月曜日
「起きろー!おにぃ!朝ごはん!」
健気に毎朝俺を起こしに来てくれる妹。
今日もいつも通りの時間。朝5時――ってマジで早い。父よ。俺たちのために働いてくれているのはわかっているが――出勤時間何とかならんかな?
――無理?OKOK。頑張ってくれているんだよな。俺が悪かった。今の言葉は忘れてくれ。これからも俺たちのために頑張ってくれ。
という、俺の脳内で行われたやり取りは置いて起き。
俺はすでに明るくなった自分の部屋で今日も目を覚ます。
すでにベッドが少し沈んでいるため目を開ければ妹がいつも通り人に跨り仁王立ちしている。
本当にこの流れは毎日完璧というのか。俺の妹。何故にこんなことを毎日続けているのだろうか。
そして毎度のことながら報告しておくと。今日は月曜日。学校があるため、高校生の妹は制服姿だ。
そして制服はスカート。
だからそんな姿で人の上に立って仁王立ちしたら丸見えだって言うの。
という言葉はいつも通り心の中にとどめて置き――って、今日はいつもと違うことがあった。
何が違うかというと――。
今までは平日。学校があるときなら基本は
――パンツのパンツってなんだ(笑
って、1人で突っ込むという。そんなことは置いて起き――ってか、なんというか。俺の妹と言えば純白――白なのだ。ってこんなこと言っていると、単に妹のパンツを毎朝見ていた変態兄――と、思われるだろうが。違うぞ?
まあ実際見ているが――って、はっきり言っておくと、俺は見たくて見ているわけではないし。見せてきているのは妹だ。
俺は妹に起こされ(頼んでないが)。目を開けたらその先に
だから何度でも言うが俺は何とも思っていない。
これが日常――と、言うレベルだ。
余計なことを言った気がするが。とにかくだ。妹と言えば白なのだ。
これはここ何年と変わることがなかった。なかったのだが――。
「おにぃー。ご飯出来てるって」
「――あ、ああ」
今日の妹。何故か水色だった。
はっきりわかる――ではないが。でも距離が近いと言えば近いので、水色と認識できた。
って、それが何だってんだよ!だな。
妹も高校生。新しい――って、俺は朝から何を考えさせられているのか。
とりあえず俺が起き上がろうとすると、いつも通り。何もなかったように妹は足取り軽やかに先にリビングへと向かって行ったのだった。
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