第17話 1人で勝手に動いてるぅ

「こりゃ凄まじいな。原型を留めていない個体もあるじゃないか。」


中に入ると大量の大蛇の死骸が転がっていた。一撃でやられたような奴や何度も攻撃されたような奴など様々な死骸があった。


「カバン作るのって大変なんですね。こんな量の蛇から皮を剥がないといけないなんて。」


「こんなにやる必要普通はないんだけどな。」


どんどん先へ進む。


「それ眩しい。光強すぎだよ。」


「はぐれなそうでいいじゃない。でもこれどこで買ったんですか?」


「ちょっと前に児童館の子達に作ってあげたんだよねその時余ったやつ。でも強くしすぎたかな?」


「これどこにしまうんでしょうね。明るすぎて困りそうですね。」


「…次行った時直すか。」


どんどん前に進む。


(何あれ、蛇じゃない。人?)


No.17は何かを見つけそこへ向かった。ガゼルとサキはライトの話で盛り上がっている。


(この形やっぱり人だ。)


「おーい、すいま…ん?あれ?うわぁぁぁぁ⁉︎」


意外!それは石像!人の形をした石がそこにあった。No.17は驚いて大声で叫んだ。


「あれ?あの子は?」


「あー!1人で勝手に動いてるぅ!」


2人はやっと気づいた。気づいた2人はNo.17の元へ駆け寄った。


「どうした?なんか出たか?」


「ひ、人だと思ったら人じゃなかったから驚いた。」


「これか?」


ガゼルとサキはNo.17の見た石像を見た


「あ、アリアじゃん。そっか石像にされたのか。だから連絡できなかったのか。」


「結構軽いですね。もっと驚かないんですか?」


「石像になったやつは何人も見てきたしこいつの強さもよく知ってるからな。で、大蛇の洞窟で石像になって発見。こんなことするやつはあいつしかいない。」


「い、一体どんなやつが…。」


「変態メデューサだ。」

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