あとがき
この度は、たくさんの応援ありがとうございました! おかげでスムーズに書き進め10万字を達成することが出来ました! ここまで順調なのは初めてかも?
今回、このような題材で書こうと思った理由は……まあ、端的に言えば「年上のお姉さんいいよなぁ」って気持ちからです。
思えば、自分がこれまでに書いてきたヒロインは同い年か年が近い関係で、高校生と社会人といった具合に離れたものはなかったです。
社会人なら新入社員ってのも考えましたが、それだと結局近くなっちゃうので。大人のお姉さんみを出したかったのです。
まあ、実際お姉さんぽさがあったかはともかくとして。
そして今回の更新では、毎日更新に加えて初の予約投稿を使ってみました。それも全ページ、毎日同じ時間で。初の試み尽くしです。
その結果が出たのかはわかりませんが、早くからたくさんの応援をいただき、ランキング100位以内に食い込むこともできました。
さて、高校入学を機に一人暮らしを始めた甲斐のもとに、酔っ払い詩乃が突入してくるとこから物語は始まります。
知り合いの美人お姉さんでよかったですね。知らないおっさんとかだと怖いですからね。通報ものですよね。
甲斐に食事作ってもらうまでどうしてたんだよというツッコミもあると思いますが、そこはずっと外食や惣菜で済ましていたということで。
とりあえず食えりゃいいか精神ですが、楓も触れていたように詩乃は料理が苦手です。そりゃもう驚くくらいに。
なので自分が作ってまずくなったものは食べたくないのです。
振り返ってみれば、甲斐が料理を教えようとするけどうまくいかないエピソードみたいなのがあってもよかったのかなと思ったり。
甲斐にとっては姉の友人……そして初恋の相手でもあり、現在までそれを引きずっています。告白もしてないのに引きずってるもないとは思いますが。
実は甲斐、本人は気付いてないですが意外とモテます。浪の過去エピソードで描写したように、人のために動くことが出来る人間なんです。まああそこまで強烈な経験は他にないですが。
なので、中学時代も人のために動いた結果隠れファンクラブみたいなのがありました。
そんな甲斐が浪含め他の女の子からの好意に気付かないのは、ゆえに詩乃一筋だから。
浪も甲斐の優しさにやられた一人ですが、果たしてその想いが報われる時が来るのか。なんとなく、好きになる理由みたいなのは大事だと思うので、過去エピソードにて描写しました。んでも思ったより掘り下げちまったね。妹ちゃんの気持ちまで奪っちまうとは。
まあ理由なく好きになれるのが、一目惚れとか幼なじみ設定の強い所ですよね。
詩乃は残念ながら、甲斐に対して弟という認識しか持っていませんでした……が……ね?
幼なじみといえば、自分は幼なじみ関係が好きなので同じく幼なじみの空也と浪はどうなるんだと思う人もいるかもしれません。この二人は幼なじみ以上に進展することはありません(断言)。
たとえ浪の恋が叶わなかったとしても、浪が空也を選ぶことはないでしょう。
他キャラに関して、楓の彼氏設定や、会社の同僚かなちゃんが高校生の妹に弁当を作ってもらっている、濃い店長愛称ギブスと楓の意気投合などありましたが、特に活躍することはありませんでしたね。まあ実は、ちょっと考えている設定もあったりなかったり。
ちなみになっちゃんに関してはなにもないです。
さて、一緒に過ごしていくうちに甲斐の想いは大きくなり、詩乃の想いにも変化が生まれ……? といったところで、物語は完結となります。
高校入学から夏休みへ……という短い期間のイベントでしたが、二人の中では当然まだまだ続いていきます。
甲斐の高校の文化祭に詩乃が来場したり、詩乃の会社の社会科見学に甲斐が訪れるなんてことがあるかもしれません。
思い浮かぶアイディアはまた置いておいて、ひとまずきりのいいところで終わりたいと思います。最終話の時点で続きを求めてくださる声もあったので、驚いてます。嬉しい声で感無量です。
作品については、読者、視聴者の方がもう少し見たい……と思わせるところで終わるのが読者、視聴者の心を掴む、といった文をどこかで見て、それを取り入れてすべてを描写はしないことにしてみました。
改めて皆様、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。やっぱり読んでもらってる実感がある中で書き続けるのは楽しい!
他にもいろいろ連載しているので、見ていただけたら嬉しいです。
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