どう見ても不審者

やばい、この格好絶対不審者に間違われてると俺が慌てていると


「すみません、勘違いさせてしまって」


ユウが咄嗟に謝ると鎧を着た人は呆れた顔をして


「そういう事かー、そういう事をやるのなら、もうちょっと人が来ない所でしてくれないかな、今からさ、公爵令嬢がこの街道を通るんだよね、だからさ、そういう趣味があっても他の所でやってくれないかな」


注意されるとユウは顔を赤くして頭を下げる、すると鎧を着た人は立ち去って行く。


「師匠のせいで私まで変態になったじゃないですか」


俺に蹴りを入れてきたので


「どういう事だ?」


質問すると更に強い蹴りを入れてきて


「女の子の口から言わせるな変態」


蹴りを連発してくる、どういことだよと思っていながら蹴られていると


「お嬢さん、下がって、この不審者を倒せば良いんだね」


いきなり誰かが俺に切りかかってきたので俺は剣を余裕で受け取ると


「あぶねーだろう、人様にいきなり斬りかかるなんて、周りを考えろ」


「やるな、我が愛剣『伝説の究極の極み』を受け止めるなんて、だがこれならどうだ」


話を聞かずに言ってきたので何かする前に掴んでた武器を粉砕すると誰かは後ろに下がり


「我が愛剣を粉砕するなんて、どんな力を持っているだ、まあ良い、くらえ『伝説の究極の暗黒龍星波動』」


黒い玉を飛ばしてきたので危ないなと思いながら黒い玉を殴る。


すると黒い玉は方向転換して相手の方に向かってとんでもない速度で飛んでいき誰かにぶつかると誰かはその場で倒れた。


やりすぎたかと思い、俺は誰かに近づき生死を確かめる。


息をしていたので安心しながらユウに


「なあ、ユウ、人でなしみたいな事をやっても良いかな」


「どういことです、師匠」


「こいつから服とか装備品とか奪って良いかなって」


「まあ、良いんじゃないですか、急に襲ってきたんだし、どうせ野盗の類いじゃないんでしょうか」


ユウから同意を得たので俺は倒れているやつから防具と衣服を奪い、衣服を着てみようとするとやはり弾け飛んでしまったので、防具ならどうだと思い、着ようとすると


パンッ


といつもの音がして、弾け飛んだので


「どうしてだよー」


悲痛な声で叫ぶしか無かったのである。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る