第13話

思い出していたら、すごい時間が経っていたらしく昼休みをむかえた。俺は自分の席でサラダとヨーグルトだけ食べた。食欲ないし。はやく食べ、空をぼーと見ていると、名前は知らないがクラスメイトであろう女子が「夏井君、朝話してるの聞いちゃったんだけどバレーやらないって本当なの?私、夏井君のファンで、辞めてほしくなくて」と言って来た。俺は、俺のことなんて何も知らないくせにと思ったが「そうだけど?バレーはもうしないって決めた」と言うと「どうして?」と言ってきたが、その質問には答えなかった。

他のクラスメイトも気になっていたのか皆がこっちを注目していた。すると、その女子の友達がこちらにやってきて「美奈!夏井君だって言いたくない事くらいあるんだよ?美奈にだってあるでしょ?夏井君の場合はバレーの事ってだけ!確かに気にはなるけど、無理強いは良くないよ。」と助け?に入ってくれたらしく助かった。美奈って奴は「夏井君ごめんね!無理強いしたつもりは無かったんだけど、嫌な思いさせたならごめん。咲、教えてくれてありがとうね」と言い、俺の前から立ち去った。俺は「ああ。」だけ言っておいた。クラスメイトはもうこっちを注目していなくて、友達と喋ったりしていた。俺はそれから自分の席で寝て昼休み、5限、6限を過ごした。その後、ホームルームを寝ずに過ごし放課後になった。先生は起きている俺を見てびっくりしていた。やっぱ俺が寝ていたの気づかれていたらしい。まあ、どうでも良いけど。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る