第9話 断罪【残酷描写強】

*注意

ちょっと最後の方残酷描写強め。ここから先はNTRに強い恨みを持ち、かつ覚悟のある方のみ読み進んでください。



・・・先日の土曜日・・・

翼「そういえば、お前は二番目だから副会長だな。」


 副会長。その言葉に興奮せずにはいられない。俺は漫画の主人公より、その右腕のキャラに憧れるタイプである。自分が副会長としてのかっこいい姿を妄想していると、翼は奥からある物を取ってきた。それは翼が付けていた般若のお面。だがその色があの純粋な白ではなく、になっている。


釖「赤い般若?」

翼「副会長には面を与えることにしているんだ。これは赤般若あかはんにゃ。そしてお前に赤鬼の名を与える。」

釖「赤鬼、、、」


 俺はそのお面を見つめた。真っ赤に塗られているからだろうか、翼のものよりも純粋なを感じる。俺はしばらくそのお面を眺めた後、お面を付けた。


翼「似合ってんじゃあねえか。お前には赤がいいと思ってたんだ!これからよろしくな、。」

釖「、、、ああ、任せとけ。」


・・・・・・

[作者に行為中の描写を書く能力はないので自主規制]


葵「ふう、、、何発出した?」

裕「、、、二発ですね。」

葵「ちょっと早くない?早漏ってやつ?まあいいや、そろそろ来る頃かな?てか、飲み物買ってくるにしては遅くない?」

裕「そうですね、、、」


コンコンコン


葵「あ!来たかも。鍵かけてないから入ってきていいよー!!」


コンコンコン


葵「あれ?ここってオートロックだっけ?なんで入ってこないんだろ?」

裕「俺が見てきますよ。」


・・・


裕「あれ?やっぱり鍵かかってないよな?なんでだろ。」


ガチャ


裕「なんで鍵開いてるに入って、、、、は?」

葵「ん?どしたのー?」

裕「お、お、鬼が、、、」


 鳩が豆鉄砲喰らったみたいな顔しやがって。まあ無理もない。だってこの男の目の前には二体の鬼がいるのだから。


葵「鬼?鬼ってなによ。もしかして鬼みたいにいかついってこと?!」


 俺達は全裸の男を通り抜け、部屋に入った。


葵「、、、、え?なにどゆこと?なんでホントに鬼が、、、しかも二体も、、、」

赤「よお、ギャル女。」


 ギャル女。葵とは言いたくないので言い換えたが、正直これくらいしか思いつかない。だがこの女には十分だ。


葵「その声、じゃん。何してんの?コスプレ?じゃあ隣にいる人は友達の人?てか、ギャル女って何よ、ちゃんと名前教えたでしょ。」


 とうくん。ホテルに来る途中に名前を教えたら勝手に付けられた。その名前を言われるとむず痒くなる。それはそうと、この女はまだこの状況を理解できていないようだ。しっかり教えてやらねえと。


赤「じゃあなぜ俺達がコスプレしてるかわかるか?」

葵「なにそれ、なんかちょっと怖いよ。えっとお、コスプレセックス?」

赤「そうか、、、じゃあ教えてやるよ。」


 俺は女の顔面をバールで思い切り殴った。部屋全体に鈍い音が響く。女はベッドから吹き飛ばされ、床に落ちる。女の頬から血が流れている。


裕「葵さん!!お前ら何やって、、、」

赤「白鬼、そのクズ男を頼む。」

白「了解。」

 

 俺が言うと、白鬼は裕太、男の顔面をバットで殴った。俺が女を殴ったときよりも大きい鈍い音が響く。男は近くの壁まで飛ばされ、壁に衝突した。


裕「うぅ、、、痛ってえ。一体どうなって、、、」

赤「白鬼のバットを受けて意識があるのは大したもんだ。だが、気を失ってたほうが楽だったかもな。」

裕「お前ら、、、、一体、何なん、、だ。」


 何か、その答えは一つだ。


赤「俺達は『NTR断罪委員会』。俺達は今日、お前らを断罪しに来た。」

裕「NTR?断罪?俺達がいつそんなこと、、、」


 自分の罪にすら気づいてないのか、、、心底呆れる。


赤「お前には彼女がいたよな?彼女のことをどう思ってる?」

裕「彼女って、、鈴風のことか?あいつがなんなんだよ。」

赤「なぜ別れた?」

裕「そりゃ葵さんに出会ったからな。正直、あいつとは長いこと付き合ってたがその気一つ見せやしねえ。この前だって、せっかくホテル誘ってやったのに、それをあいつは断りやがった。あんな股の硬い女、捨てられて当然、、、」

赤「はあ?なんだそれ、ふざけんじゃねえ。なに自分が被害者みたいに話してやがる。」


 俺の頭には、ある記憶が蘇ってきた。


「こういうのBSSって言うんだっけ?」

 

 そうだ、こいつはあのチャラ男と同類。自分を被害者みたいに語りやがり、本当の被害者のことを一切考えない自己中人間。


赤「お前は加害者だ!何があっても被害者になることは決してない。自分の罪を自覚しろクズ男!!!」


 俺はバールを男の金的めがけて振り下ろした。


グシャリ


裕「ぐああああああああああああああああああああ」


 金的が潰れる音とともに、男、いやこの際男とも呼べるか怪しいが、こいつはあまりの痛みにうめき声を上げた。


裕「あ、あぁ、、、、、」


 あまりの痛み故か、こいつは気を失うように床に倒れた。それとほぼ同じタイミングで、


葵「やめて!やだ!やだ!いやああああああ」


 女の声の悲鳴が聞こえてきた。見ると倒れて身動きが取れない女の腹に、白鬼のバットが突き立てられている。ちょうど女性のがある辺りに、、、


白「やめるわけないだろ。お前のせいで一人の女の子の心がNTRによって傷つけられた。そんなことはあってはならない。だ!」


 次の瞬間、白鬼は突き立てていたバットを回転しながら女の腹にめり込ませた。


葵「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いやめてやめてやめてあ"あ"、、、」


 女のまたから何かが、赤子が生まれるように出てきた。子宮である。あまりにも生々しく、見ていると吐き気がするくらいには刺激が強かった。女はあまりの痛みからか、気を失っていた。


白「ふう、、断罪完了!そっちも終わったようだな。」

赤「ああ。しかし凄いな。脱子宮って外からできるものなのか?」

白「けっこうコツがいるんだ。飯にしたメスの熊を使って何度も練習したよ。ただ人間相手は初めてだがな!」

赤「そ、そうか、、、」

 

 俺は若干翼に引きつつも、部屋を見渡した。飛び散った血などで地獄絵図である。まあ色々あったが、、


赤「これで断罪完了ってことだよな?」

白「ああ、おつかれ。」


 こうして俺の、初断罪?なんだそれ、まあ俺の初仕事は幕を閉じた。



ーーーあとがきーーー

 これを読んでいる殆どの方は、この話を最後まで見た勇者でしょう。お疲れ様でした。私が言うのもなんですが、今回の話はかなり残酷だと思います。


 何度も言ってますが、この作品は私の完全自己満足作品です。なのでこれを書いたことに後悔はしてません。これを見て、流石についていけないという方はここで読むことをおやめください。それでも応援していただける方は、こんな作品をこれからもよろしくお願いします。

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