設定とおまけ


《ヴァンパイア・ロード》


年齢は二百何チャラ歳。(本人も良く分かってないので誤魔化してる)誕生日は三月二十四日。前世は男のTSロリ吸血鬼。一人称は我、自称吸血鬼の王。血は吸えないし、トマトは食べれないけどニンニクは食べれる。ケチャップは好き。ホラーは嫌い。


可愛いって言われるよりカッコいいと言われたい。血の代わりに食事で栄養を摂ることができる。吸血しろ。吸血鬼の血が無くなるとただの金髪TSロリになる。ばっとんは眷属扱いなので気軽に何処でも召喚する事が出来る。


配信者を始めた理由は仲間を探すのとは別に、自分のこの姿を見た時に前世で見たVtuberのガワそのものじゃね?と思いこれなら簡単にバズれそうと思ったから。


《ばっとん》


由緒正しき王族に仕える蝙蝠の子孫。本名は、バット・ランターボ・ガスタン三世。略してばっとん。好きな場所は薄暗い場所。嫌いな場所は騒がしい場所。


主人公と喋る時には基本的にタメ口だが、それは尊敬してない訳では無く、主人がタメ口で良いと"命令"した為それを守っている、基本的に主人公には逆らわないと言うか逆らえない。なのでほぼほぼパシリ扱いで何でもこなす出来る蝙蝠。現在彼女募集中。


《グゥル》


食人鬼、人語が分かる。最初以外、理性を保つ事が出来ている。肉が好き。野菜はあんまり。姿形は子供ぐらいの身長で黒づくめ。目らしき穴があり、口が開いている。


《ヤコ》


黒猫の吸血獣。人型になると高身長黒髪メイドになる。耳は隠せるが、尻尾だけは出る。リアル頭隠して尻隠さずの体現者である。レバニラがが好き。




《佐藤さん》


本名は佐藤安蜜。スパチャ名は『対吸血鬼部隊の糖分担当』。好きな物は幼女ロリ、嫌いな物は中年オジ。推しに出会う前は児童養護施設にお金を支援したり、子供達と遊んだりしていた。出会った後も頻度は減ったが、続けている。甘い物はそんなに好きじゃない。本部長の娘だが、血は繋がってない。


《塩さん》


塩原さん。スパチャ名は『対吸血鬼部隊の塩分担当』。元々、佐藤とは仲が良かったが、推しを語り合う事でもっと仲良くなった。好きな物は可愛い物と塩キャラメルと甘い物。趣味は裁縫でぬいぐるみを作る事。







【おまけ】《初配信の少し前》




『……』


っふう。やばいな、めっちゃドキドキする。やる前は軽い気持ちとテンションで何とかなるだろ。みたいな感じだったのに。いざやろうとすると少し怖いな。やっぱ辞めようかな。


『なぁ、ばっとん。やっぱ我辞めたい配信』


怖いわ、始める前からさ。反応とか、叩かれたらどうしよう。良く考えたら我吸血鬼だしさ、良いのかな。


《大丈夫だろ、そんなに見に来ないだろうし。もっとリラックスしてやった方が良いぜ。ガッチガッチだぞ》


『え、そうかな』


そんな事ないと思うけどなぁ。ばっとんが言うならそうなのかな。


『じゃあ我をリラックスさせる為に最高に面白い一発ギャグやってよ』


《は?ヒデェ無茶振りだな。うーん、そうだな?》


『ふっ、クックックッ……』


難しい顔をして考え始めるばっとんを見てると、なんか笑えて来た。


《うーん。ってあ!何でまだ何もして無いのに笑うんだよオイ!見てろよこれから面白ギャグやるからな!》


『はいはーい。やぁお前ら!我が血肉となる者達よ。我が名は、ヴァンパイア・ロード!吸血鬼の王だぞ‼︎』


そう言うばっとんを軽く流して、我は配信を始めた。ちなみにばっとんギャグは、お世辞にも面白いとは言えなくてそれで叩かれた。ネットは理不尽である。

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