一部 黄金郷の金緑石

第6話 東西の結節点

 あれから、数日が経ち。

 些細にしても、色々なことがあった。

 例えば、月牙泉に到着して翌日の夜のこと。不必要だと言ったにも関わらず、歓迎会なるものが開催された、否、されてしまった。

 最初は無理矢理にでも断ってしまうつもりだった——それ以上に、気になることがあった、のだが、何せあの“旦那様”ことアルカヘストが手料理を振る舞うというので、好奇心を煽られてしまったのだ。

 ヴィオラは、仕事仲間と一定の距離を置くべきだと考えている。

 それを実践するならば、どう考えても行くべきではなかった。

 だがしかし。


「……」


 行ってしまったからには仕方あるまい。

 それに、かれの料理の腕前は相当なものであった。

 普段は事務作業に忙殺されているはずなのに、そのような技術はどこで手に入れてくるのだろうか?

 何ともはや、実に不思議である。

 また、幾人かの話の分かる商人と情報交換をする機会があった。

 成果を大まかに纏めると、以下のようになる。

 一つ。ラグナル王国内では、以前より問題視されていた軍部の伸長が著しく、王国の宰相もまた頭を悩ませているという。ラグナルに根拠地を置いている商人たちは、今まで通り国王の側近たちに阿るだけでなく、軍部の方にまで手を伸ばし、いざという時への備えを検討し始めているようだ。

 二つ。モンテドーロでは、いくらか奇奇怪怪な出来事が世間を賑わせているようだ。何でも、犯人不明の失踪事件が急増しているのだという。偶然の可能性も捨てきれないように思えるが、商人たちはこの月牙泉で数日寝泊まりし、様子を見る予定であるようだ。

 まぁ正直なところ、いずれも食指が動くような情報ではない。

 だが、耳に入り続ける、ということは何かしら意味があるのだろう。

 特に前者。仮にそれが理由で王国全体が動乱するとなれば、それは旧帝国と鎬を削りあった大国が揺らぐことを意味する。

 ならばそれは、一国だけの問題では治らないだろう。この大陸には、ラグナルの庇護下にあることで自立を保っているような地域も存在するのだから。

 もしかすると、五十年ぶりに大きな戦いの火の手が上がることになるのやも——

 ……。

 これから当分は、仕事に困らなくて済みそうである。

 そして、忘れてはいけないのが、この数日で最後にして最大の収穫だ。


「……ふっ!!!」


 意識を集中させ、眉間に皺を寄せながら、脳内の想像を具現化させる。

 すると姿無き白銀の刃は、イメージ通りの範囲を、イメージ通りの角度から、イメージ通りの強さで、巨木の幹を横薙ぎにしていた。

 嗄れた老人のような樹皮は、ささくれさえ許されない精度で両断されており、美しい年輪が隙間から覗いている。

 数秒、湖の辺りから吹く柔らかな風に晒され、永い時をここで見守ってきた長老はぐわんぐわんと樹冠を揺らす。それから、儚くもそれが当然というように、地に倒れ伏した。

 細やかな砂漠の砂が舞い上がり、視界を塞ぐ……しかし、歴戦の傭兵である彼女にとって、その程度の障害はあってないようなものであった。


「はぁ……」


 彼女は溜息を吐く。

 それは決して、呆れからくるものではない。どちらかといえば、気を抜いた時に思わず漏れ出るモノというべきか。

 この時初めて、《恋人》の能力を思うままに使うことができたのである。

 自らに与えていた課題、達成の瞬間であった。

 

「フフ。やはり、私が見込んだ通りでしたね。ここまでの上達速度、君も少しは誇って良いのですよ?」

「——」


 背筋から這い上がる異形の気配に対して、思わず毛穴が逆立ち、意識がナイフのホルダーへと伸びる。

 しかしすぐに、それが何の敵意もない存在のものであることに気がついた。


「……フゥ。旦那、やめてくれないか。視界が不自由な時に突然現れるのは」

「そこまで驚くことではないでしょう?」


 驚くことではない?

 神出鬼没なクセに、存在感の塊。自分がそのような人間であることを理解した上で言っているのか?

 だとすれば、それは皮肉か?

