おわりに

 最近はこのような「サポート詐欺」が本当に多いようで調べていても類似の記事や警察などのホームページに注意が掲載されていたりします。

 

「自分はそんなの引っかからないし」と思うのですが経験してみるとその手口はけっこう嫌らしい。

 パソコンについて十全に理解して使ってる人は殆どいないと思うので、うっかり信じてしまったりしても仕方がないのかも、と思いました。くれぐれもお気をつけを。

 

 ◆

 

 ここからは参考に今回のまとめと、改めてどういう手口なのかを書いておきます。本編では端折った部分もあるので。詐欺被害を抑えるのと、母のパソコンの復旧を優先していたので、詳細な手口は私の理解できる範囲で補完している箇所もあります。

 (おおよそこういう手口だと受け取っていただけると)



 ●「郵便番号検索」をしようとして、偽のサイトを開いてしまった(普通のWEB広告を踏むと詐欺ページに誘導されることもあるらしい)

 

 ●画面全体に偽の警告画面が表示される。「Windowsセキュリティセンター」「ファイヤーウォール警告」「トロイの木馬型スパイウェアに感染」「このPCへのアクセスはブロックされています」「サポートに電話する 0101-xxxx-xxxx」などの危機感を煽る表示

 

 ●電話してしまうとリモート接続のソフトをダウンロード&インストールさせられる。その後接続用のキーを電話で聞いてくる。教えるとリモート接続される(ここまで来たら超危険です!!)


 ●偽のIDカードのようなものを画面に表示させたりして本物っぽく装う。母の場合はMicrosoftのサポートと名乗って、ネットで拾った写真を表示してた。(ブラウザの閲覧履歴にその写真の取得元があった)

 

 ●WEBカメラを操って部屋の中を映したりして恐怖を煽る。画面に母の顔が急に出てきたらしい。(これはかなり怖いと思う)

 

 ●変なグラフを見せて、「この部分が問題なんです」とか尤もらしいことを言ってくる(らしい)

 

 ●警告画面のを表示している裏側では、実は「仮想デスクトップ」で情報を盗んだり、今回の場合、WEBカメラ操作したり、Amazonで買い物したり

 

 ●コンビニにギフトカードを買いに行かせて、裏面のキーコードを聞いてくる

 

 言うことは一切聞かない

 ネットから切断する

 パソコンの電源を落とす

 ctrl alt del で再起動する


 このあたりが自衛手段になりますので、もしものときは思い出してください。


 最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

 島本 葉

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母がサポート詐欺にあいそうになった話 島本 葉 @shimapon

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