重症?
朝ごはん。
それは俺の家では家族が全員揃う時間。
もう何年とこの生活だ。
「でさー。今日はその面倒な先生の授業が連続なわけーもう」
基本妹が話しまくっているのがいつもの朝だ。
こう見るとホント俺の妹は早朝なのに――元気だ。
「あー、そろそろ出ないと」
「ホントお父さん毎日早いねー。いってらっしゃい」
「ほんとだよ。じゃ、行ってくる」
「気を付けて」
そんなことを俺が思っていると、いつも通りの時間に父親が家を出る。
ホント狂いなく同じ時間に父親は出て行く。そんな父親に妹と俺がいつものように声をかける。そして母親と共に父親は玄関へと歩いていく。
まあ電車の時間があると言っていたから時間が変わることはそうそうないが。土日祝日の時に少し変わるだけだが。ほとんどこの朝っぱらに出て行く。
そのあとは俺と妹がゆっくり朝ごはんを食べる。
いや、アホほど時間があるのでね。
俺は講義が昼前からでも昼からでもこんな朝っぱらから起きているんだから――誰か褒めてくれだな。
妹は――まあ高校生だから決まった時間に出て行くので、余裕のある朝という感じか。
とにかく父親が出て行くと、そのあとは妹とたわいもない会話をしつつ朝ごはんを食べる――って、少し前にというか。毎朝パンツ見せられている俺。ホント普通に妹とそのあとも接しているという。妹も何も変わりなく。いつも通り接してくるし。
まあ、妹だし。そんなもんか。おかしいのか?おかしくないよな。大丈夫だろう。
父親が出て行くとそのあと母親がリビングへと戻って来る。
そのあとは――まああれだ。基本妹と母親がなんやかんやと話していることがほとんどだな。男1人。俺弱し。
ってか、そういえば母親もいつもいつもこんな早いのに平然としているというか――やはり慣れというのか。もうこの家族。朝は余裕――みたいな感じなのだろうか?
そんなこんなで朝の時間は優雅?のんびりといつも過ぎていく――って、マジで俺は二度寝したい。
が。二度寝するのはなかなか難しい。だって、次寝たら起こしてくれる人が居ないから――って、俺妹に依存しすぎ?いやいや、そんなことはないだろう。
今日も朝の時間はいつも通り過ぎていく。
そのあとは結局いつも通りリビングで過ごしていた俺も妹と母親の会話に少し交じり――って、そういえば母親って、何かありそう?言うのか。俺と妹が話していると謎な視線?で見ていることがある気がするが――気のせいか。
そうだよな。朝っぱらから起きているんだ。目が覚めている――と言っても、ちょっとぼーっとすることもあるだろう。
「おにぃ。ぼーっとしてるなら。私と一緒に出ようよ」
「今日昼からだし」
「じゃあ学校まで一緒で」
「おかしいだろ」
「ふふふっ」
余談。
今日の俺。昼からの講義日。
なのにそれを知った妹が登校時付いてこい?みたいなことを言い出すという。
やはりこの中で妹が一番いろいろ重症――問題児か。
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