第4話 アイツがやってきた
「君は……誰だ!?」
「え、白宗さん知らないの!?アサルト持ってるから味方だとは思うけど……」
「おーい!!なんでアンタが知らないんだよ!…私は電脳少女2号機…黒島クロだ!!」
黒髪ロングの彼女はなんと白宗さんと同じ電脳少女であった。まさか2号機が作られてたなんて…。
「あぁ…そういえば。あ、そんなことより助けてくれ…」
「おうよ!」
クロはアサルトソードで一瞬のうちに白宗さんを縛る黒騎士を倒す。は、早い!よく見ると彼女の背中にはバックパックのようなものがついていた。
「ん?そこのガキは…あぁマサムネって奴か」
「あ、よろしくです!黒島さん!」
「さん付けはやめろ。クロでいい!」
白宗さんは外れた右手を取り付け、体制を立て直す。2人の電脳少女が横で並ぶ。
「おいハク。足引っ張んなよ」
「クロ…お前こそな!」
「「いくぞっ!!」」
2人、息ぴったりに同時に踏み込み、一の前に群がる黒騎士を薙ぎ倒していく。あぁ…かっこいい。
「ッチ!メス2人かよ!!」
一はさっきよりたくさん黒騎士を出し、ゆっくりと後ろに下がっていく。
「逃げるな!!」
「おい!カタギリ!!」
黒騎士が多くいるせいで、一の姿が見えなくなってしまった。逃げられたのか…。
「…逃げられたか……!」
白宗さんは自分の刀を地面に思いっきり叩きつける。
「……そう簡単にはいかないってワケだな」
「必ず……ヤツを倒す!この手で……!!」
「あぁ……」
2人は前を向き、互いが持っている武器を交える。カタギリ親子との再会を果たした俺たちは、奴等を倒す新たな第一歩を踏み出した。そして新たな電脳少女である黒島クロが仲間として加わった。一体彼女はどんな人なのか…気になるところではある。
「……戻るとしよう。こんな状態では、また会ったときに戦えんからな…!」
「おう!私もマサムネくんの事もっと知りたいしな」
「そうだね。帰ろう」
ーー続くーー
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