五〜二十本目リトライ〜長い話は耐えきれないからミリオネ【色んな閲覧注意】

※先に謝ります、ごめんなさい。意味わかんねぇって方は…まぁ次回はちゃんとすると思うです。


 望遠鏡 覗いていたら 頼子いた 字余り


 裏山で押し倒されたが…近所の人が…見ていた。

 何を思ったかその勢いで襲いかかろうとしてきたな、多分裸にしたからスイッチが入っていたのか…


 だが、俺は冷静、かつ情熱的に『家に戻ろう』と提案した。


 しかしまぁ、予期せぬ遭遇と話し合いの結果、家が一気に修羅場です。

 

 目の前に裸にコートを着ただけの頼子が…何で露出狂スタイル?


 とにかく俺はミッションを再度確認する。


 まず、第一…頼子にエ■動画流出について慣れさせる…というか知っても平気なメンタルまで持っていく。


 その為には根本的な部分【流出】から解決する…心の底からしたくないけど…前職のアダルト総合商社的な会社に連絡して解決はしないけど被害を最小限してもらい、間男に責任を取らせる。


 それとは別に…頼子には今回の事を『別に気にしないで良っすよ』と終わらせてはいけない。

 俺は結構気にしていないのが自分でもヤバいと思うが、同じ事を繰り返すと義両親や周り、頼子も困る。


 話を聞いて…怒り…怒ってるんだぞ!と糾弾せねばならない。

 俺は実はこういうのが一番苦手だ。

 葬式なのに坊さんで笑ってしまうタイプ。


 スウウウウ…フーー一ウウウウウ…………


 嫌だなぁと思いながら、強めに煙草に火を点け吸い込む…こういう時に煙草は良い…


『それじゃ頼子…聞こうか?』


『はい…私は…和樹さんが東京に行ってから…』


 ボソボソと喋りだす頼子。

 聞いてみたものの、多分テンプレートな話が出る。何となく予想がつくよ。

 昔、俺は田舎から出てきた貞操観念がズレた女を喰い物にしてきたからな。


 憧れの病んだ街、東京に来て、チン【顎】を殴られたボクサーの如く脳がブレブレになったんだろう。

 川崎のラッパーですら【病んだ街東京飛び降りそう】とか言ってたからな。

 そこに同じく脳がブレブレの馬鹿が集まって顎を殴り合う。


 嫌だなぁ、ヤダヤダ。病んだ街、キャン玉チン。


 俺は今から送るメールが嫌すぎて雑なダジャレを言ったが、心の底から関わりたくなかった前職の同僚にメールを送る。

 これは謂わば実務的な問題解決、俺だけでも出来るけど生活あるし、餅は餅屋にお任せしたい。

 余計な話は要らない簡単だ、一文だけ、URL添付してさっと送る。


 【この売者 女トバシ 洗って 詰めるから 後よろ】


 過去を思い出せば、こんな環境の女なんていくらでもいた。救いようの無い量産勘違い女。

 だからスラング指示して作って流れ作業。


 前職の奴らは『ほっときゃ良いじゃん』とか言うだろう。

 別に幼馴染でも無い、結婚もしてない、金にもならない、そして裏切った女だ。

 俺も当時はよく言ったな。

 自分から堕ちる奴は止めないよ、だって何言っても止まる気ないんだもの。


 しかし…それはごもっともだけど、ところが頼子は違った。

 俺はコイツから別れられないかも知れない。


 だって、さっきから頼子は何言ってんの?

 カイゼル髭?何いってんの?

 俺はスマホでカイゼル髭を検索…くっくぅ…

 更に何か聞いた事あるなと思ったらカ◯ヨム連載中の魔力の無い騎士の物語で、最近、男を見せた近衛がカイゼル髭だった。絶対彼、こんなのと違うから。


『それでですね、カイゼル髭のさきっちょ☆がまるーく柔らかく…そしたら入ってたんです…』


 頼子はズルい…俺を笑わせて有耶無耶にしようとしてるなら正解だ。

 俺は弱い…こういうの。こういう変わった人…好きなんだよな…

 誰がお笑い我慢大会をしろと?

