第2話
「はーい、この問題解る人〜!」
先生が黒板に難関漢字の『逼迫』を黒板に書く。
クラスのあちこちから「知らな〜い」「読めるかっ!」などのブーイングがあがる。
一方私は、教科書を盾にしてノートに落書きをしている。
高校生で習う漢字なのか、、、それは、、、
結局当てられるのは私。
「じゃぁ、この問題を宮本。読んでくれ」
ほら、やっぱり、、、どうせ当てられるのは私。
「ひっぱく」
ボソボソと答えると先生の顔が歪んだ。
わざと、答えられないような漢字を書いて当てたのだろう、、、。
「何で当たんだよ、、、」
先生、普通に聞こえてます。隠す気ないんですか?
みんなの顔は『何で間違わないんだよ、、、』と読み取れる。
お兄ちゃんに教えてもらったから?かな、、、
チャラそうに見えて、学年一位の成績だもんね、、、お兄ちゃんは、、、。おまけに運動神経が良いなんて、、、そりゃモテるわ、、、。
何でお兄ちゃんは私なんかに構うんだろう、、、守ってくれるんだろう、、、。
色彩、何色が素晴らしい? 相川美葉 @kitahina1208
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。色彩、何色が素晴らしい?の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます