第2話 魔法の国の迷子犬と神隠し

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    表

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 そんな妖精探偵社。


 今日も依頼人が訪れている。


「依頼人は王都の南平民街にお住まいのサンダ様。男性、四十五歳、奥様と娘様二名の四人家族、家庭内での地位は低めでございます。唯一の癒しは犬のくーちゃん。今回はその犬が行方不明になったとのご相談です」


 助手が滔々と依頼人の情報を誦じる。


 ピンと伸びた背筋。

 黒髪の長髪を後ろに団子状に結い、肌は白く、長身細身をこれまた黒いスーツで包んでいる。顔は美しいが、表情は少なく、その美しさは険となり、子供が見たら泣き出すかもしれない。特に鋭い眼光はその視線だけでも肌を切りそうなほどで、その切長の目の中に収まっている瞳の色は左は黒、右は灰色と左右で色が違う。これも視線の異質さを演出している。

 まるで一人だけモノクロームのような男。


 そんな有能ながら不思議な助手。

 名前をフロノス・ディアスティという。


 アニエスを誘拐事件から救って以来、片時もアニエスの側を離れない男。


「あってるな?」


 先ほどまでの丁寧な説明から一転、俗っぽい物言いに変わる。

 どうやらこちらが普段の話し方らしい。

 問われた依頼人のサンダはその美しい男の問いにドギマギしてしまう。


「へ、へえ。そうでございます。犬の、くーちゃんと言うのですが、その散歩中に突然走り出したと思ったらあっという間にいなくなっちまいまして。へえ。くーちゃんはうちのアイドルでして、それを逃したとあっては妻と娘にどやされると思ってここ二日ほど家にも帰らず探し回っていたんですがどうにも見つからず、ここは王女殿下のお手をお借りするしかないと思いやして……すんません」


 二日帰らずに犬を探していたという本人の談を証明するようにサンダの姿は薄汚れており、薄くなった髪は乱れて軽く油を帯びている。幸いと秋口の涼しくなり始めた季節という事もあって臭う事はないようだ。


「だってよ。お嬢! どう見た?」


 助手、フロノスは透き通るような声で問いかける。

 その先には探偵机に座り、頭だけ見え隠れしている探偵、アニエスがいる。

 呼びかけられたアニエスの金色の髪の毛がふわふわと動く。どうやら立ちあがろうとしているようだ。椅子の上によじよじと上り、椅子の上に立つ。そしてそこから飛び跳ねたかと思うと探偵机の上にドンっと仁王立ちした。


「いまから見るのですわー!」


 本人的にはハードボイルドかつ不敵な笑みのつもりだろうが。ただただ愛らしい微笑みを浮かべて妖精が机の上に仁王立ちしている。その小柄な体をテニエルが描いたような青と白の簡素なワンピースで包んでおり、ふわふわとした金色の髪が落ち着きなく揺れている。


「お嬢、それやめろ。はしたねえって言ってるだろう」


 フロノスが苦い顔で机の上に土足で立つ事へ苦言を呈すが、しかしアニエスはそんなの無視の一択。


 小さな右手で短筒を形作ると、そこにできた穴を虹色の瞳で覗き込む。


 左目を閉じて。


 右目を開いて。


 覗いた先には依頼人のサンダがいる。


 それを虹色の瞳、妖精眼が捉える。

 そこに映るのは依頼人ではない。

 そこに映るのは依頼の結果である。


 アニエスはただその見えた結果を告げる。


「子供に抱き上げられてる! ですわー!」


 これが妖精眼の特異能力。

 魔法が使えないアニエスが、後天的に獲得した唯一の能力。


 覗いた対象が依頼した事件の結果が見えるという能力。


 時間空間を超えて願いの先が見えるという実に妖精らしい能力を持った虹色の瞳。

 それが妖精眼。


 誘拐事件以降この能力を獲得した事でアニエスはいまこうやって何とか探偵として生きていられる。もちろんアニエスが見た情報だけでは事件を解決などできるわけもなく、実際の処理は有能な助手であるフロノスにまかせっきりではあるのだが、フロノス的にもこの情報がある事で事件解決のスピードが上がっている。


 この両輪で妖精探偵社はローレライ魔法王国での価値を高めている。


「え?」


 しかしこの段階では依頼人には意味がわからない。サンダは間抜けな顔で間抜けな声を漏らす。

 これはいつもの事で、フロノスは淡々といつも通りにアニエスに指摘する。


「お嬢、通じてねえよ」


「通じてない? それはどういう事ですわ!? アナタ、言葉が通じないのですわ?」


 フロノスの指摘に驚くアニエス。自分の言葉が足りないという認識はそこになく、依頼人のサンダに言葉が通じないという思考へ至る。実際、異民族なども稀に来る事があるためその考えも間違ってはいないのだが。サンダとはさっきからローレライの公用語で話しているし、それをずっと聞いて訳知り顔でふむふむって頷いていた人間の言う事ではない。


