2024年4月23日 01:35
レトヴィイヤの橙色への応援コメント
ひとつひとつに意味がある。時間と色。とても好きな物語でした。
作者からの返信
西之園上実さま。ありがとうございます。しんとした世界、それでもレトヴィイヤは感じています。あらゆる色を、なつかしい声を、とおい時間を。世界に救いがあればよい、と願います。
2024年4月15日 22:55
前半の色と後半の色の違いにもう脱帽です…流石です(;ω;)
みかさん。夏、海、空、ひかり、橙色。零下二十度、絶対の静寂、降り頻る雪。どちらもレトヴィイヤの、ほんとうの色。どちらも世界の、真実。ありがとうございました。
2024年3月26日 22:53
こんにちは。世界が滅んで、その思い出を細々と守るのが、人に似て、人に非ざる存在しかいない、というのが、人類の業の深さを、表しているような気もするし、逆に、レトヴィイヤに守ってもらえて、良かったな、という風に思ったりもしました。
蒼井シフトさま。そうですね、ひとが一人残るよりも、良かったのかもしれませんね。レトヴィイヤに霊が宿っているのであれば、あたらしい世界の最初の一人になるのでしょう。お立ち寄り、そうしてコメント、とても嬉しいです。ありがとうございます。
2024年3月25日 21:11
『動力装置の作動音』なんの機械だろうか、と思ったら。やや多めに開かれた漢字がなお少女の様で、ホント上手いなぁ壱単位さん。
ハマハマさま。雪の降り頻る、音のない白の世界で。しゅいん、しゅいん、というモーター音だけが聴こえるのです。情景、うまく表現できていればいいのですが。お褒めのことば、光栄です、嬉しいです!!ありがとうございました!
2024年3月25日 15:26
こんにちは。……人類は、滅んじゃったのかな。レトヴィイヤさん、アンドロイドだったんだ。「あのひとが立ち去った、この海岸から船を出した、木曜日。その、午後二時十八分二十三秒。」ずっと、ずっと、待ってるんだろうなあ……。切ないなあ……。
加須さま。待っているのです。彼女は時間を理解します。でも、わからない。感覚がない。なのに、痛む。胸が。痛むはずのない、鋼製の胸郭の内部が。地表を継いだ彼女の、ながいながい、孤独です。
2024年3月23日 22:22
海岸で待っているのは、あの人の笑顔か、永遠にプログラムされた命令の書き換えか。誰も戻ってこない補給基地は、静かで寒いですね。レトヴィイヤに、せめて温かい橙色が寄り添いますように。
月子さま。彼女にこころがあるのかは、彼女にも誰にもわかりません。でも、彼女は求めるものに応じて生まれたし、求めるものがいるから存在できたのです。だから生き続けるためには、誰かに求めてもらわなければならない。そんなイメージで書きました。
2024年3月23日 16:14
好きな色があるということは、彼女には感情があるわけで。人間はこうして、人間以外の者を創り出しては、その心を置いていっているのではないかな…なんて考えてしまいます。悲しくて美しい物語ですね…。読ませて頂き、ありがとうございました。
幸まるさま。そうそう、そうなんです、プログラムされたものかはわかりませんが、たしかに彼女には感情らしきものがあるんです。たぶん、本人……本機械にもわからないのだとおもいます。わたしも、わたしにほんとに心があるのかはわかりませんし!悲しくて美しい……素敵なことばをありがとうございます!!
