第21話 びょーーん

「前向きなジンクスだね」


一が小さく笑う。


「そうです!私は貴重なジンクス持ちなのです。

 毎日家にみかんが届きます」


蜜柑が笑う。


「ってことで、これを蜜柑ちゃんにプレゼント!」


葉月がそう言って入部届を渡す。


「いりません!」


「え?」


蜜柑の言葉に葉月は驚く。


「なぜなら!入部届は葉月先輩の胸にありますから!」


葉月はそっと胸に手を当てる。


「ホントだ!!!」


葉月は驚く。


「えっへん!」


蜜柑が胸を張る。


「蜜柑ちゃんはベースを聴かせて!」


「はい!」


蜜柑がベースをセットして音を奏でる。


その音は心地よく響き。

優しく周りの生徒達の心を魅了した。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る