色彩、何色が素晴らしい?
相川美葉
第1話
「お前、透明じゃん!無能〜」
そう言われたのが数年前。
私の色は透明だから色無しの落ちこぼれってクラスメイトから嫌味を言われる。
靴を隠され、教科書に落書きをされる、、、全て、全て、、、この色のせい。
この色は人間の価値を表しているらしい、、、。
色が濃いければ、黒に近付く程、価値が高くなると言われている。
みんなは赤色や黄色など、綺麗な色だけど、、、私は透明、いわゆる劣等生。
両親はそんなことない、凛は劣等生なんかじゃないって言ってくれるけど、、、世間体を考えると私は無能人間。
2つ上のお兄ちゃんは、紺色。黒の次に評する色。
「凛、一緒に学校行こうか」
小学校に上がった時、お兄ちゃんはそう言ってくれた。
それから10年間、毎日お兄ちゃんと登校している。
「きゃー!海斗先輩、カッコイイ!!」
「しかも紺色〜!?」
お兄ちゃんは学校のアイドルで、人気者。
一方、私は、、、
「海斗先輩の妹の凛ちゃん、、、?色無しじゃん」
クスクスと嘲笑うような笑い声。
透明の何が悪いのか、、、理由を500文字以上で答えてください、、、。
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