 もしかしなくても、ジョークが下手なのか。


「私は特に敏感なんだ。慣れるまでは……はぁ。いや、いい。それよりアンタ、今言ったのはどういう意味だ?どうしてここに来た?修練の為に借りたエリアははみ出て無いだろ」

「そうですね。傭兵らしいルール遵守第一の精神が垣間見えましたよ。私はただ、たった数日で能力をモノにした君のセンスを讃える為にここへやって来ただけです」

「冗談は大概にしてくれ」

「褒められるのは苦手ですか?」

「バカ言ってんじゃねぇ。単純に、言葉が薄っぺらくて信じられねぇ、つってんだ。それに、まぐれの可能性もあるだろうが」

「これはまた、手厳しいご意見ですね」


 それからかれは、胸ポケットから皺の寄った小さな紙箱を取り出すと、手首のスナップで蓋を開けながらこちらに差し出した。


「……煙草?」

「吸いますか?」

「旦那は吸うのか?」

「はい。そこそこに」

「……貰う」


 取り出し易い、周りよりも少しだけ高く顔を覗かせたものを一本抜き取って軽く咥えるヴィオラ。

 アルカヘストもまた口に含むと、マッチを取り出して両者の煙草に火を付けた。

 ジュッ、という小気味良い音と共に、段々と煙が口内に充満し始める。


「ふぅ……。うめぇ。……うまい、が、意外とリーズナブルな銘柄吸ってんだな?アンタ」

「そして、値段の割に高品質でしょう?私の好みに合うのか、発売当初から気に入っていまして。いつも、この煙草を吸っています」

「でもよぉ、そんなやっしいので、商談相手に舐められたりしねぇのかよ?アイツら、下に見る材料を血眼で探してくるだろ?」

「勿論、フォーマルな場や、私目線で然程好意的でない相手との相談事の際は、より高級な葉巻を吸うことにしていますよ。ちょっとした示威行為です。ただ、重要な手続きの場で吸うこと自体、あまり気が進まない行為ですね」

「確かに、数日前に受けた説明の時は吸ってなかったな。灰皿の中身も綺麗だった」

「よく覚えていますね。煙草の香りが染み付いた部屋でお出迎えするわけにはいきませんから」


 腰に手を当てながら、かれは大きく煙を吐き出した。

 少し意外ではあったが、こうやって眺めていると、確かに様になっている。

 明らかに煙草のサイズがかれの図体に合っておらず、ロングのものがまるでショートのように見える、という問題こそあるが。

 尤も、市販の品物で、かれと縮尺を合わせられるものなど存在しないだろう。


「さて、煙草談義はこの辺りにして。本題に戻しましょうか。勿論、吸いながらで良いですよ、耳だけこちらに傾けておいてくださいね」

「……本題って、私の上達速度がどうこう、って話か?」

「はい、そうです。思うに、君はそうやってマスターできるのが当然だと思っているのでしょう。もしくは、そうあるべきだ、と」

「当然も何も、使いこなせなきゃ任務もこなせないんだろ?アンタらは有無を言わせず、私をオルガンにしたんだからな。違うか?」

「まさしく、その通りです。しかし、オルガンの力とは、君の想像以上に深遠にして雄大。使いこなしたかと思えば、本来は全く異なる用途だった、ということも往往にして起こり得るものです」

「じゃあ、なんだ」


 ヴィオラは煙草を口から離して、煙を吐いた。

 ニコチンの作用で快楽物質が分泌されているはずなのだが、その表情はまるで、苦虫を噛み潰したかのようである。


「この見えざる矛と盾は、本来の使い方じゃないって可能性もあるのか?」

「かもしれませんね。所詮それは、私がこうだ、と恣意的に定義したものに過ぎないのですから」

「フンッ。ま、それでも戦力になるなら良いさ。私が必要としているのは武器であって、真理じゃねぇからな」

「真理、ですか。確かに、君の認識はどこまでも正しいですね。しかし、これだけは言っておきましょう」

「なんだ?忠告や警告はノーセンキューだが」

「フフ、そのどちらでもありませんよ。何度も何度もその力を振るい、更なる境地に到達すれば、浅はかな私の見立て以上の何かを、君は見出すことができるでしょう。それは、今の認識が誤っている、という意味ではありません。言わば、この先に更なる進化が待っているだろう、という福音です」


