第3話 ツラツラ小ネタ

 朝起きて一番に、胸中に浮かんだことをそのまま書いていく……という瞑想の方法があるそうです(人にチラッと聞いた話なので、詳細は知らないのですが)。


 小説を書くのにも応用できそうなメソッドだなーと思います。アイディアに詰まってるときや、執筆の波に乗れないときなど。


 いつか試そうと思ってまだ試してなかったんですが、今まさに、このエッセイで試しています。


 エッセイは朝起きてすぐに書くときが多いんですが、今日起き抜けに「ネタなににしよっかな〜」と数分考えた末に、「あ、あの瞑想メソッドに習って、思いつくままツラツラ書いてみようかな」と書き始めました。


 今日の夕方、仔犬に会いに行きます。もしかしたら、そのまま預かってくることになるかもしれません。そうなったら来週のエッセイに書きますね。


 先週末はイースターで連休でした。娘のお友達(11歳女子)と息子のお友達(8歳男子・双子)が姉弟なのですが、その一家とフィリップ島というところで二泊してきました。


 ちょうど、その一家が仔犬をもらってきたばかりで、犬と遊んできました。人懐っこくて性格のいい雌犬で、私たち家族もあちらの家族もメロメロでした。11歳の女の子二人が、とっても辛抱強く面倒をみていて微笑ましかったです。


 仔犬をもらうとなると、生活が一変すると思うのですが、いい予行演習になりました。


 娘と仲のいいクラスメイトの二人が、最近付き合うようになったらしいんですが、なんせまだ11歳。デートなどはしてないそうです。小学生で付き合うってどういうことなんでしょうね〜。娘に聞いてみても、ぶっきらぼうに「さあ、知らない」って言われるのでよくわかりません。


 そのカップルの男子から、「僕たちが主人公のお話を書いて」と娘がたのまれたそうなんですよ(笑)。誰に似たのか、娘もお話を書くのが好きで、学校の課題などで嬉々として書いているのですが、クラスの中では上手だと思われているらしいです。


 お友達から執筆依頼をされて喜んだ娘は、壮大なファンタジーを書いているようです。


 うっかり「どんなお話?」なんて聞こうものなら「主人公は孤児として育つんだけど、実はお母さんが女王で……。ヒロインには、生き別れの妹がいたんだけど、最初は姉妹って知らずに会って、妹が殺されちゃって、そこで初めて気づくんだけど……」などなど、延々と語られます。


「僕たちが主人公のお話を書いて」と言ってきた男の子、なかなか粋なことするなぁって思います。彼女と二人で読むんですよね、きっと。ふふふ。


「食堂『まどか』のふつうのご飯」の三作目、今連載中ですが、そちらも読んでくださっているみなさま、ありがとうございます(深々〜)。


 小説を連載中は、スマホが気になって仕方がないです♡ 応援マークやコメントを拝見するたびにうれしくて、私の方からも読者さんに心中でハートを飛ばしてます♡♡♡ え? いらない?


 今日で三作目の八話目ですが、あと五話あります。引き続きよろしくお願いします。


 今日は思いつくままツラツラと書いてみました。書き始めると、いろいろ思いつくものですねぇ。向田邦子さんのエッセイ「父の詫び状」の一節を思い出しました。


「思い出というのはねずみ花火のようなもので、いったん火をつけると、不意に足許で小さく火を吹き上げ、思いもかけないところへ飛んでいって爆ぜ、人をびっくりさせる」


 ぼんやりとしか覚えてなかったのですが、ググったら出てきましたよ。Google、すごいな。そしてさすが向田邦子さん、すばらしい文章です。


 ねずみ花火のようにあちこち飛びましたけれども、なかなかおもしろい試みでした。またやろうかなと思います。それではこのへんで。


  

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