 

 笑ったら負けだが…負けてたまるかよ…それに俺には必殺の武器がある。


 一つ、流出と間男には前職でのコネを…

 そして頼子自身にはこの首からぶら下げている指輪の付いたペンダント…


 俺の戦い方は常に20%の準備に10%の実力、そして70%のハッタリだ。


 この笑ってはいけない状況を打破すべく…俺はカ◯ヨムを開いた。

 ファンタジーじゃない…ジャンル・恋愛だ。

 NTR、胸糞、俺の今の状況に近いやつ…なんて無いか…NTRだけだと大量に出るな…

 クマシオのコメ欄参考にするか…


 

 ミリ◯ネア方式で行くと更にここから絞る。

 4つに絞り込んだ。しかし時間が無いがテレフォンは間男へ、オーディエンスは今後に取っておきたい。


 よし来た!やっぱりスタンダードNTRからの主人公とヒロインの絶望は俺の怒りを呼び覚ます。

 流石に現在ランキング2位、インスタントな感じで省略されているが、クライマックスまでサクッと行くのが良い。そしてクライマックスがいつまでも続く感じ。ヘイトが間男に行くと思いきやヒロインの迷走…ヒロインに説教したい!旅行にはあれほど行くな言いたい!と…まさに…コメントしようとしたが閉鎖されている。こうなったらクマシオの新作にどうせまた百倍浣腸とかそんな…


『後から聞いたけど髭のカイゼルが逮捕されたの』


 途中で頼子が割り込んだ…カイゼル逮捕されたんか(笑)名前じゃねぇし(笑)クソ、頼子は俺が小説に入り込んだら邪魔をする…だが、まだ俺には弾がある。


 主人公がトラウマを持つ男、その幼馴染の彼女が自分勝手な理由でトラウマを刺激する。つまり浮気だ。ドキドキしてきたな。何と言っても浮気女に無敵って凄い隠語でざまぁに聞こえる、いや、そういう意図じゃないのは分かっているが、更にここから愛人になろうとする話がNTRものによくあるが、あいつ等はまさに無敵だと思う。この作家はある意味一つの言葉を生み出した。NTRシタ女は無敵…そしてすれ違ってるよって!また間違えてるよ!



『戦場カメラマンを目指しているケンゴ君と出会ったの』


 また頼子に邪魔された、カイゼルの次は戦場カメラマンか、なんでそんな胡散臭い奴しか知り合わないの(笑)ゆっくり喋る奴か?なぁおい?


 そしてべらべらと喋るカメラマンとの営み。

 それは別に言わなくて良いんだけどな?でも昔、男優も少しやったけど、頼子とはその時の感じが出ないように2人だけの世界みたいな感じでやってたら【何か強引で痛い】的なこと言ってたな、答えは撮影風、そしてゆっくりが良かったのか…わかる訳ねぇから(笑) 


『とりあえず…その男呼んでよ…』


 間男来てくれれば一気に話がつくからな。


 そして終わった浮気話…煙草大分吸ったよ、ちょっと気持ち悪いよ?

 しかし俺はやらねばならない。スマホを見続けて…彼女が過去話してる時に延々とWEB小説を読むという暴挙はこの瞬間の為だ。


 まずは上記2作で攻めた。途中、感想を言ったような気がしたけどまぁ良い…後2つ…やってやるぜ…


『マンションの上下で音が聞こえる距離でやるなぁああああ!!とにかくババァ!浮気女のババァ!テメェもざまぁに参加しろコンチクショウ!世の中知った様な態度取りやがって!女も何か言えや!人形デクじゃねぇんだよ!作者先生が想像にお任せする技法を使うからおあぁ!!!ってなったぁ!と思ったらコメント欄で解説されとるやないかい!?でも最後どうなったか気になるぅあ!NTRを凝縮した10000文字以内の物語、最高でした!クマシオも少しは見習えよ!何でもかんでも全部書こうとして1日経つのに50000文字以上使って、短編コンテストの作品エタるとか期限間違えるって!だから仕事で遅刻の事を言われんだよ!めんどくさくなったからって3ヶ月後とかに飛ぶなや!』


『か、和樹さん、だから私の話を…私のお義母さんがど…』


『やかましい!泣きながら汚れてるって自分で言って何か理由があるならさっさと言わんかい!付き合った時に言ったらんかい!』


『ごめんなさい!カイゼルのせいで汚れて…』


『髭の話なんかしてないわボケッ!結…が明らかにトー横っぽい格好や化粧してそうで想像しやすい!どういうつもりで捨てないでぇに繋がるんや!?ありゃ間違いなく浮気してる!公務員主人公◯すつもりか!?社会的に!捨てられたくなかったら他所でエロい事すんなっ!結衣の今後に期待!これからが盛り上がる所!先生なんでぇ!?筆を止めないでぇ!!!』


『捨てないで下さいぃ!あ、結衣って誰ですか?確かにカメラを止めるなって言ったのはケンゴ君で…』


『クソ戦場カメラマンはカメラと心臓を止めてろ!俺は先生にカメラを止めるなって言ってんだよ!間違えた!筆ですよ!筆!大体【無敵のアイドル様】なんて単語、いくらでもあるだろうがっ!内容見ていて言え!いちいち言ってくるな!お前はクレーム付けて論破されたのに『アナタ、お名前は?』って聞いてくる奴か!?この先生が著◯権◯反してるんだったらクマシオなんかとっくに全作品死んでるわ!通報はクマシオに言えっ!…素晴らしい作品、ハァハァ…残る様に心から祈ってます、応援してま…です…クマシオは公序良俗違反で3作品死んだけど…ふぅ…スウウウウ…ハアアアア』


