第8話 言い合いする仲
「はあ!?毛布で眠るのは僕でしょ。だってこの教会見つけたの僕なんだけど!」
「だけど毛布見つけたのは私!」
二人は喧嘩し続けていた。
「じゃあ、一緒に寝てあげましょうかー?w寒さで凍えないように毛布の端だけでも貸そうか?w」
「それ殆ど入れてないよね?」
毛布に入りたいからといってアイラトの近くに行くのは危険な気がする。
毒を入れられるだろう。絶対に嫌だ。
「なら、できないようにすればいいか」
「は?」
ごめんねー?少しの間だけだからーw
「よしっ!」
「何で縛るんだよ…⁉」
これで毒が入れにくいはず。もう少し縛った方がいいかな?
「ほら私が毛布取るねー!」
「あ。凍えないように毛布の端だけでも貸そうか?」
「あんた絶対副作用無くなったら殺す…」
私はそのまま毛布に入って眠り、アイラトは毛布の端に置いておいた。
アイラトは私が寝る前も暴れていたがすぐに諦めたのか動かなくなった。
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「ぐっ…うう…。痛い…。痛い…。何で逃げようと暴れただけで…。ごめんなさい…。ごめんなさい…。助けて…死にたくない…死にたくない…。」
『副作用が定期的に来るようになりました。』
「え?ま、待って…もうしません!もうしませんから!嫌だ…ごめんなさい…!」
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