第23話 不穏な……。

908:元地球人

【悲報】

学園の大多数に婚約がバレた件


909:名無しの地球人

お、おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!

中々こないと思ったら遂に来たああああああああああああああああ!!


910:名無しの地球人

最高だあああああああああああああああああああふぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!


911:名無しの地球人

純愛しか勝たんッッ!!

純愛が至高なりッッ!!


912:名無しの地球人

イッチのやらかし供給……ありがとうございますありがとうございますありがとうございます!!


913:名無しの地球人

このスレ遂に皆んな頭おかしくなってて草

まあ面白いから良いけどww


914:名無しの地球人

イッチ、昨日はあれからどうだったん?

何かやらかしたんやろ?


915:名無しの地球人

wwwwwもはや断言wwwww

まぁでもイッチのことだから何もしてないわけ無いよな


916:元地球人

……本当に言わないといけないんか??


917:名無しの地球人

!?!?!?!?!?


918:名無しの地球人

あ、あのイッチが渋るだと……!?


919:名無しの地球人

つまり確定で全校生徒にバレたこと以上のやらかし……!?


920:名無しの地球人

確定演出きたあああああああああああああああああああああ!!


921:名無しの地球人

早く言うんだイッチ!

じゃないと誰も助けてくれないぞ!!


922:元地球人

ワイ氏、レティシアとララ様とキスした


923:名無しの地球人

は???????


924:名無しの地球人

ひ???????


925:名無しの地球人

ふぇ??????


926:名無しの地球人

ごめんイッチ

全く状況が理解できん


927:名無しの地球人

詳しい情報くれ

じゃないとイッチを処刑にできんやん


928:元地球人

昨日の夜に国王陛下とララ様とレティシアと夜ご飯を食べることになったんや

それで皆んな超高級なワインを涼しい顔で飲んでたから対抗して飲んで、皆んなが酔う頃には、ワイだけ記憶が混濁するくらいに酔ってた

それで酔ったレティシアが『ぎゅーして』って言ってきたから速攻抱き締めるやん?

テンションバグり散らかしたワイはレティシアに『あなたって言ってキスして』なんて狂ったことを言って、同じくテンションバグり中のレティシアも素直に従ってキスしてくれた

その後で俺達の様子を見てたララ様がキスしてきた

ファーストキスだったらしい


929:名無しの地球人

…………??


930:名無しの地球人

え、終わり?


931:名無しの地球人

はい??


932:名無しの地球人

うん、分からん

分からんから取り敢えずギルティーで


933:名無しの地球人

マジでそれなww

意味不明すぎるwwww

まぁ処刑なのは変わらないけど


934:名無しの地球人

そもそも何で一緒に御飯食べることになったのかからワイは分からん

ただイッチが死刑なのは分かる


935:名無しの地球人

ほんとそれ

そもそもあんな修羅場からどうやって仲良く夜ご飯を食べれるまでに至ったのかが謎

エロ漫画みたく洗脳でもしたか??


936:元地球人

>>934

それはワイも分からん

必死にレティシアを説得したら何か流れでこうなった


937:名無しの地球人

イッチは結局ララ様と結婚することになったん?

流石にファーストキス奪ったなら責任取らないとただのゴミ人間やで?


938:名無しの地球人

あーイッチがハーレムかぁ……うん、ちっとも羨ましくないな

地雷の上でタップダンスしてるようにしか思えん


939:名無しの地球人

おめでとうイッチ

死なないように頑張ってね


940:名無しの地球人

別にハーレムでもいいけど、レティシアちゃんを悲しませたら死刑じゃすまないぞ

ワイらが包丁構えて見ているからな??


941:名無しの地球人

>>940

チェンソーも追加で


942:名無しの地球人

>>940

ショットガンも追加な


943:名無しの地球人

>>940

大型トラックも追加するで


944:元地球人

皆んな殺意高すぎんか?

勿論ワイはレティシアは幸せにするつもりや

絶対に見捨てたりしない


945:名無しの地球人

その覚悟があればワイらが言うことはない

あと普通に超絶美少女とのキスとか羨ましいので一回くらい痛い目見てください


946:名無しの地球人

>>945

激しく同意するで

ワイらが血涙を流してるのに、イッチは何も流してないのは不公平過ぎる


947:名無しの地球人

イッチ……お前のことは忘れないからな


948:元地球人

助けてくれないんか……?


949:名無しの地球人

うん


950:名無しの地球人

うん


951:名無しの地球人

当たり前


952:元地球人

チクショおおおおおおおおお!!!!

おまいら全員あとで覚えとけ!!!!!

皆んなまとm


953:名無しの地球人

…………あれ?


954:名無しの地球人

不穏な終わり方だなオイ!?

何があったんだよ!?


955:名無しの地球人

え、何か怖いんだけど……









 ———な、何が起きてるんだ……?



「…………何をしているのですか? 殿下、セノンドール??」

「たかが人間風情がボクの契約者君にいきなり攻撃するなんて……どうなっているのかな?」


 レティシアとヘカテーが俺を庇うように前に立って、前方で魔法を滞空させる王子殿下とセノンドールを睨む。

 少し離れた所に、数メートルのクレーターが出来ていた。


 俺はあまりに突然のことで、驚愕にスマホを落として固まる。


 え……今攻撃された……?

 俺が、王子殿下とセノンドールに??

 

 俺が混乱を極めていると……どこか昨日と様子の違う王子殿下が俺を庇うレティシアに冷たく言い放つ。

 

「———そこを退けろ、レティシア。ソイツは殺さなければならない」

「絶対にさせません。彼は私の愛しの婚約者です。……セノンドールも一体何をしているのかしら?」

「……そこの悪魔を殺すのですよ。退けるのは貴女の方です、レティシア。仮にじゃまをすると言うなら———貴女を先に殺す」


 そう言った黒い魔力を纏う2人は、好きなはずのレティシアに殺気をぶつけ———本気で魔法を撃ってきた。


「う、嘘だろ!?」

「レティシア諸共死ね———アルト・バーサク」


 王子殿下の極大の炎が、セノンドールの生み出した竜巻によって更に巨大化し、炎蠢く嵐となって俺達に迫る。


「こ、これは……と、止められない……っ」


 レティシアが抵抗もせずに呆然と、魔法競技場の砂を巻き上げて目の前に迫る数十メートル以上ある炎嵐を眺める。

 更に炎嵐は、他の生徒などお構い無しに巻き込んでいく。


「ぁぁああああああああああああ!?!?」

「た、助けてええええええええッ!!」

「い、いや……し、死にたくない……ッ!!」


 王子殿下とセノンドールの様子がおかしいことに気付いたらしい生徒達だったが、精霊王と最上級精霊の合体魔法になす術なく呑み込まれる。

 そんな光景に俺は……覚悟を決める。



「———やるぞ……ヘカテーッッ!!」

「あいあいさー」



 ああ……クソッ!!

 全部俺の自業自得なんだよな……!

 なら———自分の尻くらいは自分で拭いてやるよ!!


「ヘカテー、お前はレティシアを頼む!」

「あ、アルト!?」

「はいはーい」


 俺はヘカテーにレティシアを守らせると———。




「———【闇のコート】おおおおおおおおおおおおおお!!」




 魔法を唱えて全身に黒より濃い漆黒のコートを纏い———炎嵐へと突っ込んだ。



—————————————————————————

 次回、今作初の戦闘!!


 ここまで読んで下さり、ありがとうございます!!


 モチベで執筆スピード変わるので、続きが読みたいと思って下さったら、是非☆☆☆とフォロー宜しくお願いします! 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る