ウサギの着ぐるみはこちらをただ見ている。若い男は拳銃を持ちウサギの着ぐるみに向ける。「死ね」（まだ犯罪者と決定づけられる証拠はない。けど、感じる瞳の奥に潜む恐怖が）〈バン〉〈グッ〉ウサギの着ぐるみに撃ち放った弾が当たった。けど、ウサギの着ぐるみは立っている。「はぁっ」（殺気だ）ウサギの着ぐるみが若い男に向かって走ってきた。今まで見えなかった、斧がバニーマンの背後から隠れ見えた。斧は一メートルぐらいのようだ「・・・・・」何か言っている。「・・・・・ォ・・・・・ㇾ・・・ヲ・・・ミるな・・・・・」（・・・オレ・俺を見るな！）「うるせぇ」至近距離で発砲した。弾はウサギの着ぐるの頭を貫く、血が弾け、あふれ出た血が若い男にかかる。なぜか、まだ生きている。恐怖が、〈グサッ〉腹に斧の刃を刺す「ぐぼぉ―」若い男は血を滝のように吐き出す。だがそこに三つのパトカーが。（いちよ呼んでて正解だっ・・たな・・・・）意識が遠のく。「はっああああ」若い男は目覚めた、まだあの場所だ。人が何人か来る。「大丈夫ですか先輩」（こいつは杉本・・・）「大丈夫か」（岡本先輩・・・）

（あれあの人は）「お前があのスーパー警官か」（低い声・・・渋い）「俺は元スーパー警官太田だ」（太田・・・・あのっ太田・・・なら確か瞳は）大田の瞳がつけてるサングラスの間から見える。青だっ。（青！本物だ何千人者人をテロやハイジャックから救ったあの太田か）若い男の名前は高木と言う。感覚の男だ。