第2話
あなたと会えた4日間は、どれも大切で忘れられない時間でしたが、やはり1番記憶に残っているのは最後に会った日のことです。一緒にアイスを食べ、コンビニに車を停めて他愛のない話をしました。楽しくなったふたりは車から降り、人気のない深夜のコンビニの駐車場を走り回り、あなたは私をおぶってくれました。強く抱きしめたくなる気持ちを我慢し、私は「普通」に振る舞うようにしていました。今日で会うのが最後だからと、あなたは何度も私を抱きしめ、手を握り、感謝の気持ちを伝えてくれました。
私はあなたとの関係性をなんという言葉で表せばいいのか、何度も考えました。あなたに対して「なんでも話せる、親しい友達」ではおさまりきらない、愛情と少しの母性が芽生えている気がします。
私の本当の気持ちは、あなたと「恋人同士」になりたいということです。
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