第5話 大人の合唱団
今週月曜日から、前からずっと気になっていた合唱団に入りました。とてもラッキーなことに、この合唱団が練習に使う会場が、家から徒歩五分のところなんです。
この合唱団の小粋なところはですね、選曲がインディーロック中心なんです。
YouTubeのリンク貼っておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=VcWGEus-YVc
↑こんな感じの雰囲気です。あの中に私はいませんよ。まだ参加したばっかりなんで。将来的には私も参加している動画のリンクを貼って「かしこまりこを探せ」的なことをやったら楽しいかなとか思っています。え? いらない?
「誰だって歌える」という信念のもと、オーディションはなし。ソロパートもありません。週一回のペースで練習をして、年度末にコンサートがあります。
コンサート会場が、メルボルンではちょっと名の知れたいいところだったりするところも小粋です。
メンバーが約三百人の合唱団で、コンサート会場は三千人くらいのところです。チケットはメンバーに先行発売され、それだけで毎回完売するらしいので、いいビジネスモデルだなと思います(このあたりは前のエッセイでもチラッと書きました)。
さて、初めて参加してみて……た、楽しかった〜。もともと歌うのは大好きなのですが、合唱って、鼻歌やカラオケとは全く違う体験ですね。約百五十人の声がハモった時の感動といったら、胸が震えました(メンバー全員で三百人ですが、月・水で二つのグループに別れて練習しています)。
合唱って、ものすごく健康に良いそうですね。最後にちゃんと合唱したのなんて、高校生の頃以来ですが、今回歌ってみて、心身が癒されるというより、その土台の魂から癒される感じがしました。これから毎週、新しい楽しみが増えました♡
ワンコのキャスパーは日々やんちゃになり、息子のサッカーボールやら私の靴下やら、順調に噛み殺してます(涙)。夜中に起こされるので睡眠不足気味です。でも、かーわいいーんだよなぁ、これが!
キャスパーといると、子ども達がまだ一、二歳だった頃を思い出します。
私がどこへ行ってもついてくる。トイレにまでついてくる。料理していると足元にピッタリ寄ってくるので料理がしづらい。なんでも口に入れたがる。「これだけは口に入れんでくれ」ってやつに限って入れる。ウンコとか。鳥の死骸とか。
床に物を置いていると、誤飲したりボロボロにされる危険性大なので、届かないところに置いておく。「届かないところ」と思ってたところに届いたりするので、「置いておく」位置が少しずつ上がっていく。
寝顔が天使のようにかわいい。ちょこんとお座りしているところとか、仰向けになって「撫でて」と甘えてくるところとか、た、たまらん。スマホの写真が今やキャスパーだらけなのも、夫との話題が「キャスパーがかわいい」ことに専ら集中しているのも、子ども達が小さかった頃と似てます。
正直、自分が犬を家族の一員のようにかわがれるのか、懐疑的だったんですよ。犬好きの人の犬に対する情熱を目の当たりにするにつけ、「私はそこまで……」と思っていました。毎日散歩とかめんどくさそうだし、家具や衣類を噛まれるのもやだし、室内でオシッコ漏らされても「かわいい」なんて思えるのかなぁと、ちょっと不安でした。
実際に飼ってみて、「ウチの子」って、こんなにかわいいもんかと驚いています。人間の心理とは、実に興味深いです。
蛇足:インディーロックって、ジャンルの名前なので、メジャーなアーティストがリリースしても、インディーロックなんですよね……ってことに、つい最近気づきました(笑)
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