第12回 ファンタジーにおける文明の発展についての一考察
今回は時の流れというものを考えてみよう。
ファンタジー世界に待つ未来は明るいものなのか?
諸君はファンタジー世界での時間の経過と文明の発展について違和感を感じた事はないだろうか?
何に?だってそりゃ勿論退化や停滞する事についてだ。
数百年から数千年って時間が飛んでの変化とよく聞く話だな。
さてと、実際に文明の発展を覗いてみようか…
・停滞の可能性について
ファンタジー世界と比較するという事で地球の中世ヨーロッパで見ていくとしよう。
まずは基準となる中世ヨーロッパの期間だが大体500年から1500年…おや?もしかして数百年なら文明の停滞はあり得るのかもしれないな。
ふむ、情報を見てみると中世の中にも前期(500~1000)、盛期(1000~1300)、後期(1300~1500)と三分割できるようだ。
争乱だの何だのと目まぐるしく動いた訳じゃなくゆっくりと変化していったんだな、少々勘違いをしていた節があった。
文明の停滞というのは数百年単位ならあり得るという結論を出しても問題無さそうだ…
しかし技術的な進歩の発生による急速発展の可能性は残されている。
まあ、どの様な未来が待っていようが基本的に日々進歩する事は間違いないであろう。
そう、進歩するのだ!しかしファンタジー世界では何故か退化する事がある!
・なぜ退化する?
なぜ文明が逆行したのか?人類史で文明が逆行するなどというとんでもない話を…聞いたことないよな?ちょっと断言するのが怖くなったが断言してみよう!
原始時代から人の歴史は着実に進化し続け再び前時代的な生活を余儀なくされあたかもその生活が普通であり当たり前な慣性で語られる事など一切ないはずだ!
少なくとも逆行する前の進歩していた歴史に戻ろうとするだろう…
もしその様な事態に陥るとすれば過去は歴史から抹消され痕跡すら残らない全世界規模での滅亡を起こした事になる。
その様な事があるなら人々の記憶に深く刻まれ語り継がれるに決まっている。あと数千年経っても絶対世界にヤバい影響残ってるだろ?放射能とかさ…
我々人類史が未だに記録残ってても数千年のレベルなので万単位にされるとちょっと困るが少なくともその様な文明の退化は起きない気がする。退化しても一時的ですぐに復興しそう。
・結論として
停滞は数百年単位ならあり得るがギリギリラインである。
退化は数千年単位でも厳しい、何か崩壊の痕跡がないとあり得ないと思われる。
万単位で飛んだらもう未知の領域である。
え?未来がどうなってるかなんて分かるわけ無いって?それもそうだ!だが過去から学べることは多分にある!それを忘れてはいけないぞ。
後書き
K:外敵やらそこいらは可能性に含まないの?
A:人の歴史は戦いとエロスの歴史、戦争やら紛争やら内戦があろうと前に進んできた、ならば外敵など些末な問題だろ?
K:エロスについて触れてないけど…
A:流石に人間の欲求が滅ぶことは無いだろ?だから書かん
K:本音は?
A:全年齢だ言わせるな!
K:でもロストテクノロジー…
A:あーもう!ありますぅ!退化はありますぅ!でも歴史には残りますぅ!
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