「お嬢、さっきから話してんだからこいつの話が通じるのはわかってんだろ。話が通じてないのはお嬢の方だ」


 そしてそこを的確にフロノスに指摘され、むうと不満そうに頬を膨らませる。

 ここまでが妖精探偵社のワンセットなのだ。


 そんな事を知らないサンダは大慌てで自分の言葉の拙さを詫びる。


「へえ、すんません。あっしの話が通じてないかもしれやせん。王女殿下には平民の言葉は下賤で……」


 妖精探偵社の王女探偵は平民に対しても分け隔てなく、言葉遣いなどでは罰せられる事はないという話を聞いていたとしてもやはりそこは王族と平民である。王女が斬首を命じれば軽く飛ぶ首である。


「いいから、お前は黙ってろ、話がややこしくなる。通じてねえのはお嬢の言葉だ。ちょっと言葉が足んねえんだ。細かいのは俺が聞いて教えてやるから、待っとけ」


「へえ」


 フロノスから放たれる美しく切れ味抜群の視線と、ぶっきらぼうに放たれるその声に、サンダの口はむぐと閉じられた。当のフロノスはそのまま視線をアニエスに向けて見えた景色を確認するために問いかける。


「お嬢! その子供の服は?」


「むむー! 質素で薄手な長袖ですわー!」


「平民だな。性別は?」


「女の子ですわー!」


「その娘だけか?」


「隣でもう一人涙目の女の子がいますわー! それとそこの人もアホな顔して立っていますわー!」


「依頼人の家庭の風景だな。おう。わかった。もういいぞお嬢」


「うぃ! 事件解決ですわー!」


 よくわからない了承の言葉と解決宣言とともに左目を開き、右手で作った短筒から右目を解放する。


「まだ解決してねえよ。依頼人が確認するまでが事件だ。適当な事を言うんじゃねえ」


「うぃ! ならば未解決事件ですわー!」


「それも良くねえ。迷宮に入るのは冒険者だけで十分だろ」


「にゃ!? もう! フローはうるさいのですわー!」


 細かな指摘に顔を顰めたアニエスは面倒そうにふわふわの髪を片手でワシワシしてから後ろを向いて、仁王立ちしていた机の縁に座り込み、そこから恐る恐る降りようとするが、足が中々地面に着かない。大きな探偵机はアニエスの足の長さよりも高く、一生懸命爪先を伸ばすがそれでも地面には届かない。

 アニエスからは床が遠く見える。

 そこで元々座っていた椅子の存在にはっと気付き、椅子に足を乗せんと、さっきまで座っていた椅子を探すが、机に飛び乗った時の衝撃で後ろに転げている。

 お行儀が悪い自分の身から出た錆である。


 困った。

 これは降りられない。


 高い所に登ったはいいが降りられなくなった子猫のような表情で絶望を湛えるアニエス。

 そんなアニエスの両脇に手が差し込まれ、軽く持ち上げられる。一瞬の浮遊感の後すぐにその足先は地面に着いた。もちろん持ち上げて降ろしたのはフロノスだった。むしろそれ以外にいない。


 トンっと地面に降ろされたアニエスは自分でも降りられたのにと不満げな視線をフロノスに向けるが、フロノスは涼しげな顔で微笑みを返した。普段無表情な男の微笑みはアニエスばかりでなく、依頼人のサンダさえも魅了しそうな破壊力で、アニエスにしか向けられる事のないこの笑顔を見たいばかりに小さな依頼を持ち込む侍女もいるほどだった。


「おい、サンダさん!」


 アニエスの頭をポンと優しく撫でた後、フロノスはソファに座って呆けているサンダに声をかけた。


「へ、へえ!」


「あんたはもう帰っていいぞ」


「ですが、くーちゃんは? くーちゃんに何かあったらと思うと……おれは……くーちゃんだけがおれに優しくしてくれるんです!」


「あー大丈夫だ。今から帰れば解決するはずだ。もし解決しなかったら明日また来てくれ。優先で取り掛かるわ」


「は? へ? おれが帰れば解決ですか?」


「ああ。家に帰ればくーちゃんと再会できる。ただし帰る事が条件だ。素直に家に帰らないで犬を探すという選択をした場合の結果は補償しかねる。お嬢が解決した事件はサンダさんがここから家に帰った場合だけだ。なあお嬢?」