 ゆったりと、余裕のある足取りで切り倒された巨木に近づき、その表面を優しく撫でるアルカヘスト。

 依然として木々の間を吹き抜け続けている柔風は、かれが肩に掛けているアウターのジャケットを優しく震わせていた。

 灰色の煙が空へと誘われ、やがて輝く光の中に溶けていく。


「実はもう数日、猶予を取っておいていたんですよ?」

「私を待ってた、ってことか?」

「待っていた、というと誤解を与えてしまいますね。ただ準備をしていただけですよ。さて、ここで君に二つ選択肢を与えましょう」


 それから、かれは地に臥した丸太の上に腰を下ろした。

 前髪で隠れていない、左の紅い瞳がヴィオラを舐め上げている。


「……。言ってみてくれ」

「今言った通り、君にはもう数日猶予が残されています。この数日をどう使うかは、君の自由というわけです」


 組まれて上に重ねられたかれの長い右脚が、踏みしめるべき大地の喪失を悲しむようにふらふらと揺れ、その振り子に従ってヴィオラの視線が振れた。

 今彼女は、ただ座っているだけのかれから眼を離すことができない。


「で、あれば。他でもない、君が選んで下さい。残りの時間を、更なる研鑽の為に用いますか?或いは、早急に任務に向かうことを欲しますか?」

「もう、クライアントから受けた任務があるのか?」

「ありますよ。それも、中々手を焼きそうなものが」

「手を焼きそう、つってもな。逃げるわけにもいかねぇだろ?」


 頭を掻きながら彼女は溜息を吐く。

 傭兵業とは、そういうものだ。仕事を選んでいては食いっぱぐれてしまう。


「私としてはいつでも、退路を残しておきたいと思っていますよ。しかし、今だけは君の見立て通りです。君は選ばなくてはなりません。二者択一ですよ」

「ハッ。悩むほどのことじゃあない。任務最優先だ。それに、壁打ちで得られる経験なんざ、たかが知れてる。後のことは実践の中で学ぶさ」

「そうですか。頼もしい返答をいただけて何よりです」


 かれは、満足そうに立ち上がると、内ポケットから携帯灰皿を取り出し、ヴィオラの前で広げた。


「そうと決まれば、善は急げ、ですね。今夜、任務について説明を行うこととします。時間は……」


 チラリと、かれはヴィオラの腕時計に眼をやる。

 短針は大体、5の辺りを指していた。


「そうですね、8時くらいが良いでしょう。場所は私の執務室です。覚えていますか?あなたが散々に破壊したあの部屋です」

「うっせぇな。悪かったと思ってるよ」


 彼女は、バツが悪そうに顔を背けながら、煙草の先端部を灰皿に押し付けると、そのまま手を離した。

 杜撰な押し付け方をしたからだろうか、袋の中の灰はまだ多少の熱を持っている。


「あぁ、そうでした。このミーティングは、君以外の二人も呼ぶ予定ですから。ご安心ください」

「安心も何も、私は何の心配をしなくちゃならないんだ?」

 

