第31話一瞬ヤンデレ
「あはは!ごめんね!困らせようとしただけー!」
「エーヴァさん結構本当っぽい感じだから、気を付けなよ。」
アイラトがまたニコニコしているが、今も目が笑っていなかった。
「あのさ、別れるまでは待つから安心してー」
殺すっていう視線だ。私も受けたことある!ルテナ君が止めなかったら私も危なかったのでは…。
「ルテナ君この魔族ヤバいよ。」
「知ってる。」
「僕の前でイチャイチャしないでね。たとえ副作用で死にかけても殺すから。僕では駄目なの分かってるけど、料理とかも僕以外が作ったもの食べさせないでよー。」
もうこの魔族鈍感だし、怖いし逃げたくなってきた。
「それくらいは別にいいでしょ。こういうの美味しいねー!って一緒に食べ歩きしたりとか、たまにお洒落なお店とかに入って楽しんだりとかすればいいと思うけど。」
ルテナ君の言葉にアイラトは嫌そうな顔をして話始める。
「エーヴァに違う人の要素が入るんでしょ?それは嫌だなあ。それか目隠しした状態で手枷を付けたまま、僕が食べさせるのなら良いけど…」
それお店の内装全く見れないのでは…?私が言ったら何をされるか分からないので静かに聞いておく。というかアイラト私の名前覚えてたんだ。全く呼ばれないから知らなかった。
「うわ。この魔族愛重すぎ」
ルテナ君がドン引きし始めている。
「冗談だって、僕がそんなことするように見える?」
「「見える」」
「そこは見えないって言ってほしかったよ。本当にしないよ⁉しないからね⁉僕別に嫌われたくないし!!」
焦りながらしないと言ってくるアイラトに、するだろ。という視線を向ける二人だった。
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