第2話
「こーう!朝よ!起きなさーい!」母さんの声で俺は眠いが起きた。あっ!俺の名前は夏井洸。今日は高校の入学式。俺は自分の事を知っている人がいない高校に通う為、中学の時より早く家を出ないといけない。朝は苦手だが、俺を知っている人と同じ学校は嫌なので我慢する。俺は母さんに「今日も朝ご飯はいらない」と言うと母さんは悲しそうな表情で「わかったよ」と言ってきた。罪悪感はあるものの中学最後のバレーの全国大会準決勝で負けた次の日から食欲がなくなった。
負けたからではない。バレー部の奴らにいじめられ、バレー部の友達みんな、俺と仲良くしないほうが良いと思ったのか、無視や顔を見ないようにしてきた。先生たちも見て見ぬふり。俺はその光景を見て、人は最悪で最低な生き物だなーとつくづく思った。俺は自分の事をバレーの守護神って言われていたのを知っていたが、どこがだよと思った。俺は家族以外信じない、そしてバレーにはもう
関わらないと決めた。俺が通う高校は桜ヶ丘高校というところだ。桜ヶ丘高校は南中と違いバレーに関して弱小と言われている。だから俺はそこの高校にしたのだ。俺は高校では
誰とも、勿論バレーとも関わらず3年間過ごしたいと思いながら家を出て学校へと向かったのだった。
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