第9話 屋上
意外かもしれないけどカヤチはウチと2人きりの時は滅多に話してこない。
まるでウチがいないかのように扱われているような気になるけど他の子と一緒にいたら話してくれるからウチが何かダメなのかな。
「ねー、カヤチは何でウチだけになったら話してくれないの。」
学校の屋上でお弁当を食べているカヤチに聞いてみる。
返事は返ってこなかった。
「ま、いいや。楽しいから。楽しければ何でもいいよ〜だ。」
そうして時間が過ぎる。
今は午後の4時。学校が終わる。
今日も何も無い日だった。
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