第9話 ハピエン厨はほんの少し本気をだす
「はあ...はあ...殺して、しまった...か?...あっ意識が、もたな...い...」
エレーネの体は限界を迎えていた。人間に不可能な動きをしたのだ。
それでいて死ななかったのが奇跡である。
「...ふう危ない危ない一瞬死んだよ。」
つかさはこの瞬間確かに切れた。確かに彼は一瞬死んだのだ。
しかし、切られた直後に体が高速再生し、蘇生術式が発動して生き返った。
彼女はそのことを知らない。
「にしても彼女は強い。それこそ陰陽術がなかったら僕は死んでいた。油断するなんて僕もまだまだだな...。」
...ソフィアが魔王討伐の旗を上げるとき僕はソフィアと戦うことはしない。
僕はあくまで陰から彼女を支えるのだ。ならばこそもっと強くならなくては...。
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〜神界にて〜
その頃女神と邪神は神界に結界を破り侵入してきている
た。...ちなみに押されぎみである。
「...女神ちゃんズルはよくないよ!!」
「ズル?なんのことかしらぁー!!」
「証拠は、でてるんだよっと!!」
「だとしても!それ今する話じゃないでしょうがあっ!!」
「にしてもこいつらは一体なんなのだ。」
「
「へえ、それも彼が?え〜とつばさ、じゃなくてつかさ!!」
「そうそう。彼がねっと。ねえこれやばくない?私達二人じゃ耐えきれないんだけ
ど...あ、やばいわ。一体下界に降りてった!!」
「な〜にやってんだよ女神さんや。!?あいつLv.389だって...僕達じゃ勝てない。確
実に勝てない敵だよ...。」
「だ、大丈夫よ。下界には彼がいる。彼にお願いして倒してもらうわ!!念話っと」
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【つかさ視点】
ん?女神から連絡だ。
(つかさお願いがあるんだけど前から抑えがきかなくなりそうだった
まじかい。まあ仕方がない。いくとするか。う〜ん空間を閉じてっと。騎士の人はどうしようっか...。う〜ん。宿屋の店長に預けるとするか。それが一番安全そうだな。
さてジンシ山に行くかあ...。場所は確か...終焉の森と王都のちょうど真ん中あたりだったよな...。飛んでいくか?...いやめんどくさいな。
緊急っぽいし...魔術使うかあ...【テレポート】っと。
ほいついた。
「クシャッ!!」
わあこれはこれは大百足さんじゃあないですかい。相変わらず大きい...この山に巻き付くなんて...。全長は300mほどあるんじゃ...。
えっと...レベルは389か。打倒だな。伝説級の
といったものの身体強化だけの僕じゃ勝てるわけないし...。
ここは一つ試してみるか...。
スキル【憑?意召?】解放!
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i スキル解放 i
i【憑?意召?】→【憑依召喚】i
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やはりか...。文字化けスキルは封印されたスキルだったか...。
さてと使うかこの力。
【憑依召喚:壱の神 青竜】
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彼はスキル憑依召喚を利用し、地球に存在する神獣または神を自らの体に召喚することでその神や神獣の力を使うことがが可能なのだ。過去に日本の陰陽界では、多くの陰陽師がつかさを「神使い」と恐れていた。
そして最も恐ろしいのが神を使えさせていたということである。自らを主人とし、力を貸すのは当然だと言い放ち、それに怒った神々を陰陽術を駆使し、調伏したのである。つまり、憑依時に神や神獣の力を自らの意思で自在に操ることあができる恐ろしい...まさに「最恐の陰陽師」である。
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「青竜の力を借りるぞ。」
(主の意のままに)
「よっし。いくぞ...!! 」
そういってつかさは愛刀である
このとき同時に青竜の『霊力』を
それによって
大きな薙刀。
つかさはついに攻撃を繰り出す。全盛期の力の一片だが、大百足と戦うにはあまりに十分過ぎたその余波が世界に響くほどに。
「【龍水神・斬】!!」
つかさがそう言うと透き通った魔力と霊力によって形成された大きな竜が薙刀に宿る。そしてつかさが薙刀を振り下ろすとその竜が大百足に巻き付き、その大きな体を真っ二つに噛み切る。
「シャアァァァ!!」
大百足は悲鳴を上げながら倒れた...。そして消滅した。
衝撃があたりを襲う。
「山が崩れ始めている!?やっちゃったかあ...。やっちゃったなあ。」
つかさの斬撃が強すぎたあまりその衝撃で山が崩れたのである。
ジンシ山この国で最も高い山が崩壊した。
ゴオオオオオ...!!土砂崩れが始まった。
たくさんの土砂が周辺の森を埋め尽くす。
「わあ...土砂崩れのバーゲンセールだ...。これはまずいよなあ。はやく帰ろう...。」
【テレポート】!!
こうして僕は宿に帰るのだった。
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