「うぃ、帰らないと死にますわー」


 フロノスの不穏な言葉。アニエスの物騒な言葉。サンダは震えて言葉をなくす。


「だそうだ。だからちゃんと帰れ。帰れば死ぬ事はないし、事件は全部解決する。信じろ」


「へえ、わかり、やした。では失礼致しやす」


「おう、気をつけて帰れ」


「お疲れ様ですわー!」


「依頼人のサンダ様! お帰りです!」


 締めの言葉だけやけに丁寧なフロノスの声がしょぼくれた背中のサンダを見送った。



 ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽

    裏

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 ローレライ魔法王国。

 王都。南平民街。


 サンダは歩く。トボトボ歩く。


 この辺りは王都の中でもはずれに位置し、ほぼ外縁であり、王都を囲む外壁から目と鼻の先にある。この一帯には多くの平民が暮らしている。この辺りに居住している平民はあまり裕福ではない。使える魔法も弱く、精々が指先から火が出せるだとか、指先で土や石の加工ができるだとかその程度で、それを使用して日々のたつきとしている。


 街並みはほぼ同じ見た目をした煉瓦造りの集合住宅が並び立ち、その間を洗濯紐が張られ、チラホラとまだ取りこまれていない洗濯物が見受けられる。時刻はすでに夜であり、夕飯時を軽くすぎた程度。夕方に妖精探偵社を訪れたサンダはワケがわからない状態で二日ぶりの帰路を辿っていた。


 はあ。とため息が漏れる。


「帰れば解決なんて言われてもなあ。くーちゃんがいなくなって。おらだけ帰ってもエールとアールはガッカリするだろうし、カーちゃんは激怒するだろうし、帰りたくはねえなあ。だども明日っからは仕事だし、帰らねえわけにはいかねえが……はあ……しかも帰らなきゃ死ぬって……」


 などと一人ごちながら歩いていると、いつの間にか自分の家の扉の前に立っていた。

 ほぼ足元しか見ないで歩いているというのに自然と自分の家に到着するのだから人間の帰巣本能というのも侮れない。しかも街並みに並んでいるのは同じような煉瓦造りの集合住宅。


 サンダが今立ち尽くしているのは。

 その中でも特に見慣れた扉の前。


 片手でポケットの中にある鍵をさすり、もう片方の手で次女のアールが幼い頃に傷付けた扉の傷を軽く撫でながら、どうやって家に入ろうかと逡巡していると。


 娘と妻の悲鳴のような鳴き声のような甲高い声が扉の先から聞こえてきた。


 瞬間。

 サンダの脳内から迷いなど消えて、流れるように鍵を開けて扉を開いていた。


 その先にいたのは三人の女性。

 見慣れた家族だった。


 普段とは違い。騒然としている。一目でわかる。


「くーちゃん! 帰ってきたのはいいの! でもお父さんはどこ!? ねえ! 教えて!」


 長女のエールが犬のくーちゃんを両手で持ち上げて犬に問いかけている。普段のくーちゃんに話しかける猫撫で声ではない。必死な声。サンダが聞いた事もないような娘の荒ぶった声。サンダが何か注意してそれに反発した時ですらこんな声を聞いた事がない。


 サンダは驚いて言葉を失った。


「おと、うさ……ん」


 その足元で次女のアールが涙を流してうつむいている。普段は陽気でどんなに失敗しようとどんなに怒られようとウヘヘと笑っている娘が自分を呼びながら泣いている。


「あなたぁ……帰ってきて」


 妻であるカールはソファの後ろで泣き崩れているようで頭の先だけが見えている。


 家族のピンチだと思って勢い込んで家の中に飛び込んだサンダはわけのわからない状況にポカンと口を開けるより他になかった。

 愛犬のくーちゃんはすでに家に帰って来ている事だけは認識できた。

 人間に帰巣本能があるのだから、野生に近い犬にも当然それはあったのだろう。しばしの自由時間を経て満足したし、腹も減ったのだろう。エールに持ち上げられながら、空腹に不満げな声でクーンと鳴いている。


 くーちゃんかわいい。


 いや。それよりも不思議なのは家族の態度だった。

 これではまるで自分の帰りを望んでいるような態度ではないか。


 普段は稼ぎが悪いだの、汗が臭いだの、頭が臭いだの、尻が汚いからソファに座るなだの、言葉遣いが田舎臭いからあまりお友達の前で喋らないでなどなどと。


 文句しか言わない。


 それでも家族はサンダにとって幸せの形だった。

 それでも時々自分の人生はなんなのだろうかとふと悩む時もある。


 くーちゃんが逃げ出した時もそんなタイミングだった。


 金曜日の夕方。

 魔力ぎれのギリギリまで仕事して、クタクタに疲れて帰ってきたと思ったら夕飯がまだだと言われた。そうかと答えてくーちゃんに癒されていたら、散歩がまだだから行ってこいと言われた。そうかと答えて重い体を持ち上げ、くーちゃんの散歩に王都の外壁沿いを一歩一歩と歩いていた。石畳に軽くつまづいて前のめりになった。


