第13話 二日目

「まだ寝てる⁉」

アイラトは困惑しながらも、体を洗いに行った。

「起きて体が臭かったら嫌だよな…。それに起きる前に僕、手を出さないよね?耐えれるかな…。」

アイラトは全力で自分の理性を保ちながら、アイラトは今日も毛布を譲って、少しモヤモヤとした感情で話しかけた。

「あと何日眠るのか分からないけどさー。そろそろ寒いから、起きたら毛布眠っていた日の回数、連続で没収するよ?」

エーヴァは昨日より少し表情が明るくなっているように見える。

副作用だから苦しい夢を見ているのだろうか、と思いつつアイラトも眠りについた。

『定期的な副作用が発生します』

その声が聞こえたとたんに、心臓に痛みがはしる。

「うっ…ゔぅ…。あああああああ!」

痛…!大きな声で叫んでしまった為、エーヴァが起きていないかアイラトは確認する。

「ご、ごめん…。まさか、被るなんて…。」

逃走して、この教会に来ても副作用が現れ、自分達を苦しめる。

アイラトは副作用と自分達を実験した人物達を恨みながら、意識がなくなっていった。

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