『ごめんなさい!ごめんなさい!!』


『ハァ…何!?散華の母でございま〜す!?…とタツが申しております♥!?このクソ塩!コメント欄の有効活用も出来ないのか!?コイツ!NTR作品の作り方見たのか!?見たんだろうな、それでこのクオリティ!ウンコウンコウンコ対魔忍ウンコ!誰もやらない事をやるから凄いんじゃない!お前みたいになるから誰もやなあうおおおおおおおおああああ!!??』


『ヒイイイイ!?ごめんなさい!もうしません!絶対しませんから!』


 計四作品の大好き故に率直な感想と、クマシオへの普通の批判を感情的に話す事により、怒りは表現出来ただろうか?

 各先生方には申し訳ない。ちゃんとコメントする時は大人の話し方をします、クマシオ以外。

 事後ですが…申し訳なく思っております。心から応援しております、もし必要ならクレジットや訂正も出す所存です。

 

 自分でも何言ってるのか分からなくなったが、とまぁ、なんかスッキリしてしまったが…


『ハァハァ…まぁ良いや…でもさぁ、別に浮気するならそっちに行けば良くない?俺、別に正社員じゃねーし、特別何か秀でてないし、暗くはないけど明るい未来かっつーとなぁ』


 これだけ怒りを表現すれば頼子に伝わっただろう…話を本題に戻そう。


『許して下さい…私は絶対『ピンポーン』


 誰だよ、会話の水さす奴は…間男?マジで来たの?早くね?

 玄関に出るとマジでゆっくり喋る戦場カメラマンを若くしたような奴がいた。

 俺もロン毛でガリガリだが、コイツもほっそいな、ベレー帽が似合うな、煽ってるみたいだ。2人で喧嘩したらスネ夫同キャラ対戦になって、無惨な事になるな…多分、運動やってた頼子が一番強いわ…


『おぅ…テメェがケンゴか…まぁ入れよ』


 とりあえず強気で中に入れたが、返事無しかよコイツ…

 

 あれ?雑魚カメラマンの後ろに何かいる!?なに!?黒いタンクトップの3人組がいる!?用心棒!?


『だ、誰ですか?ウチになんの用事で?』


『自分達はぶっかける為にネットで募集あったので来ました。私は竹田哲也 54歳 胸にかけるのが好きです』


『私は箕輪三太夫 26歳 顔にかけるのが好きです』


『私はPN汁田種太郎 45歳 鼻の穴に差し込んでかけるのが好『うぉあ!?ザ◯メン三銃士!?』


 俺は突然の自己紹介に度肝を抜かれた。

 ビビリの俺は、一番正しい『帰れ』という答えは言えず、ついつい『どうぞ』と、話し合いをしているリビングの手前の部屋のダイニングのテーブルに3人を座らせた。


『多分…今日はそういうのもう無いっすよ?』


 3人に伝えると少しは悲しそうな顔をした後、『そうですよね』と返事が…まぁ、本番してる横でTINTIN弄ってめ、女逃げて追いかけて、何やらされてんだろうな…でもこの場で俺と別れて、また戻るなら続きあるのか…


『とりあえず二千円づつ渡しますね』


 閃いた。俺は悪知恵は働く奴だ。


『いや、とりあえず1人三千円づつ渡すので、何かあったら俺の事助けて下さい。あの女、俺の彼女で一緒に来たカメラマンは間男なんですよ…』


『『『えぇ!?そうなんですか…』』』


 3人がシンクロした。良い三銃士だな。

 

『という訳でよろしくお願いします』


 部屋に戻り舐めた態度の二人に相対する。

 お前ら2人で消えて良いよという選択を出そうと思ったが、頼子が見た事もない顔で間男君を睨んでた…俺は嫌だけど、三銃士の夢も潰れたな…

 まぁ、とりあえず聞くか…


『続きだけどさ、2人揃ったし確認したいんだけど?俺としては好きあってる者同士付き合えば良いじゃんと思う訳。もう一回同じ事されても困るし、結婚手前まで行ってたからさ、色々ムカついてるけど…』


 これで頼子が間男のほう行くならしゃーない。

 

『君が…頼子の彼氏のヒモか!?頼子とは別れてくれ、僕と頼子は運命の『だまぁれえええ!!!』


 怖い、頼子めっちゃキレてる。俺自身は頼子は可愛いと思うが結構口が大きい、そして高校の時から声がでかい…


『頼子、聞いてくれ!これは罠だ!だっておかしいだろう!?最初からこの彼は別れるつもりなんだ!』


 そうだ、まるで孔明の様な罠だろう?