 ふいに。

 そうか。

 という言葉が口から漏れた。


 反面、くーちゃんは元気だった。


 楽しそうに自分の手の中にあるリードを強く引っ張ってくる。

 反対に自分の手には力が入らない。


 ふと。


 自分とはなんなのだろうかと。


 心が問いかけてきた。


 お前はなんなのだと。


 王都の外壁が問いかけてきた。


 気づいたらリードからは手が離れ、くーちゃんの姿はなく、楽しそうな犬の鳴き声だけが裏路地から響いていた。


 そこから二日間はあまり覚えていない。


 犬を探しているような。

 自分を探しているような。

 手放したのは犬のリードだったのか。

 手から離れていったのはなんだったのか。


 それを夢中で探していたら二日間経っていて。


 気づくと妖精探偵社の入り口に立っていた。


 そしてあの場所でかれこれあって。


 家の中で家族を見つめて立っている。


「た、ただいま」


 こんな見た事もない状況に。なんと言っていいかわからず。いつも仕事から帰ってきた時のように帰宅を告げてみた。普段ならば一瞥されるだけでお帰りの声など帰ってくる事はない。それでもまだ一瞥があるだけマシな方である。


 しかし今日は違った。

 一斉に三人の視線がこちらを向いた。

 はじめは理解が追いついていない表情からじわじわとそこに立っているのがサンダであるという事に三者は気づく。二日間行方不明だった夫が、父親が立っている事実を認識する。


「「「おどぅざん!!!」」」


 三人が同時に叫んだ。


 その声と真剣な眼差しにサンダはギョッとして思わずタタラを踏んだ。


「おどうさん! がえっできた! おがえり! よかった」


 次女のアールが這いずりながら自分の足元に縋りつきながら泣いている。サンダは言葉にならずかがみ込んでその背中をさする事しかできない。


「もう! おとうさん! もうもうもう!!! ばかばか!」


 長女のエールが涙を流しながらかがみ込んだサンダの肩を叩いてくる。もっと小さかった頃に肩を叩いてもらった時には力が全くこもっていなくて体は癒されなかったが心は底から癒してくれたその手。しかし大きくなった今は普通に痛い。そんな所で娘の成長を感じられて痛いながらも嬉しい気持ちがサンダの心に湧いてくる。


「あな、たぁ……無事で、よかった。流行りの神隠しにあったのかとぉ……よかった、生きてたぁ……」


 背中には妻のカールが泣きながら張り付いてくる。

 久しぶりに感じる妻の温もりと感触。

 二十年連れ添った妻だ。呼び名がカールからお母さんやカーさんに変わっていくのと共に自分への態度がぞんざいなものになっていくのを感じていたが、たまに触れる優しさが好きだ。今は昔みたいに全部が暖かい。


 日頃自分の存在などないように扱ってくる妻や娘が泣きながら自分の生存を喜んでいる。

 サンダとしては嬉しいよりも戸惑いが勝つし、若干むず痒い感覚で、なんとも居心地が悪い。


「みんなそんなに泣くでねえよ」


 そんなサンダの言葉に三人の女はサンダを見つめる。不思議に思って全員の顔を順番に眺めると、全員泣き腫らした顔でキョトンとした表情をしている。


「どうしただ?」


 サンダがそんな三人の態度に戸惑っていると、長女のエールがふっと軽く笑った。それを見たサンダの頭には、怒り泣きに呆れ笑いが混ざってなんとも変な顔だが娘は可愛いななどというズレた感想が浮かぶ。エールは複雑な顔で笑うだけでサンダの疑問には答えない。横からその代わりとばかりにお調子者の次女、アールが顔を持ち上げていつも通りのにへらとした笑い顔で言う。


「だってお父さんが一番泣いてるし……泣くなって説得力なさすぎ……」


 その言葉でサンダは初めて気づいた。


 自分の薄汚れた上着の襟元から胴回りを経てズボンまでびしょびしょになっている事に。

 それが自分の目からボロボロとこぼれて止まる事のない涙によるものだという事に。


 気づいた。


「おお、こりゃ……」 


 その事実に戸惑い、言葉を失って、涙を拭うサンダ。

 それでも涙は止まらない。

 そんなサンダを三人の女がぎゅうと抱きしめる。


「「「お父さん! お帰り!」」」


 その暖かい温もりにサンダの目からはさらに滂沱の涙が流れる。

 それはとても暖かく優しい涙だった。


「だだ……いまぁ……」


 こうやって迷子犬はやっと家に帰る事ができたのだった。


 もちろん落ち着いた後にはきっちりと叱られて謝罪の涙を流す迷子犬の姿もそこにはあっただろうが。

 それは語るまでもないだろう。


 妖精探偵社は今日も一人の王国民を救ったのだった。


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