるくらいのようです。PCが死亡し、ルーンフォークに魂が移ってしまった場合のスタート地点としても機能するらしいですが……ラシェル同様、世話にならないことを祈りたいところ。


 ◆  ◆  ◆


 ミューに別れを告げ、A2への移動。イベントは[フェロー]。ランダムな冒険者と遭遇し、AL*100G支払えば、遺跡を脱出するまでの間、フェローとして付いてきてもらえるみたいです。

 スフィアを買うためのお金は貯めたいけど、そのための戦闘で躓いてしまっては元も子もないな……と思いはしたものの、今回出会えたのはプリースト/セージのエルフであったため、ルフィナと役割丸かぶり。ずっと呪歌と終律を使えるようになると言えば確かにそうですが、流石にコスパが悪いなと判断して、今回は見送ることに。


 部屋イベントは[情報管理局]。見識判定の達成値÷10の値ぶんだけ、ランダムなマスの部屋イベントの内容が判明するというもの。

 お金を稼げる場所と、買い物をできる場所が見つかったらいいなぁ、と思いつつダイスロール。結果、C3に[博物館]という部屋イベントが配置されることに。

 (部屋イベ内容をちら見する)……お金を稼げそうな部屋ではないな。ここはパスしておくか。


 ぐるっと一周してきて、次はA1[獣の巣]への移動。イベントは[崩落]。崩れかけの通路の崩落をどうにか防ぐために、〔見識判定:10〕と〔解除判定:10〕に成功する必要があるそう。

 見識はルフィナが、解除はエルレウムが成功して無事に通過。


 ここはランダムな敵グループの棲み家となっており、不意打ちで戦闘を仕掛けることができるようです。

 ひとまず、敵内容の決定からやりますか(コロコロ)[AL-1(2)]レベルの魔神が[PC×2(4)]体。2レベの魔神はインプのみ、それが4体なら大したことないですね。

 しかも不意打ちできるとなれば、最早負ける道理はあらず。早速戦闘を仕掛けることにしましょう。


 隠密と危険感知の対決はこちらが無事勝利し、不意打ちで戦闘開始。

 まずはルフィナに【フィールド・プロテクション】をさせて、エルレウムは〈バスタードソード+1〉で《薙ぎ払いⅠ》。一匹に2回転からの24点を与えて一撃粉砕、のこり二匹には11点と7点。


 インプ側は、適当に通常攻撃か【マナシンク】のどっちかを撃たせておくか。

 ダイスに行動内容を尋ねた結果、2匹がエルレウムに攻撃(回避)、1匹が【マナシンク】。これには抵抗失敗して、エルレウムのMPが4点減少。


 2ラウンド目、再び《薙ぎ払いⅠ》をしてインプを二匹撃破、一匹は残り7点に。

 ルフィナは……特にやることないな。MPも使いたくないので【レジスタンス】でも奏でておこう。巧奏値を越えたので、鎮静と高揚の楽素を一つずつ生成。

 インプの反撃はルフィナへの【マナシンク】、これは抵抗して効果なし。


 3ラウンド目、エルレウムの攻撃は外れ。

 仕方ないので、ルフィナが《楽素転換》をして、先程【レジスタンス】から得た鎮静の楽素(面倒なので今後楽素は↑、↓、♡で表記)を高揚に変換、これを消費して【終律:春の強風】を演奏。1回転して14点を叩き出し、戦闘終了に。

 ゲームブックだとやっぱ強いんだよな、バード……自分で作る際も、バードが活躍しやすい調整を心がけよう。


 剥ぎ取りの成果は550G。赤は【ヴォーパルウェポン】で使うだろうけど、実際に習得できるのはしばらく先になるだろうから、ここは素直に売る方向で。


 ◆  ◆  ◆


 現在の所持金は、仮想ガメルと剥ぎ取り品を含めても7350G。次の〈コントロールスフィア〉を買うには少し足りないので、更にお金を稼ぐために【リミット】ギリギリまで遺跡を探索することに。

 ということで、スタート地点であるB1への移動。移動イベントは[秘密の通路]。

 〔尾行判定:10〕に成功すると、巡回する魔動機たちのための隠し通路を利用して、3 マス以内の好きなマスに移動することができるみたいです。

 判定にはエルレウムが成功。でも、B1の[菜園]は薬草だったり魔物だったりでお金を稼げるスポットなので、今回は利用せずにそのまま移動。


 再び戻ってきたB1、今回は(コロコロ) 〔登攀判定:10〕に成功すれば薬草を入手できることに。エルレウムがこれに挑戦して(コロコロ)(自動失敗)……10m落下(=30の落下ダメージ)することになったので、受け身を取る。達成値は10、防護点が5点あって、結果15点受け。

 ルフィナは落下するとワンチャン死んでしまう耐久力なので辞退。代わりに、エルレウムを【キュア・ウーンズ】で回復しておきました(エルレウムHP:23/28)。


 さて……今回はボスを倒さない以上、新しいマスを開拓するメリットはあんまりないか。なので次はB2の[病院]で薬品を拾いに。

 移動イベントは[金庫]。今日こそ解除判定を成功させたい(コロコロ)(むり)エルレウムくん、さては解除判定が苦手だな。


 その後、病院内での探索判定。これには成功して、〈アルケミードラッグ・白(2.5mg)〉を入手。これは知力が上昇するらしいですが、やはり副作用が怖いので使用は控えておく。売っても200Gなので、稼ぎとしては正直イマイチ感が否めない。


 残り【リミット】3、そろそろ潮時かな。もう一度B1の[菜園]に戻って、そのまま脱出することにしましょう。

 移動イベントは[反響]。ケッククバックの「こだまの魔法」みたいなものだと思って頂ければ。

 で、薬草の入手に必要な行動は……(コロコロ)今回は特に何事もなく採れることに。ありがたく〈救命草〉4本を無償で回収させて頂き、次のフェイズにて脱出。


 キリが良いので、章としても一旦ここで区切りましょう。次回、二度目の居住区探索から。

 脱出時の処理は、ボスを倒していない場合は信仰ポイントの増加のみです。今回は9増えました(91 → 100)。


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[エルレウムの買い物]

なし


[ルフィナの買い物]

なし


[売却]

〈アルケミードラッグ・金2.5mg〉:200G

〈アルケミードラッグ・白2.5mg〉:200G

剥ぎ取り品諸々:550G


 合計購入額 : -950G

 所持金の合計: 9110G

 前章比   :+ 6600G

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