水族館に行ったらトリハダザメという生き物が大好きな店員さんに会って熱く語られたよ
第十五話水族館に行ったらトリハダザメという生き物が大好きな店員さんに会って熱く語られたよ
遊んだあと行くことになったけど疲れすぎたら水族館まで持たないので遊ぶとしても少しだけにすることになった。
すると一人の子供が
「ねえねえ鬼ごっこしようよ……レンは判定係で」
「えーなんで私出来ないの!?」
「だってレン全力出すでしょ!速すぎてすぐ捕まるから私暇になるんだもん!」
「ならラウダはどうなんだよ!私の全力から逃げ切ったぞ!」
「ラウダは手加減できるからいいの!」
その時ミアが
「あれ、私はどうしたらいいの?」と言ったので私が
「一緒にやってもいいんじゃない?……でもそうしたらレンだけ……うーん」
「ならさ、私はみんなの目の保養になるような姿で応援係するからそしたらレン一人じゃないでしょ……ねえみんな私姿変えれるんだけど、どんな姿になって欲しい?」
ミアがそう聞くと子供たちが
「ちょーイケメンがいい!!!!」
「いやっイケメンよりかわいい生き物だろ!ヨリミチンアナゴとかさ!!」
「あれのどこがかわいいのよ!」
「はあーかわいいだろうがあのにょこにょこ出てきて歩くとことか」
「というかチンアナゴなのにどうして歩くのよあいつ」
「つーかイケメンよりチンアナゴよりゴリゴリマッチョでしょ!!」
「あなたたち全っ然わかってないかわいいならガジェットカメットリだけ!」
「いやいやイケメン……」
何度も子供たちが言い争っていたのでミアが
「なら全部なるから仲良くしよ……ね」
と言ったので
「はーい」と子供たちが言ったのだが子供たちがなんだかニヤニヤしていた。
まさかミアに自分たちのなって欲しい姿にさせるために喧嘩をしてるふうにしたのかな……まさかね
そして私たちは水族館に歩いて向かうことになった。
最初にミアが変身した姿はイヌコオロギという生き物だ……私は苦手な見た目だな
すると子供たちの話し声が聞こえた
「なあなあ成功だな!これで俺たちの好きな生き物全部の姿になってもらえるな!!」
「そうね!どんな感じになるのかが本当楽しみだわぁ」
「そうだな俺もだよ、やっぱりみんなで遊ぶのを楽しいし、あの三人がきてからもっと楽しくなった!!……やっぱ俺たちだけでずっといるのもいいけどそれだったら思いつかないものがあるって実感したよ!!」
子供たちがそんな会話をしているなかミアが忙しそうに次々に姿を変えていた……子供たちを止められなくてごめん!
レンは……そのままお馬さんごっこをされながら動いているのだが元の姿に戻らないのは子供たちを怖がらせないため……なんだろうな、やさしいところもあるじゃん。
そのやさしいと思った瞬間レンがこう言った
「なっなあラウダさすがにこの状態だと動きづらいから……おいお前たち次はラウダがお馬さんごっこしてくれるってよ」
やさしいと思った私の気持ちを返して欲しいと少しだけ思ってしまった。
すると子供たちが
「わーい、ありがとうラウダぁぁ」
と言いながら走ってきた。
「待って待って身体が潰れるからぁぁ」
そうして六人ぐらいが背中に乗った……おっもい……あれこれってもしかして水族館に着くまでとかじゃないよね!?……でも子供たちを悲しませたくないから……頑張るしかない!
六分後
「もうラウダここで倒してたら危ないよ」
「はあ、はあ、だっだって子供の相手するのがこんなに疲れるなんて……そう考えたら子供の相手をする仕事の人すごいのね。でもさ、なんで一人であの人数なんだろうね絶対無理じゃん一人三十人とかさ……もう愚痴るのはやめるよ本当はもっともっともっといろいろ愚痴りたいけどそしたら止まらないから」
そして私たちは水族館に着いた
「入場の前売りチケットはお持ちですか? 今イベント中で特典などがございますが……」
私たちはそう聴かれたので正直にこう言った。
「持ってないです」と私たちが言うと店員さんが早口でこう言った。
「でしたら一日入場券を買われますか?……これにも特典はありますよ! その特典はトリハダザメのキーホルダーです! 体はペンギン、頭がサメになったような見た目なんですよそれでペタペタ歩いていて振り向いたらあんな強面な顔なんですよそのギャップが本当にさいこううへへ……じゅるり……ああ失礼しました。それでその姿の理由としてはペンギンを主食とするようになってから見た目で怪しまれないように真似たからだそうです。そして身体がペンギンなので陸でも狩りができるようになり、さらに水の中でも早く、泳いでいる姿はまるで人魚のような美しさ……それでいて他のサメのように動きを止められても死ななくなっていて……シャチまで食べちゃうですよ! 水族館の中に入ったらすぐ大きな水槽があるはずです。その中にトリハダザメが泳いでいます。あとあと他にもペンギンコーナーのところにもいます!たまにペンギン食べてるところも見られるのでおすすめですよ!
グロテスクと言われるかもしれませんがこれが自然なのですから……私たちも同じことをやってるから映像で見るより自分の目で見た方が食べることへの感謝が強まると思うんです……なので、絶対行ってから見てください後悔はしないはずです!!…………はっ! ごっごめんなさい熱くなってしまいました。私的には前売りチケットの特典のヨイデハナイカとアーレイのキーホルダーセットよりこの一日入場券の特典のトリハダザメのキーホルダーを強く強くおすすめします!!……はっ! また私はうぅ、恥ずかしい……こうならないように頑張っていつもおさえ……てないよ! ああもう…………一日入場券は千四百三十ゴールドです。
一日入場券は一枚で四名様までなら無料ですのでお得ですよ!」
この人がそのトリハダザメがもうこれ以上ないほど好きっていうのは分かった。
そして私たちはその一日入場券を五枚ほど買った。
隣にいたミアは変身しすぎてヘトヘトになっていた。
そして中に入ってすぐに店員さんが言っていた大きな水槽があった。
その横で何人かの人がいたのだがその人たちが持っているものは……スマホだった。
そうだよね……ここ異界の扉から近いし今扉が開いて行き来が自由だからかな地球の人がたくさん来てるな
子供たちは……全く驚いてないな、すごいな……もしかして見たことがあるのかな?
まあ今はいろいろ見てまわろうかな
そして周りを見たら……私一人でした。
みんな先に行っちゃったのか! せめて先行くよとか言って欲しかったんだけど!
またまわるついでに探すとしようかな
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