第3話 歩き疲れて深呼吸したカツサンド
ゆっくりとしていてあっという間の授業。
みさきは、ぼーっと空を見る。
「昼休みだよ?
ご飯食べないの?
一緒に購買行く?」
一はみさきに尋ねる。
「お弁当持ってきましたのでお構いなく」
「そっか」
一は小さく頷くとその場から離れ購買部に向かう。
「転入生とは仲良くなれたか?」
護るがニコニコスマイルでそういった。
「別に……多分向こうは僕と仲良くはなりたくないと思う」
「そうなのか?」
「うん」
「なんでそう思うんだ?」
「なんかツンケンされてる」
「そっか?気のせいじゃないのか?」
「どだろね」
一は小さく笑う。
「仲良く行こうぜ!あの子、結構かわいいじゃないか」
「顔で仲良くなりたくなる訳じゃないよ」
「まぁ、そうだわな」
護はそう言ってカツサンドを買い一は、焼きそばパンを買った。
「うん」」
「ってかお前はそれで腹が膨れるのか?」
「うん、逆に護はお弁当持ってきてるよね?」
「カツサンドは別腹なのさ」
そういって護はケラケラと笑った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます