第18話七日目
「おお?今日は少し嫌そうな顔してるだけになってる。」
エーヴァの苦しそうな表情が少しずつ柔らかくなっていく。それだけでもアイラトは安心出来た。
「起きるのが楽しみかも。」
アイラトは少しずつ、敵への恐怖心が消えてきている事実に喜びを感じながらも、敵が来ていないか警戒する。
「今日は全然来ないけどなんだろう。安全なら休み放題なのに」
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「何…?二回程掴めようとしたが失敗し、全滅で死体もないだと?」
「貴族様、その、場所を知っているものが殆ど死んでしまい、行っていない者達は恐怖で自分たちに忘却魔法をかけてしまいました。」
貴族様と呼ばれた者は驚いた。
「成功者は稀で国を滅ぼせるような力の持ち主だ。国内でも6人しかいなかったんだぞ…。」
「そのうちの3人は暴走が止めることが出来ず、殺しましたよね。この国が回復するまで時間がかかり過ぎているので、これ以上は無理でしょう。」
部下にそう言われた貴族はため息をして探索するのをやめることにしたのだった。
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