第13話 人造人間みたいな感じだし

「えぇ、私ずっとこんなすごい人と…。あ、さっきまで馴れ馴れしく話してすいませんでした!」


「あはは、あれくらい全然いいよ。こっちも言うの遅くてごめんね。」


「でも本当にガゼルさんと知り合いなんですか?なんか戦士隊隊長と小さな店の主人がそんなすごい繋がりがあるとは思えないんですけど…」


「俺たち同級生だからな。学校の。」


「えぇえー⁉︎」


「いや私たちもっと深い関係でしょ。」


「深い関係?」

(まさかこの2人あーんなことやこーんなことをしてたりしたのかな…あわわわ)


サキの頭はショートした。


「顔赤いけど大丈夫?」


「だ、大丈夫です。」


「そう?じゃ私は帰るけどその子のお世話2人とも任せたよ。問題は無さそうだけど。なんかあったら私のとこに来てね。」


「わーったよ。じゃな。」


フランは店を出て行った。


「さーてーと、まずようこそ我が家へ。俺はガゼル。この店の主人だ。こっちはサキ、従業員。改めてよろしくな。」


No.17は頷いた。


「まず名前だよなぁ。呼びづらいしなんか人造人間みたいな感じだし。」


「なんかいい名前ですかね?なんか好きな言葉とかある?」


「…あそこにいた時の言葉は思い出したくない…。」


「…今度あそこに行くか。教会。」


「教会?何でですか?」


「死者の声を聞く事が出来るからな。こういうのは親に聞いた方がいい。面倒なやつに合わなければいいけど。」


「それなら早く行きましょ!」


「時間かかるから明日な。」


俺たちは明日教会へ向かうことにした。

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