第5話 変化

恋は、道流がセッティングした、研色への相談会は、無事に終了して。


恋は、次の日、貯まっている、有給休暇を使い、

自身の所有口座の銀行に来店し、積立式定期預金と貯蓄預金を無事開設したのだった。


(そう言えば、研色さんは、積立式定期預金の場合、千円単位きっかり、

よりも、五百円、多めに指定すれば、良いって言っていたけど、

本当に、こんなので効果が有るのかな?

道流さんは、「貯金に関しては我が社一です。」って?

言っていたけど、本当に有るのかな?、

まあ、効果が余り感じられないなら、契約を破棄しても良いと、

言っていたし、四ヶ月間、積立式定期預金をやって、思ったより、貯まって無かったら、契約は、無しね)


恋は、積立式定期預金の指定金額を、研色と相談して、八千五百円にしたのだった。


四ヶ月後の休日


恋は、久しぶりに積立式定期預金の通帳を記帳すると。


(あれ?、口座を開設してから、研色に貯金初心者だから、

「四ヶ月間は、積立式定期預金の通帳の記帳をしないで」って言われた通りにしてみたけど、意外に貯まっている、ズボラな私でも、こんなに貯める事ができた‼

これ、意外に楽しい、金額を変えずに積立式定期預金の金額を増やせる方法が、

無いか、研色さんに、聞いてみよう、LINEで)


恋は、業務終了後に道流と研色に結果報告がてら、

飲み会をしたい旨をLINEで、送信すると、二人とも、それぞれ、

別々のスタンプで了解を送って来たのだった。


居酒屋


「恋さん、積立式定期預金の成果は、どうでした?」


研色が、乾杯した、直後に聞いた。


「はい、意外に苦にならず、久しぶりに積立式定期預金の通帳を記帳すると、

こんなに貯める事が、出来て、面白いです。」


「それは、良かった、そろそろ、次のやり方を知りたいのでは?」


研色が、恋にそう言うと。


「はい、その通りです、積立式定期預金の金額を変えずに、

残高だけを、増やせる方法は、無いでしょうか?」


「有りますよ」


「えっ?、ちょっと研色、あたしにも教えなさいよ」


恋と道流は、研色が、自分達の知らない方法で、

積立式定期預金の残高を増やしていることに、食いついた。


「やり方は、簡単ですよ、ATMで入金すれば良いだけですから。」


研色の発言に、酔っ払いの二人の思考が止まった。


「研色さん、ATMで積立式定期預金に入金出来るのですか?」


「はい、可能ですよ」


「研色、ATMの画面にそんな項目有ったけ?」


「簡易ATMじゃあ無く、それぞれの銀行専属のATMなら可能ですよ、

やり方は、2つ有って、1つ目は、画面に定期・積立と表示しているタイプ。

2つ目は、普通預金と同じ扱いのタイプになります。」


研色の説明に女性二人は、ポカーンとした。


「次に、積立式定期預金の残高の増やし方は、目標金額を設定して、

それに合わせて入金すれば良いだけですよ。」


「へっ?それだけで良いのですか?」


「はい、そうですよ」


「他には、ないのですか?」


「他にですか?、有りますよ」


「是非」


「今の積立式定期預金の設定金額を下げて、

もう一つ、積立式定期預金を開設するんです」


「その際に気をつける事は?」


「金額を同一にした方が、管理が楽ですよ」


「道流さん、明日、契約したいから、弊社に来て頂戴」


「是非、契約書を持って、伺いますね」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

永遠の絆 @bannku

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