【KAC20247-色】我が暗黒青史【黒歴史放出祭】

創代つくる / 大説小切

黒歴史が過去の事だと……誰が言った???

 黒歴史。それは今では「誰にも言えない過去」という一般名詞と化している。


 例えば、誰それに憧れて格好だとかを真似てみたりだとか。

 例えば、漫画家を目指して色々な漫画を描いては、それを後で消し去ったり。

 例えば、厨二病とやらに罹患して、常に暗黒微笑を湛えて不敵に笑った過去があったり。


 そういう消し去りたい過去がある。誰でもそうです。


 ですが、私にとって黒歴史とは今も続いている人生そのものなんですよね。常に黒歴史を綴っております。ええ、そうです。これが我が人生、我が生き恥。

 Welcome to Underground....浅瀬チャプチャプなんて言わせません。深淵アビスを見せてやりますよ!!!

 では、私の黒歴史の数々をご覧頂けませばと存じます……


 まずは学生時代。ボーボボとスマブラDXの両方に罹患して、ガノンドロフみたいな溜めパンチを(実名)流~~真剣!!!とか言いながら紫色のオーラを纏ったつもりで放つ。これくらいは、まあジャブですね。序の口です。後から分かりますが、下手すると……これくらいなら恥とすら思っていないかもしれませんね。


 あとは、かの有名なファイナルファンタジー・シリーズを特によく知らないのに、なんかパソコンでインターネット繋いでFLASH作品の「F◯◯A」を遊んだ結果、このキャラはFFの~~が元ネタだなとか友人に知ったかぶりで語った事があります。この頃から私はネットで知った情報と自分の知ってる情報とを勝手に組み合わせて、脳内の考察と現実の区別がつかない事をしてきました。なんという愚かな事でしょう。

 ですが、これもジャブ二発目くらいの序の口です。


 なお知ったか癖は当時よくありまして、他にもブギーポップ・シリーズを少し呼んで漫画版も読んだ結果、なぜか「ブギーポップは人に憑依するんだ!!」みたいな勘違いを起こし、それを考察として家族に語った事があります。今から思うとあまりの愚考にクラクラしますが、まあ白鯨モービィ・ディックのようなデカい心で許して欲しい限りです。

 ……今でも考察という名の頓珍漢な妄想は続いてるかもですが。これもまだまだ。


 あとは、まあ当時はまだマイナーで「うわボカロだ」とか言われてたレベルの時代に、初音ミクどころか重音テトの誰も知らんような曲をカラオケで歌う。なんなら何故か「みんなのうた」の曲を歌うし、何故か巨人の星の「行け!行け!飛雄馬」も歌う。マジで自分の知ってる好きな曲しか歌わない……実に恐ろしい人間です。そしてスマブラとかボーボボ世代の人間なれば、アニメのポケモンOP曲ED曲も歌いまくってたのは言うまでもありません。映画も欠かさず見ていましたしね……みんなは こんな大ボケモンを見たら即座に逃ゲットするが吉ですね。はい。ええ。

 ですが、これも様子見も様子見です。誘いに放ったストレートくらいのもんです。なんとか致命傷で済んだぜって程度の黒歴史です。言うほど平気か??


 他にも色々と恥の多い人生を歩んできた私で、学校行事だとかバイトとかでのミスなんかも大量にあるのですが……全てを話していたら身バレとか諸々が怖いレベルになるので、まあやめておきましょう。数日に一恥くらいはありますし、本気でヤバいミスとかは……マジで身バレしかねないので…………


 では、ここで本命の黒歴史をお話しましょう……これは誰にも知られていない、真の黒歴史であり、なおかつ今でも時々に続いている非常にヤバい特級呪物です。

 私はなんと小学生とかくらいの頃から、手から青とか赤の炎を出したりして、片方右手の青い炎は圧縮すると雷や光みたいな聖なる力を、片方左手の赤い炎は圧縮すると闇の生物カービィのダークマター的なのを生み出す、そんな感じの設定を大昔から今までずっとやっています。想像だと理解しながら、それを現実に生み出せないかとガチで念じまくってた過去もあります。また、時には圧縮した炎をカプセル状にしてストックし、疲れた時に飲むようにしていました。妄想と現実の境目で、それを本気で信じ込んでる。プラセボ効果くらいはあったのでしょうか?全くの謎ですが、当時の自分は本気でやっていました。

 また、その青い炎はマンホールなどに宮殿の柱みたいな形状に具現化するよう仕込んでおき、地球のどこからでも自分の意思で発生させれて、地震を抑え込んだりするエネルギーだとか変なものが入らない結界に使ったり、あるいは自分が生み出した闇の生物ダークマター的なものを滅ぼしたりするという謎の使い方をしていました。自作自演ならぬ自作自闘!謎ですね。

 そして青と赤の炎を混ぜると紫色の何かよく分からない高密度の、更に強力な神魔融合みたいな謎のエネルギーとなったり。それらを使いすぎてエネルギー不足になると、背中からオレンジ色の羽を出して人から炎エネルギーを奪ってたりしました。

 この羽は進化しては黒くなったりとか何かを出現させてるので、もしかするとアニメのまどマギだとか"とあるシリーズ"を見たとかの影響があるかもしれません。羽から色々なものが出てきたりするので、夢喰いメリーの影響も多少あるかもしれません。私の黒歴史と違い、夢喰いメリーは名作なので皆さん見ると良いです。

 こんなんに宣伝される作品が可哀想に見えるかもしれませんが名作なんです。


 はい。これが私のリアルの誰にも教えていない、マジの誇大妄想です。

 完全に妄想だと理解しているのに、わざわざ引っ越しだとか旅行になると結界を張り直し、例の自分から漏れ出た闇の力に見つからないようにしたり、あるいは自分の領域を広げるように柱を仕込む。これを何度も何度も繰り返しています。

 でも妄想だと自覚しているので、誰にも話さないですし、医者に行くなど以ての他です。何せ、別に誰にも迷惑をかけてる訳でもなく、奇行という程のアクションもしていないからです。あくまで想像の中で使うだけの何か。

 つまり私は、このエッセイにて初出の、それこそマジの誰にも話してない妄想を……幼少期から常に抱えている人間だったのです!!

 こればかりはマジで誰にも教えてないので、身バレしたら消すかもです。


 今でこそ妄想に浸るのもめっきり減りましたが、それでも稀に復活する、本当にランドセルを背負ってる頃からしてる私の古き良き相棒とも言える異常妄想。

 なのできっと、下手すると私の黒歴史はこれからも続いていくのかもしれません。それこそ、私が死ぬまで永遠に……

 もしかしたら、貴方の隣にいる人も、このような妄想に囚われた暗黒存在なのかもしれませんね……

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