 かれはその質問に、答えようとしなかった。

 だがしかし、無視をして話題を変えるわけでもなく、ただ意味深に笑顔を浮かべている。

 かれの口元は、特に微笑みを浮かべている時は、まさに三日月のようだ。

 それは、うっすらと紅い唇によって形作られた紅い月——


「あぁもう、うぜぇな!分かった、答えなくて良い!その代わりさっさと帰ってくれ!」

「フフ。上司をそう無碍に扱うものではありませんよ?しかし、そこまで言われてしまったのなら仕方がありませんね。それでは、くれぐれもミーティングを忘れないように」

「……ラジャー」


 それから、アルカへストは右手を挙げてこちらに振りつつ、悠々と立ち去っていった。

 彼女は苛立ちと困惑を孕んだ視線で、その後ろ姿を見つめ続けている。

 10秒程度経つと、その場に残っているのは香ばしいシガレットの残り香だけになっていた。



「中々な重役出勤ですね、ヴィオラさん」


 執務室の扉を開くや否や、彼女に降りかかったのは冷たい、皮肉めいた青年の声であった。

 時計の短針は既に8を指している。

 つまりは、そういうことだ。


「チッ……悪かったよ」

「まぁまぁ。短期間での上達を強いたのはこちらの方ですから。遅刻の一度や二度、咎めるに値しませんよ。ヴィオラ君も、悪気があったわけではないでしょう?」

「もし悪気があったなら、もっと分かり易い嫌がらせをするさ」

「フフ。その場合は、是非とも建物に影響が出ない範囲に留めて貰いたいものです」


 かれは軽く微笑むと、机の上で手を組みながら背後の吹き抜けに目をやった。

 砂漠と言えば暑いイメージだが、それは昼間の話だ。

 夜となると一転して、凍えるような風が旅行者やキャラバンを襲うことになる。

 午後8時の風……いやはや、早くも風呂が恋しくなるものよ。


「なんだ?もう一度私に悪かったって言わせてぇのか?私の謝罪は軽いぞ?」

「せめて、少しでも重くなるよう努力することをお勧めします。さて、全員揃ったことですし、君たちに初めて行って貰う作戦について説明しましょうか」


 それから徐に、アルカヘストは小さなオルゴールを取り出した。

 実に精巧な彫刻の施されたオルゴールである。

 ヴィオラのように芸術に造詣の無い人間の眼でも、それが取るに足らない量産品ではないことが分かった。

 そして、それ程の物を送ってこられる人間は限られるし、生産している場所もまた限られてくる、ということも。


「ジェムストーンマフィアという名前を、皆さん聞いたことはありますか?」

「現地の職人ギルドと手ェ組んで、モンテドーロを牛耳ってるグループのことだろ?今のトップは誰だったか忘れたが」

「コードネーム、アレキサンドライト。実名は不明。新進気鋭の改革派の頭領で、先代ボスの愛弟子、動乱の中から頭角を表した風雲児。こんなところでしょうか」

「マーキュリーお前、よく知ってるな」

「プロファイリングは得意分野ですからね。しかし、僕もこれ以上のことは知りません」

「概ね、マーキュリー君の説明した通りで間違いありませんよ。そして今回の依頼人は、正にそのアレキサンドライト殿です」

「アレキサンドライトから……?」


 これは、傭兵として生きてきたヴィオラにとって俄には信じ難いことであった。

 何故なら、モンテドーロは永世中立を謳って他国の戦争に介入しないのと同時に、都市に対する余所者の介入を一切許してこなかったからだ。

 モンテドーロのことは、モンテドーロ自身の組織でもって解決する。

 これが、かの都市のポリシーであるはずなのだ。

 それにも関わらず、ジェムストーンマフィアの、それもトップが、依頼を行った、ということは。


「成る程、面倒事、ってわけか」

「ヴィオラ君は何かを察したようですね。具体的な依頼については、これを読めば分かるでしょう。マーキュリー君、これを」


 オルゴールを開き、その中から丁寧に麻紐で結ばれた一通の手紙を取り出すアルカヘスト。

 マーキュリーが進み出て結び目を解き、ヴィオラとサリナの前で広げると、そこには几帳面かつ端正な文字で、モンテドーロの現状と依頼内容、報酬の内容が書かれていた。


「犯人不明の失踪事件とその調査……」

「君たち三人は。モンテドーロという、最高水準の治安を持つ都市の長が、わざわざこの月牙泉に依頼を行った意味とは何だと思いますか?」


 分からない。分からない、が。

 何かしら裏があるのだろう、ということは、その場の誰もが感じていた。

 そもそもの話、あのモンテドーロが、いつでも起こり得るような事件の解決の為に外部の人間を頼るはずがないのだ。

 

「そういえば、商人どもも同じようなこと言ってたな」

「月牙泉の外周を走っている際、身共も小耳に挟みました。てっきり、偶然が重なったものとばかり思っていましたが……」

「仮にこの事件がただの偶然の産物であるならば、僕たちは一ヶ月もしない内に戻って来れるかもしれませんね」

「でも、そんなわけねぇだろ?アッチの頭目サンも、馬鹿じゃねぇんだからな」

「フフ。それなら私は、ヴィオラ君の意見にチップをベットしますよ」


 悲しいかな、ヴィオラの考えが当たるということは、事態は相当ややこしいことになるということだ。

 当たったところで、微塵も嬉しくは無い。


「お言葉ですが、旦那様。出発や到着、クライアントとの会議を始めとしたスケジュールは既に決まっているのでしょうか?」

「殆ど決まっていますよ。明日を準備日として、出発は明後日。月牙泉からモンテドーロまでは大体二日程度の時間を要しますから、余裕を持って見積もると到着予定は四日後ということになります。これを鑑みて、アレキサンドライトとの会談は五日後に設定しました」

「それであれば、異論はありません」

「右に同じく」

「身共は下された命令を遂行するだけです」

「質問も無い、ということですか?であれば、お開きにしましょう。堅苦しい話は、長々と続けていても面白くありませんからね」


 そう言うとかれは、側面についたオルゴールのネジを軽く回した。

 鉄製の弁を、ドラムに付いた突起が弾いて、特有の音色の調べが寂寥感漂う執務室を覆う。

 その歌声は、夜風に乗って湖の方へと誘われていった。

 木々のさざめきと共に、砂漠をこだましている。


「この曲は?」

「さて。私の浅い知識では、充分な説明を行うことができません。しかし、美しい音楽でしょう?」

「身共の……故郷にあった、祠の鐘楼を思い出します」

「かの有名な、ガルカの鐘撞堂のことですか?それは、謙遜が過ぎるというものですよ。かの音色は、このオルゴールとは比べ物にならない程荘厳なものですからね。ただ——」


 誰しもに、かつてのことを思い起こさせる程、悲哀に満ちたメロディであることは間違い無いかもしれない。

 このような旋律を敢えて選んで送ってきたアレキサンドライトとは、どのような人物なのだろう?そして、一体何を考えているのだろうか?

 ヴィオラは心地良い音に精神を溶かし込みながら、思いを馳せていた。

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