14.インターネットは免許制にするべき?
インターネットが生活に必須なインフラになって久しい。
最早インターネットがない生活など考えられない人が大多数だろう。
かく言う私も起きている時間のほとんどをインターネットに触れて暮らしている。
商店や行政サービスもオンライン化が進んでおり、これからますます生活に密着したものになっていくであろう。
しかし便利な反面、インターネットはその利便性で悪意や勘違いも容易に拡散できてしまう。
これにより、昨今ではインターネットによる被害に遭う人も増えてきた。
明確な刑事罰にあたる犯罪行為への利用は別としても、「普通の人」による歯止めが効かない非難中傷や善意のデマの拡散等、普段何気なく使っていても自分が被害者や加害者になりかねない自体が増えてきている。
そこで思うのだが、いっそインターネットを免許制にしてはどうか。
例えば、同じインフラでいうと、交通インフラの要である自動車は免許制をとっている。
私の祖父(明治生まれ、故人)が若かった頃は、車を買うと免許証と車の取扱説明書がついてきたそうである。
しかし車が増えるに従って交通事故が増えてきて、一定のルールを共有しないと安全に利用できないようになってきた。
そこで免許制が実施されるようになったのだ。
思うに、インターネットもこれと似たようなものではないだろうか。
利用者が増えて問題が発生し始めた以上は、やはり一定のルールを共有しないと問題は起き続けると思う。
具体的には、義務教育である小学生からネットリテラシーについての講習を受け、テストを受けるのはどうだろうか。
合格者は免許証を手に入れ、それを使ってインターネットにアクセスできるようになるという具合である。
講習とテストは毎年行って、段階を経て見られるウェブサイトの階層が開放されていくようにすれば、アダルトコンテンツや暴力性のあるコンテンツやSNSのレーティングもしやすくなるだろう。
そして自動車免許証と同じ様に違反者には点数を累積していって、一定数に達すると免停や免取りになる。
成人になら罰金も貸して然るべきだろう。
こういった形で皆が共通のルールに則ってインターネットを利用すれば、危険は随分と減ると思うのだが。
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