2024年3月22日 21:17
冒頭に戻って読み直しました。十五の少女のごとき軽やかさが、鉄の靴で疑問に変わり。十三年の変わらぬ任務に耐える機械へと。鮮やかでした。
とりさま。二度読み! ありがとうございます……!!こういうオチのあるおはなしを書くときって、最初に戻って読んでくださる方おられるかもって思いながら、けっこう整合性に気をつけて書いてます。なので報われたようで嬉しいです!兵士のこころを癒すため、十五歳の少女の外観で造られたアンドロイド。そういう設定ですが、あえて描写を省いて、読者さまの想像に委ねてみました。とりさまにはどんな彼女が見えたでしょうか。
2024年3月22日 15:45
ううう。泣いてしまいます。一人孤独に任務を遂行する姿。なんという孤絶。しかし、美しい描写で引き込まれるようでした。
しまこさん。泣いてくださったのですね。嬉しい。レトヴィイヤの精緻な視野機構は透明な液体で保護されています。常時、大気成分から生成され、必要に応じて網膜に類似した機構を洗浄し、保護します。でもときおり、機構が異常動作することもあるのです。洗浄の必要がないのに、溢れるのです。二個の、視野機構、瞳のあたりから。木曜日に、海岸のあたりで。
2024年3月22日 11:52
壱単位様、こんにちは😊レトヴィイヤに心があるのかないのか、それは分からないけど、いや、あるはずはないのだけれども、切なさがズシンと伝わり彼女の健気さに心を打たれます。
この美のこさま。お立ち寄りありがとうございます。こころの、かたち。ありよう。わたしにも、レトヴィイヤにも、誰にも、それは見えていません。なにがこころなのか、なにがいのちなのか。ただ、彼女は、橙色に見出すのです。懐かしい空を、懐かしい笑顔を。それだけなのです。
2024年3月22日 09:20
うぅ……。ほぼ100%に近い、その事実が確定しきれていない。きっといつまでも、なのだろうか。あぅぅ……切ない。(ノ_・。)
矢口こんたさま。わかりません。希望は残っているのかもしれない。世界のどこかに。でも、レトヴィイヤに見える世界は、きっと、ずっと……。ありがとうございました。
2024年3月22日 07:09
本当に哀しい( ω-、)。命令を書き換える人もいない。アンドロイドだって分かってから冒頭を読み直すと…あぁ…そうだよねって(涙)いつか朽ちるときが来るまで、切ないっす(*>ω<*)ウルウル
浬ちゃん。最後はきっと、自分の身体を修理しようとして、修理部品がある場所まで行こうとして、立てなくなるんですよね。でも哀しいって気持ちは、ない。アンドロイドだからじゃない。きっと、海岸のむこうが、見えるから。
2024年3月22日 04:25 編集済
待っている描写がせつなく、心に残りました(T_T)アンドロイドに心あるのか?それはわからないのに、彼女の橙色に込められた想いを感じました。鮮やかなのに孤独に感じる色。
カエデネコさま。おっしゃるとおりです。こころがあるかは、わからない。本人にも。でも、橙色をかざします。理由もなく。必要もなく、命令でもなく。ならば、それは……?ありがとうございました。
2024年3月22日 03:48
最初は少女の姿を思い浮かべましたが、鉄製の靴という辺りで、ああ機械なんだなと。鮮やかに肖像の変わる様がお見事です。胸にしんと沁みるSFでした。
鐘古こよみさま。見た目は十五歳の少女。兵站基地で兵士たちを癒すため、そのような外観を与えられました。だからといってこころが宿るわけではない。ないのに、彼女の足はいつも海岸に向かうのです。ありがとうございました。
2024年3月21日 23:41
荒涼とした地で過ごすレトヴィイヤ、その姿が切ない。2年間だけの幸福な記憶と、13年間の孤独な記憶。アンドロイドの彼女が朽ち果てるその日まで……。ホントは寂しいよね( ;∀;)
ふくやまさん。寂しいかどうか、彼女自身にもわかっていないはずなのです。でも、会いたい。夏の日に戻りたい。待たせたね、って、笑ってほしい。彼女の複雑な両眼のカメラには潤滑液があり、ときおり、こぼれ落ちるのです。
レトヴィイヤの橙色への応援コメント
ひとつひとつに意味がある。
時間と色。
とても好きな物語でした。
作者からの返信
西之園上実さま。
ありがとうございます。
しんとした世界、それでもレトヴィイヤは感じています。
あらゆる色を、なつかしい声を、とおい時間を。
世界に救いがあればよい、と願います。