FILE.2「癖になる味」

僕は嫌いな食べ物はあっても、

食べ物を残す行為が大嫌いなので、

物心がついてから食べ物を粗末にしたのは、

一度っきりだったと思います。


保育園の時に給食で出て来た、

"ひじきの天ぷら"

あれは物凄く苦手でした。


初めて出て来た時は、

流し込んで全て食べる事が出来たのですが、

2回目は限界でした。


何が嫌いって、味が無いんです。

その味の無い天ぷらが、6つもある。

おかずの重増しにしか思えませんでした。


ただ世の中には、

『不味い』と思いながらも、

何故か口にしてしまうものもあるんです。


僕にとってのそれは、

"分厚く切ったネギ"です。


細かく切ったネギは好きなんですが、

丼とかに入っている大きめのネギは、

食感といい味といい苦手です。


でもネギの入った丼も、

ネギと蒟蒻の酢味噌和えも、

たまに食べたくなり食べては、

『うわ! 苦手だわ!』って思うんです。


ネギと蒟蒻の酢味噌和えに関しては、

蒟蒻も嫌いな僕としては、

まさに地獄の様な組み合わせなんです。

でも御飯が進む。


こう言う時、何にメリットを感じて、

僕達の体は嫌いな食べ物を態々、

栄養分として欲しがるのでしょうか?


『栄養素は他にもあるだろうに』と、

僕には不思議で仕方がありません(苦笑)

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