『アドレスだって間男ドットコムだし、興信所の調査結果だって適当だぞ!僕はこんなもの送ってない!』


 コイツは冷静のつもりだ、しかし自分の流した動画の切り抜きとは気付いていないあたり、パニクってるな。


『え?嘘…和樹さん…何で…』


 頼子、お前はこの後に及んで…と思ったがカイゼル髭が回転してとか言ってる精神状態で常識を問うのは酷だろう。


『きっと…隠しカメラとかで僕らを撮っていたんだ!』


 それはお前だよ。販売もしてるしな。


『本当は別れるつもりだったんだよ!だから…僕と一緒に来てくれ!またスタジオに戻ろう!』


 凄いな、まだ撮影続行する気か?


『和樹さん…本当…なの?』


 本当に凄い、格闘技と同じ…押して…力がこちらに来たら引く。つまりカウンターだ。

 ここで向かってくる力を利用して俺の指輪というカウンターを…うぉ!?

 

 カウンターチャンスに結婚指輪の話を、悲壮感と怒り丸出しでやってやろうと思っていた。


 しかし…


 頼子と間男の後ろ…


 ダイニングにいる筈のザ◯メン三銃士が、スライドさせる部屋の仕切りをドアを少しだけ開けて3人で覗いていた。


 縦に3人並んで…まさに【団子三銃士】


 ブハッククッ


〜私は相手の右フックを掻い潜りながら左フックをカウンターで合わせました。ところがどうでしょう?何と左フック私の顔の前には置いてあったのです、致命傷ですね〜


 クソがぁ!!やりやがったな!頼子と間男!?やりやがったな!?悲壮感と憤怒のエピソードカウンターに対してザ◯メン三兄弟を置いてやがった!


 結局、悲しみと怒りは無く、ニヤついた謎の状態で出すしかなくなった。


『本当か嘘かなんてどうでも良いじゃん、それより頼子さ、何でずっと、婚約…というか金ねぇから結婚指輪か、何でしてねぇの?』


 笑いながら結婚指輪してないじゃんって詰めるのおかしくない?


『話聞いててもさ、すっぽ抜けてるよな?ずっと、ずーっと不思議に思ってたんだよ。俺はしてるよ?指じゃなくて首から下げてるけどね…お前のはほら…あそこ』


 俺はポトッと置いてある指輪の入った箱を指した。

 俺がプロポーズしたが酔っ払ってたからもう一度次回仕切り直しにしようと思っていたので、そこら辺に置いてあるのはしょうがない。

 しかし脳が揺れている頼子ならイケるわ…


…それで信じてとか、愛してるとか笑わせてくれるよなぁ!?ネンゴロやった後じゃ…え?』


 俺は残酷表現ありの人生ではない。

 今、目の前の頼子が大きく口を開けた。頼子は口が大きめ美人だ。

 その頼子が、大ダメージ必然の婚約指輪メンタルクラッシュに対して、俺の顔の前で大きく口を開けた。丸呑み?丸呑みなのか?


『オエエエエエエエエエエエエエエ!!!!』


『ぎゃああ!?顔がぁ!!』


 急に紫色の液体をぶっかけられた、頼子溶解液か!?あまりの臭さに片膝を着いた。

 違うッ!?これはぁぁ!!?


『くせぇ!何で!!クイズ!ミリ汚ゲロ!!!オエエエ!!』


 俺はNTRはクイズとか言ってるからか!?

 それとも俺の人生の担当作者はクマシオか!?

 ちくしょう!何でだよクセェっ! 


 『ケンゴォ゙あッッ!どうがぉ!!ぜんぶげぜぇッッッ!!!』


 眼の前でぼんやり見える、頼子と間男が前屈みになっているが、まるでサマーソルトキックの様に急に、頼子は吐きながら間男の腹を蹴り上げた。


 ズンッ『グオァ!?オエエエ!?』


 腹を蹴りあげられてゲロを撒き散らす間男。

 

 全員床に崩れた…


『三銃士イイイイイイイイ!!!掃除してくれええええええ!!!!五千円出すッ!!』


 俺は心の底から叫んだ…そして…NTRものってよくゲロ吐くよね?



※皆さん、多大な迷惑申し訳ありませんでした。コメントしたが最後、許可が出たと勘違いするクマシオをお許し下さい。

少ししましたらコメント返ししますので!


追記、今回叫んだ内容については前回のコメ欄にコメントをしてしまった先生の作品です。不快に思われた方、謝罪します。

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