𓅊色情♥戦隊☆カラーレンジャー☆彡

越知鷹 京

ファーストキス は 何色ですか?

「おまえ、死神がみか……」


俺は『緑』担当の ミドタン の能力に驚いていた。



……ヤツの能力は 本物 だ!



その能力は「邪気眼」!


はじめは、個性の色を出す為に ヤっているだけだろうと勘ぐっていた。


戦隊モノでいう『緑色』は、居ても居なくても『どうでもいい』

無個性派のポジションだと 定番 で決まっている(※偏見です)。



・緑 → 無邪気な戦士、お兄ちゃん、地味な役割。



――だが、違った!? (゚Д゚;)


「ふっ。だが、俺は気づいていたぜ。おまえが デキるおとこ だってことをな」

「「ふふふふ…」」

ミドタンと、俺の不敵な笑いが交差する。


俺達はいま、伝説をの当たりにしているのかもな。

赤色が フラれる 瞬間ギロチンってのをな――。


*****

初めまして。『桃』担当の モモタン です♡

大人しい性格で、みんなの優しさを担えるように頑張ります♡

私も はじめてなので、緊張しています (*´~`)

仲良くしてネ♪

*****



そう書かれている付箋ふせんを額に貼って、自己アピールが激し目なのは、

『赤』担当の アカタン だ。


口癖は「爆発だァー」で ムダに 情熱をアピールしているが、

戦隊モノでは絶対に 不可欠 な存在だ。


“日の丸”を背負わされた『ワンマンアーミー』。まさに、DQNの英雄ヒーローだ。


彼の戦闘力は計り知れないだろう。

IQ 4,000 の俺が言っているのだから、間違いない!



しかし、彼の『恋愛レベル』は 未だ に不明だ。

どんな爆弾発言で、モモタンを 篭絡 しようとしているのか、

しっかりと 見せてもらうぜ!



「ようっ、モモタン! 知ってるぜ。

 俺のこと 好きなんだろ。チューしようぜ、チュー!」



(……まさか! ド 直球の セクハラ 発言だとッ?!)



と、そのときだ。


 ――バンッ!!



と大きな音で、アカタンが後ろに吹っ飛ばされた!



「やめろ。モモタンが 嫌がっているのが、分からないのか?」


でたな、優等生発言。 (~_~;)



・青 →クールな実力者、二枚目で頭脳明晰。サブカルを売りにして 人気絶頂。



戦隊モノでいう『青色』は、必ず『赤色』と揉めて友情を深め合う。

いわゆる『やらせ』キャラだ(※偏見です)。


わかってんだぜ、どうせ お前ら グルなんだろ? (´▽`)



「やめて! 私のに ケンカ しないで!」



モモタンが 顔で、ふたりを止めようと頑張っている。

それを見たミドタンが、眼帯を外す。



「おい、おまぃら! この眼が、目に入らむか!!」 ※噛んだ



ヤツが、ミドリ色のオッドアイを『 く わ っ 』と見開いた!


と、そのときだ。


勢い余って、翠色のカラコンが外れて飛んで行くではないか (゚Д゚;)‼?



「ミ、ミドタぁああン――!」



ヤツの精神的ダメージは相当のものだろう。

IQ 4,000 の俺が言っているのだから、間違いない!



俺は、慌てて、駆け寄ろうとした。


と、そのときだ。


 ――バンッ!!


俺は 正座をしていた為に、足がつってしまったのだ。


勢いあまって飛び出すと、ミドタンと絡まり合って、



気がつけば、ヤツの唇を奪っていたのだ!!



「ぼ…、ボクの初キッスが……」


驚くミドタンに、俺はこう言ってやった。


「は、初めまして…。『黄』担当の 貴船沙織 です……」


((+_+))


こうして、俺たちの初顔合わせが、オワッタ。


だが、忘れてはならない!



――俺たちの黒歴史タタカイは、ここからだ!!



◇ 了


***


皆さんは『赤』,『青』担当の人を 男性 で想像しましたか?

それとも、女性 で想像しましたか?


どちらか一方だけの『性別』を想像してしまった方はいませんか?

それは、職業差別 ならぬ、々差別 です。

偏見は捨てよう。


***


☆ぼくらの倫理検証委員会


ちなみに、

傍点をつなげると 秘密の言葉 が浮かび上がるよ♪


※余談…『黄』色は海外では、死に立ち向かう色として認知されています。

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